水虫の初期症状!「かゆくない」「皮がむける」時も水虫か?
「足の皮がむける・・・」
「爪がボロボロになっている・・・」
そんな状態を見ると、
「もしかして、水虫・・・!?」
なんて思うことがあるかと思います。
水虫って、
「自分は不潔なのかな・・・?」
と思わせるものがあって、ちょっと恥ずかしいんですよね。
原理を考えると、普通の感染症の類なんですけどね。
必ずしも不潔だから水虫になるわけではありません。
今回はそんな水虫について紹介します。
目次
水虫とは
まずは、水虫そのものについてご説明しましょう。
先ほどもチラッと書きましたが、水虫はただの感染症です。
足だけでは無く、手にも感染します。
「白癬菌(はくせんきん)」と呼ばれるカビ菌(真菌)の一種が皮膚に感染することが原因の皮膚感染症です。
「タムシ」とも呼ばれます。
白癬菌は一般的に髪や爪などの主成分であるケラチンというタンパク質を好み、高温多湿の環境下で増殖します。
初期症状であれば、患部を乾燥した環境に置けば改善の余地があるかもしれません。
水虫の初期症状
では、水虫の初期症状とはどんな症状なのか?
今、自分の気になっている症状は水虫なのか?
そこら辺を明らかにするヒントを紹介します。
水虫の多くは以下の症状で気付くことが多いです。
水ぶくれ
皮がむける
やはりこの3つでしょう。
この3つの症状はそのまま水虫の種類になります。
これらの症状が水虫だった場合、進行するとどのような状態になるのか?
種類別に現われる症状を紹介していきましょう。
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水虫の種類について、痒くない場合や皮がむける場合は?
先ほど紹介した3つの初期症状。
これらが進行すると以下の様な状態へと進んでいきます。
趾間型
趾間とは、足の指と指の間のことです。
足の指の間が赤くなり、やがて白くふやけて皮が剥けてきます。
年齢層でタイプが異なることが多いです。
高齢者:水泡のようなものは出来ず、痒みが少ないのが特徴です。
この2つの違いは感染している菌の違いからくるものです。
年齢層で異なる菌が感染するのが面白いですね。
小水疱型
こちらは足の裏や縁に症状が現れます。
小さな水膨れや膿疱ができて、痒みも出てきます。
次々と水泡が出てきて広がっていく場合もあります。
爪白癬
いわゆる爪水虫ってやつですね。
爪が分厚くなってボロボロになってきます。
足の爪になっているイメージが強いですが、手にも感染します。
この場合は手白癬と呼ばれます。
角質増殖型
水虫の終着駅とか言われるようです。
「えぇ・・・」
って感じですね。
足の裏、特にかかとの皮膚が厚くなり、皮が剥けてきます。
痛みや痒みは出ないのが特徴です。
時間の経過と供に慢性化していきます。
私の母がまさにコレでした。
若いころからかかとがガサガサだったそうです。
The・角質 といった感じの分厚い皮膚がかかとを覆っていました。
そして暇さえあれば剥いていました。
感染するからやめて欲しいですね。笑
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ひどくなるとどうなる?
痒みが強ければ水虫を放置する人はいないでしょうが、痒みが無い場合はそれと気付かず放置されることもあるでしょう。
そうして出来るのが、先ほどの角質増殖型水虫ですが、他にも考えられることがあります。
慢性化
多いのは、冬に症状が治まり、菌が活発になる夏になると発症する、というサイクルを毎年繰り返すパターンです。
このサイクルによって、水虫が治りにくくなり気付いた時には長期の治療を要する場合が出てきます。
家庭内感染
家庭内感染。
これはもう、恨み切れません。
特にタオルやバスマットを介して感染していきます。
家族で感染しあって慢性化の構図も見えてきますね。
治りにくくなります。
爪水虫
手足の水虫は、やがて爪へと感染していきます。
爪水虫を放置すると、分厚くなった爪によって薬が浸透しにくいため、治りにくくなります。
先ほど挙げた慢性化への道へ誘われてしまう最悪の悪循環の出来上がりです。
・・・私の母の事です。爪水虫も患っていました。
年単位で治療していましたよ。
二次感染
水泡が潰れた時に別の細菌に感染してしまうことも有ります。
特に清潔を保ちにくい足の水虫で多く見られます。
水虫の治療よりも二次感染を起こした方の治療が先になるので、二度手間ですね。。。
白癬菌に対するアレルギー
長く白癬菌と接していることで、白癬菌に対するアレルギー反応が出てくることがあります。
これによって、白癬菌がいない部位でも発疹が出てきます。
酷い場合は全身に発疹が出てしまうこともあります。
これは怖いですね。
「頭とか顔とかに出たらどうしよう・・・」
と思うと、日常生活がまともに送れません。
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まとめ
今回は水虫の症状についてまとめてみました。
悪化してしまった場合は病院で薬を処方してもらわないといけない場合もあります。
ですが、意外かもしれませんが水虫を適切に診断できる医師は少ないです。
(それは診断法にも問題があるのですが・・・)
「水虫ではありません」
と診断されたけれど、別の病院で見て貰ったら水虫だったというパターンはビックリするほど多いです。
なので、早期に水虫の気配に気付いて市販薬で治せると理想的ですよね。
水虫の原因は真菌なので、市販の抗真菌薬で対応できることも多いです。
近々、症状に合わせた薬や家庭での対策なども紹介していけたら、と思います。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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