「妙齢」の指す年齢や意味は?正しい使い方やよくある誤用は?類義語、英語表現はコレ!
普段の会話ではめっったに使いませんが、最近「なろう小説」界隈で良く見かける「妙齢(みょうれい)」という言葉。
文章の前後を見るに、50代前後くらいの女性をイメージして使っているような場合もありますよね。
かと思ったら、文脈を見るに若いお嬢さんの時もある…
って時は要注意ですよ!
ちょっとここで確認していきましょう!
「妙齢」の指す年齢や意味は?
では、まずは「妙齢」の年齢層や意味をチェックしていきましょう。
妙齢の年齢層は明確に決められてはいませんが、およそ10代後半~20代前半頃を指す。
ピッチピチの若い頃ですね。
現代だと少女と大人の間くらいのイメージでしょうか。
ついでなので、「妙齢」の意味についても見ておきましょう。
「妙」の字には「若く美しい」という意味があります。
なので、「齢が若く美しい」ということになります。
さらに、「妙」の字を分解すると「少」と「女」となり、
「数が少ない女」→「飛び切り美しい女性」
という解釈になります(辞書的には)。
したがって、「妙齢」とは「飛び切り美しい若い女性」を意味しています。
昨今は美しい女性は多いので、「数が少ない女性=飛び切り美しい女性」の感性は理解に苦しむトコロですが、辞書の中のお話なので!!
「妙齢」の正しい使い方とよくある誤用は?
それでは早速「妙齢」の正しい使い方やよくある誤用をチェックしていきましょう。
妙齢の正しい使い方
まずは正しい使い方から見てみましょう。
「結婚適齢期の年若いお嬢さん」的な感じで表現するなら正しい使い方です。
ただ、口頭だと「夫人」との区別がつかない為、注意が必要です。
「夫人」となると「妙齢の女性」には当てはまらないので、誤用になってしまいます。
「近所に住んでるお嬢さんが成長して大人になったね、きれいになったね。」みたいな感じです。
別に近所に住んでなくていいのですが、そんなイメージです。
いずれにせよ「若くて綺麗」というポジティブな言葉なのですが、受け取る側が知っていなければ誤解される言葉なので、普段の会話での使用は控えめが良いかと思います。
よくある誤用
次はよくある誤用です。
これ、本当に誤用すると誤解が生まれて辛いことになるのでチェックしていってくださいね!
と、こんな感じです。
正しい意味で使おうと誤用であろうと誤解を招きかねない「妙齢」。
何か別の表現が無いか、次の項目で類義語を見ていきます。
ついでに英語での表現も見てみます!
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類義語や英語表現は?
わざわざ誤用や誤解を生みやすい「妙齢」という言葉を使わなくても、もっと伝わりやすい表現は無いのか?
と、言うことで!
まずは類義語をチェックです。
- 「妙齢」の類義語
- 娘盛り
- 女ざかり
- 芳紀
- 年頃
どれも、妙齢と同様の意味があり、かつ誤解を生みません。
年齢的には「娘盛り」の方が若く、「女ざかり」だと20代後半~の表現になります。
明確に決まっているわけではないですが、ザックリこんな感じの年齢層です。
「芳紀」だけは文章での表現です。
一般的に知られている言葉ではないので、読み手にすぐに理解してもらえるか不安はありますが、雰囲気のある言葉ですよね。
さて、最後に英語での表現ですね。
ビックリしたことに、google翻訳で「妙齢」と入れると「old age」と出てしまうんですよね。
これでは誤用になってしまいます。
- 「妙齢」の英語表記
- blooming age
- young
- elderly
こんな感じになります。
「blooming age」とかピッタリの表現だと思います!
「花も恥じらう乙女」なんて表現を彷彿とさせますよね。
類義語の枠には入ってませんでしたが、この「花も恥じらう乙女」も類義語に相当しますよ!
若いお嬢さんにはぴったりな可愛らしい表現ですよね。
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まとめ
今回は「妙齢」の意味や使い方を見ていきました。
「妙齢」は「10代後半から20代くらいのお嬢さん」を表す表現でした。
「妙」という字は、「美しい」「若い」という意味の他に「巧みな、優れた」と言った意味も含まれています。
この「巧み・優れた」という意味から若いお嬢さんというよりは年上の女性の意味と勘違いされがちなんですよね。
あるいは字面から「若いというには微妙な年齢」という雰囲気を感じるのでしょうか。
「若くないけど、高齢でもなく、中年と表現するのもはばかられる…」という感じなら「壮齢」を使うと違和感がありません。
他の表現もあるので、意味と照らし合わせて色々使ってみると、差別化になるかもしれませんよ!
今回の記事は以上になります。
参考になりましたら幸いです(*^-^)ノ
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