月夜に提灯!続きにはどんな言葉がくる?同じ意味のことわざも!
「月夜に提灯」
要らないものにたいしてこんな言い方をすることがあります。
月夜に提灯なんて、何だか風情のあることわざですよね。
(^^
なんとなく、
「明るいから提灯は必要ないよね。」
なんてニュアンスは感じとれますが、
実際にはどんな場合に使ったらいいのでしょうか。
また、「月夜に提灯」には続きがあるようです。
いったい、どんな話なのでしょうか。
ということで!
今回はこのことわざの意味や使い方についてまとめました。
由来や語源なども併せてみていきましょう!
ついでに、同じ意味で使う類似したことわざですがたくさんあるようなので、どんなものがあるのかについても紹介します。
目次
月夜に提灯の意味
まずは、このことわざの基本的な意味からみてみましょう。
- 月夜に提灯の意味
必要ないもの。
邪魔なもの。
役に立たないもの。
おおぅ。。。
役立たず3ヒットコンボですね。
月夜というのは月が煌々と光っていて十分に明るいもの。
なので、提灯を点ける意味がありません。
このことから転じて役に立たないどころか、邪魔になってしまうものや、その状況を指して「月夜に提灯」というようになりました。
月夜に提灯の続きについて
実は「月夜に提灯」には続きがあります。
月夜に提灯夏火鉢
「夏火鉢」が追加されましたね!
「月夜に提灯」というのは月の明るい夜に提灯は必要ないという意味でしたよね。
そして「夏火鉢」というのは夏の暑い時期に使う火鉢のことです。
夏は暑いので暖房器具である火鉢は必要ありません。
ダブルでまったくもって要らないものですよね!
ということで、これは同じ意味合いのものを重ねて言うことで強調している言葉となります。
また、「月夜に提灯」の続きを調べてみると、
月夜に提灯も外聞
というのも出てきますよ。
「続きってこっちなんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、
「月夜に提灯も外聞」
というのは「月夜に提灯」の反対語というか、
「月夜に提灯」を受けて、その反論の意味のあることわざなのです。
意味合いとしては、
を言っています。
Sponsored Link
同じ意味のことわざは?
では「月夜に提灯」と同じ意味のことわざもみてみましょう。
夏炉冬扇(かろとうせん)
夏の囲炉裏や冬の扇は、季節が外れていて役に立たないことから、時期が外れていて意味がないものを指すことわざになりました。
状況によっては意味をなさないもの、役に立たないどころか邪魔になるもの、という意味合いは「月夜に提灯」と共通していますね。
無用の長物(むようのちょうぶつ)
長すぎて邪魔になるばかりで用をなさないもの、ということから役に立たないどころか邪魔になってしまうものという意味になりました。
無駄なものというニュアンスが強いですね。
昼の行燈(ひるのあんどん)
明るい昼間に行燈を点けても意味がない、というところから時期やタイミングが外れていて役に立たないという意味のことわざになりました。
英語に直すとどうなる?
さてさて。
次にちょっくら英語の勉強のお時間です。
「月夜に提灯」を英語に直すとどうなるのでしょうか。
そのまま英語に直すと以下のようになります。
- “It is a lantern in a moonlit night.”
(それは月の明るい夜にランタンを持つようなものだ)
このことわざは、英語の直訳しても、
比較的、意味が通りやすいですね。
もう少し言い方を変えるなら、
このような表現も可能です。
- “To carry a lantern in midday.”
(昼間にランプを持って歩く)
Sponsored Link
まとめ
今回は「月夜に提灯」の意味や使い方について紹介しました。
必要ないものや役に立たないものという意味でした!
無駄なもの。
役に立たないもの。
「無用の長物」
などとほぼ同じ意味ですね。
(^^ゞ
ただ、現代で提灯と言われてもピンとこないですよね。
新橋の裏路地に行けば提灯はたくさんありますが、
ふだんの町中ではなかなか見なくなりました。
現代版に直すなら、
「月夜に懐中電灯」とか
「月夜にスマホライト」
って感じですかね。(笑)
ことわざには、昔使ってたけど、
今はあまり使われないものが良くでてきますよね。
せっかくことわざとして使われているのであれば、
できれば後世にもなるべく残していきたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
最近のコメント