掃き溜めに鶴の意味とは?使い方や反対の意味もチェック!

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掃き溜めに鶴。

大勢の中で一人だけ優れた人がいるような状況。
そんな時にこのような言い方をすることがあります。

ここでいうとは何をあらわしているのでしょうか。
また、掃き溜めとはいったい何のこと・・・!?

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人に対して使うイメージがありますが、
物に対しても使うのでしょうか。

それにしても掃き溜めってすごい物言いですよね。
(^^;

もしかしてめっちゃ失礼な言い方!?

ということで!

今回は「掃き溜めに鶴」の意味や使い方についてまとめました。
反対の意味で使う言葉などもチェックしていきましょう!


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掃き溜めに鶴の意味

まずは基本的な意味からみていきましょう~。

    掃き溜めに鶴の意味

    つまらないものやむさくるしい所の中に飛びぬけて優れた者や美しい者が混じっていることのたとえ。

おおぅ。
案の定、といったところですね。。

掃き溜めというのは箒で掃いたものを溜めておく場所のこと。
なので、ごみ溜めのことです。

汚いごみ捨て場にひときわ美しい鶴が舞い降りたという状況をあらわしています。

使い方と例文

つまらない人たちの中に、一人だけ優秀な人がいたり、
大勢の平凡な見た目の人たちの中に一人だけ美しい人がいる。

このような状況を意味しています。

みにくいアヒルの子の話を彷彿とさせますね。

人に対して使うことが多いですが、才能そのものに対して使ったり、
たくさんの中にひとつだけ優れた会社、商店がある。

こういった場合にも使うことがあります。

では実際に例文を紹介していきましょう。

    例文

    1.

    「田舎の山奥では掃き溜めに鶴と言われていた彼女だったが、東京に出てきた途端、その美しさも周りに紛れて目立たなくなった

    2.

    「ほとんどが落ちこぼれや不良で構成されている我が校にとって、国体に出場できるほどの才能を持った彼はまさに掃き溜めに鶴である」

    3.

    「安っぽくて小さな店ばかりが立ち並ぶこの商店街において、彼女が経営するこの店は掃き溜めに鶴という扱いであった」

「掃き溜めに鶴」の「鶴」に該当する人に対しては誉め言葉として使います。

しかし、「掃き溜め」に該当する場所、集団に対しては

ごみ溜めのような

という意味があるので失礼に当たります。
そのため使い方には注意が必要です。


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反対の意味は?

では「掃き溜めに鶴」と反対の意味で使う言葉をみていきましょう。

    千石見晴らしの田でないと鶴は下りぬ

    優れた人物はそれ相応の場所にいるものだ。
    という意味の言葉です。

    千石見晴らしの田というのは見晴らしの良い、
    広々とした田んぼをあらわしています。

    鶴のように大きく美しい鳥は広々とした田んぼを選んで降り立つことから、
    優れた人物はそれにふさわしい場所にいるという意味になりました。

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    鳳は藪の中にはいない

    優れた者は場所を選ぶので、それに相応しい場所に居るはずである。
    という意味の言葉です。

    鳳(おおとり)というのは鳳凰(ほうおう)のこと。
    神と同一視されることもあるありがたい鳥のことです。

    そんなありがたい鳥が藪の中などにいるはずもないことから、
    優れた者は場所を選ぶという意味になりました。

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同義語について

では「掃き溜めに鶴」と同じ意味で使う同義語もチェックしていきましょう。

    鶏群の一鶴

    多くの平凡な人の中に、一人だけ抜きん出て優れた人が混じっているというたとえ。

    たくさんの鶏の中に一匹だけ鶴が混じっているという状況をあらわしています。

    万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)

    多くの男性の中に一人だけ女性が混じっていることや、
    多くの中にひとつだけ優れて目立つことのたとえ。

    万緑叢は緑の草むらを意味していて、草むらの中にひとつだけ
    紅色の美しい花が咲いているという風景をあらわしています。

    「紅一点」

    だけだと男性の中に女性が一人という意味になりますが、

    「万緑叢中紅一点」

    の場合は優れた者がひとりだけ混じって、
    目立っているという意味も含まれます。

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まとめ

今回は「掃き溜めに鶴」の意味や使い方について紹介しました。

掃き溜めはごみ溜めのことで、鶴は優れたもの、美しいものをあらわしています。

反対の意味の言葉や同義語を調べましたが、
が入っている言葉が多いですね~。

中には鳳(中国で想像上の瑞鳥(ずいちょう)の雄のこと)が入っている言葉もあります。
昔から大きな鳥や美しい鳥は優れたものや美しいものの象徴だったことが分かりますね。

たしかに、翼の大きいとりが「バサァ」と翼を広げる光景は、
神々しい感じはしますよね。

でも、自分を含まない場所を「掃き溜め」と表現してしまうのは、
やっぱりちょっと失礼な感じは否めないですね。

使い方には注意したいところです。

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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