「髭の塵を払う」の意味とは?語源や似た意味にのことわざも

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髭の塵を払う。

こんな言い方をすることがありますが、
いったいどういう意味があるのでしょうか。

髭(ひげ)に塵が付くというのは汚くて鬱陶しいイメージがあります。
それを払ってキレイにするとはどんな状況を表しているのでしょうか。

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こういった言い方には、どんな話がもとになっているのでしょうか。

と、いうことで!

今回は「髭の塵を払う」の意味や使い方、語源についてまとめました。
似た意味を持つことわざもチェックしていきましょう!


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「髭の塵を払う」の意味


まずは基本的な意味からチェックしてみましょう。

    髭の塵を払うの意味

    身分の高い人や権力のある人に対してこびへつらうことのたとえ。

そのまま読んだイメージだと、キレイ好きな感じがしますが、
ことわざの言い回しからすると媚びることを意味します。

それも、自分よりも権力のある人や高貴な人に対して、
おべっかを使うことをあらわしています。

上司に対してよいしょしたり、あからさまなお世辞を言う行為などを、

髭の塵を払う

と表現したりするわけですね。

「御髭の塵を払う」という言い方もありますし、
「ひげ」は「鬚」の方の漢字を使うこともあります。

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語源について


髭の塵を払うことがこのような意味になったのには、
どのような話が元になっているのでしょうか。

実は「髭の塵を払う」という言葉の語源は中国にあります。

宋の歴史を扱った史書である「宋史」にその一文が載っています。

宋の参政である丁謂(ていい)が、宰相の寇準(こうじゅん)の髭が
吸い物で汚れたのを拭いたとあります。

寇準の方が丁謂よりも位が高かったので、そこから転じて、
位の高い人や高貴な人に対してこびへつらうという意味になりました。


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似た意味のことわざ


では「髭の塵を払う」と同じ意味を持つことわざを紹介していきましょう。

    塵を望んで拝す(ちりをのぞんではいす)

    権勢におもねり、位の高い人にこびへつらうという意味のことわざです。

    中国唐の時代の歴史書である「晋書」に晋の石崇が主君の外出のたびに、
    その車が塵を上げて走り去るのをはるかに望んで拝んだ。

    という一文があり、これが語源になっています。

    後塵を拝する(こうじんをはいする)

    • 人に先を越されて後れを取る
    • 優れた権力に追従してこびへつらうという

    という2つの意味があります。

    後塵とは人や馬車が去った後に巻きあがる土埃のことを指します。

    「髭の塵を払う」には後れを取るという意味はありませんが、
    権力に対してこびへつらうという意味は同じですね。

    御土砂を掛ける(おどしゃをかける)

    お世辞を言ったり、おべっかを使ったりして相手の心を和らげる。
    こういった意味のことわざです。

    御土砂というのは密教の儀式に用いる洗い清めた白砂のことです。

    この御土砂をかけることで硬直した死体が和らぐと言われているので、
    そこから転じて相手の心を和らげる、落ち着かせるという意味になりました。

    「髭の塵を払う」よりもちょっと印象の良い言い方ですね。

    胡麻をする(ごまをする)

    人に気に入られるような振る舞いをして自分の利益を図ること。
    人にこびへつらうことを意味します。

    こちらはよく使う言い方ですよね。

    炒った胡麻をすり鉢ですり潰すとすり鉢のあちこちに胡麻がへばりつきます。
    このことから人にへばりついてご機嫌を取りこびへつらうという意味になりました。

    太鼓を叩く(たいこをたたく)

    人の言うことに調子を合わせてご機嫌を取ったり、甘言やお世辞を使って、
    気に入られるように振る舞うという意味のことわざです。

    • 太鼓を持つ
    • 太鼓を打つ
    • 太鼓叩き

    などいろいろな言い方があります。

    鼻息を窺う(はないきをうかがう)

    相手の機嫌や意向をうかがうという意味があります。

    こびへつらうとか、おべっか使うというほど、
    あからさまに機嫌を取るという意味ではありません。

    しかし、相手の出方をうかがい機嫌を気にする様子は、
    「髭の塵を払う」と共通する部分もありますね。

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まとめ


今回は「髭の塵を払う」の意味や使い方、言葉の語源などを紹介しました。

現代の日本人からすると「なんでひげ?」と思うかもしれません。

しかし、儒教思想が色濃い古代中国では髭というのは
高貴や権力の象徴とされていました。

そのため髭の塵を払うことは、高貴な人に対して
こびへつらうというイメージがあります。

なんだか、中国が元になっている言葉が多かったですね~。

歴史的に大国の時代が多かったので、
権力に対して敏感なお国柄なのでしょうか。

日本だとサラリーマンな印象が多いですし、
サラリーマンだと髭をはやすのがNGな会社も多いです。

「髭の塵を払う」

という言葉の使い方がされていた時は、
こちらのことわざのことを言っている可能性が高いですね。^^

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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