食指が動くとはどういう意味?食指がそそられるの使い方は誤用なのかについて、故事や例文を交えつつまとめました

スポンサードリンク


よく自分の好きなものや興味があるものに対して、

食指が動く

という言い方をします。

null

興味や関心というニュアンスは分かりますが、
そもそも食指とは何なのでしょうか。

語源は何からきているのでしょうか。

また、

食指がそそられる

とも言われたりしますが、
このことばの使い方って正しいのでしょうか。

はたまた、食指が動くの言い間違いなのでしょうか。

と、いうことで!

今回は「食指が動く」の意味語源についてまとめました。
分かりやすく例文を身ながら使い方をチェックしていきましょう。


スポンサードリンク




食指が動くの意味


食指が動くというのは以下のような意味となります。

    食指が動くの意味

    何かに対して食欲が沸くことや興味、関心を持つこと。

食指というのは人差し指のこと。

何かに対して食欲が沸き、それが欲しいと人差し指を動かす様子をあらわしています。

それが転じて、

  • ものが欲しい
  • 何かがしたい

  • という欲求を意味するようになったので、
    現在では食欲以外の興味や関心にも使います。


    スポンサードリンク




    「食指をそそる」は正しい言い方?


    食指が動くと同じ意味合いで、

    食指をそそる

    という使い方をする人が増えていますよね。

    たしかに、なんとなく意味は伝わります。
    しかし、これって正しい言い方なのでしょうか。

    ・・・・・・・

    結論から言うと、

    正しくは「食指が動く」なので「食指をそそる」というのは誤用です。


    では、なぜこのような言い間違いが蔓延しているのでしょうか。

    間違いの多くは、

    食欲をそそる

    と混同して覚えてしまっているのが原因です。

    確かに「そそる」は誘われる、惹きつけられるという意味合いですが、
    「食指をそそる」は本来の言い方ではありません。

    23年度の文化庁の調査によると

    「食指が動く」が正しいと答えた人は38.1%で、
    「食指をそそられる」が正しいと答えた人は31.4%でした。

    参考:平成23年度「国語に関する世論調査」の結果の概要 – 文化庁

    正しく答えた人の方が若干多いとはいえ、
    半分に近い人数が間違えた言葉を使っているという驚きの結果ですね。

    そんな間違いをするなんてどうせ若い人でしょ?

    と思うかもしれませんが、年齢別の調査では10代と50代は、

    食指をそそられる

    を使っている人の割合の方が多いという結果が出ています。

    10代はまだ理解ができますが、
    50代の多くの人が間違えているというのは意外な結果ですね。

    日本語に対して不勉強なのが原因と言ってしまえばそれまでですが、
    新聞や雑誌の記事の見出しも原因の一端を背負っているといわれています。

    読者に興味を持たせるためにわざと途中で言葉を区切ったり、
    妙なレイアウトにすることで本来の言葉の言い方を曖昧にさせているともいえます。

    私たちの生活の周りは言葉であふれていますが、
    正しいものを選び抜く目を養いたいものです。

    Sponsored Link


    語源と由来について


    次に、この言葉の語源や由来についてみてみましょう。

    食指が動く

    の語源は中国の史書である「春秋」の注釈書

    春秋左司伝(しゅんじゅうさしでん)」

    にあります。

    お話しの要約を以下にまとめました。

      昔、中国の楚(そ)の国の王が鄭(てい)の国にスッポンを送りました。
      鄭の君主である霊公(れいこう)はそれを料理して家臣に振舞うことにしました。

      その宴にはたくさんの家臣たちが呼ばれ、
      家臣の一人である子公も呼ばれました。

      子公は宴に行く道すがら自分の手の人差し指が動くのを同行者たちに見せ

      「わたしの指がこう動くときは、ご馳走にありつける前兆なんですよ」

      と言いました。

      実際にスッポンをあるのを見て子公たちは大いに笑いました。

      こういった故事がもとになり、

      食指 = 人差し指が動くことは食欲が沸く

      という意味になりました。

    null

    何気なくつかっていることばでも、
    ちゃんと由来や語源があるんですね~。

    使い方と例文


    では実際に食指が動くの例文を紹介していきましょう。

      使い方と例文

      1.

      「この定食屋のご飯はおいしそうで食指が動く」

      2.

      「彼女の料理は強烈な臭いがしてなかなか食指が動かない」

      3.

      「貴重な骨董品を見たのでつい食指が動いてしまった」

      4.

      「前々から研究していたテーマだったので、今回の仕事に食指が動きました」

    「食指が動く」はこういった使い方ができます。

    「1」と「2」はもともとの故事通り、何かを食べたいという意味の使い方です。

    「3」は何かを欲しいという欲求の意味合い。
    「4」は興味関心という意味で使用しています。

    Sponsored Link


    まとめ


    今回は「食指が動く」の意味や語源について紹介しました。

    おいしそうな料理を見たときなど、ついつい

    食指がそそられる!

    と言ってしまいそうですが、それは誤用です。

    正しくは、

    食欲がそそられる

    となります。

    大人でも間違えて覚えてしまっている人が多いので注意して使っていきたいところですね。

    ちなみに、

  • 食指が伸びる
  • 触手が動く

  • などもよくある(?)間違いなので注意しましょう。
    「しょくしゅ」じゃなくて、「しょくし」ですね。

    これだと、寄生獣(岩明均、著)の世界での話になってしまいますので。
    (^^;

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


    スポンサードリンク


    この記事が「タメなった!」場合はこちらのボタンからシェアをお願いします!

    • LINEで送る

    おすすめ記事




    コメントを残す

    CAPTCHA





    サブコンテンツ

    このページの先頭へ