「餅は餅屋」の意味とは?実際の使い方や似ていることわざも紹介!

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餅は餅屋

役割などを示す際にこんな言い方をします。

でも、あらためて考えると餅が餅屋にあるのは当たり前のことですよね。
どんな意味のことわざで、どんな状況で使えばいいのでしょうか。

もち

また「餅は餅屋」と似た意味のことわざってあるのでしょうか。

今回は「餅は餅屋」の意味や使い方についてまとめました。

英語に直すとどんな感じなのかも一緒にチェックしていきましょう。
「餅」は英語だとどんな表現になるのでしょう。



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「餅は餅屋」の意味

まずは、言葉の意味をチェックしていきましょう。

    餅は餅屋

    何事においてもそれぞれの専門家に任せるのが一番良いという意味。

    また、上手い人であっても所詮素人なのだから
    専門家に敵わないという意味もあります。

餅は餅屋のついたものが一番おいしいことから、
専門家に任せるのが一番良いという意味になりました。

年末なんかに、餅屋にもち米を持っていくと餅にしてくれます。

市販の切り餅も手軽で良いですが、
餅屋で作って貰った餅はとっても美味しいですよ~。

時間が経つと餅が乾燥してカサカサになるのですが、
それをスライスして油で揚げるとおかきになりますよ。

「餅は餅屋」の由来

この言葉はいつ頃から使われるようになったのでしょうか。

「餅は餅屋」という言葉は江戸時代に流行した
俳諧書の「滑稽太平記」に出てくる

餅は餅やがよし、指し合いの事は此方にまかせよ」

という一文に登場します。

また、元禄時代に流行していた「類字名所狂歌集」にも

「花を見て葛団子までもしられけり餅は餅屋のよしの山哉」

という歌が出てくるので、少なくとも江戸時代には
すでに人々に浸透していたことが分かります。

餅というのは現在同様にお正月には欠かせない食べ物でした。

しかし、師走というのはどの職業も忙しく
もち米を炊いてからついて餅にするような時間も労力も惜しまれていました。

そこで

餅は餅屋に頼もう、素人がない時間を削って餅をこさえるより、
専門家に頼んだ方がおいしい

という考えが広がって「餅は餅屋」ということわざにつながりました。

先ほどチラッと書いた、餅屋に餅を頼めるというのは、
この頃の習慣が現代まで残っているからとも考えられますね。

と言っても、最近は頼む人も少ないと聞きますから、
餅屋なら必ずやってくれるわけではないようです。

もし、試してみたいと思ったら、事前に餅屋に問い合わせしてみると良いですよ。



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使い方と例文

「餅は餅屋」は

素人がやるよりも専門家に任せるのが一番良い

という意味のことわざですが、

さすが餅は餅屋だね

とその道のプロに対して称賛する場合にも使います。

また、詳しい人にアドバイスをもらう場合には、

餅は餅屋に聞け」という使い方もしますし
餅は餅屋に任せる」とも言います。

では実際に例文を使って紹介していきましょう。

    1.
    「え?奥さんプロの料理人なの?さすが餅は餅屋だね。
    今まで食べた中で一番おいしいよ」

    2.
    餅は餅屋に聞けというし、数年しか働いていない自分より、
    何十年も務めている課長に聞けよ」

    3.
    「いや、料理が得意といっても所詮私は素人だから。餅は餅屋に任せるよ」
    もち2

このような使い方になります。

実際に使っている人はあまり見ませんが、
よく似た意味合いの言葉なら使うことがあるかもしれません。

次はそんな良く似た言葉を紹介していきましょう。

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類語

では、「餅は餅屋」と同じ意味の言葉を紹介していきましょう。

    蛇の道は蛇

    その道の専門家はその道をよく知っていること、
    同じ仲間は同類の考え方がよく分かるという意味です。

    大蛇の通る道は小蛇が良く知っていることから
    こう言われるようになりました。

    馬は馬方

    その道の専門家は専門家だけのことがあり、
    物事を巧みに扱えるという意味です。

    馬は慣れない素人にはなつかないが、
    馬方は上手に扱うことができるということから
    こう言われるようになりました。

    海の事は舟子に問え山の事は樵夫に問え

    何事もその道の専門家に相談するのが一番という意味です。
    餅屋でなく舟子と樵夫ですが意味は「餅は餅屋」と同じです。

「蛇の道は蛇」なんてのは、使い勝手がいいですよね。

「蛇」という単語のせいか、
ちょっと悪事に対して使うイメージがあるかもしれませんが、
そんな事はないんですよ。

褒め言葉としても使えます。

英語で言うと?

最後に、「餅は餅屋」を英語で言うとどうなるのか、紹介しましょう。

餅を英語で言うと

rice cake

お菓子みたいですね。

しかし、外国には餅屋はないので

rice cake a rice cakeshop.

といわれてもピンときません。

何事も専門家に任せた方が良い

という意味を説明するのであれば

Better leave it to a specialist.
(専門家に任せた方が良い)

One should go to specialists for the best results.
(最良の結果を得たいなら専門家のところへ行くべきだ)

Every man to his trade.
(みんな自分の専門のことに従事すべきだ)

などの言い方が良いでしょう。

そのまま英語の表現にするのは、ちょっと無理がある言葉のようです。
本来の意味に直して英語で表記するのが無難ですね。

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まとめ

今回は「餅は餅屋」の意味や使い方についてまとめました。

餅屋というのはその道に精通した専門家を指しています。

同じ意味のことわざもたくさんあり、
それぞれ「馬方」や「漁師」、「きこり」など
その道のプロをあらわしています。

餅は外国ではあまりポピュラーではないというイメージですが、
韓国、中国、台湾、タイ、フィリピンなどではよく食べるようです。

日本のスーパーマーケットでも、
韓国の「トック」と呼ばれる棒状の餅を見かけます。

また、アメリカでも主要都市には日本の和菓子屋などが出展されています。
餅は特に人気なのだとか。

もち3

餅って本当に美味しいですよね。

もし餅屋で美味しい餅を作ってほしいという方は、
そこで売っている餅を一度食べてみてください。

その餅が美味しいと感じれば、きっと美味しい餅を作ってくれるので、
確認してもち米を持って行ってみてください。

でも、小さいお子さんやお年よりは喉に詰まらせることもあるので、
気をつけて美味しく召し上がってくださいね。

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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