やけどの跡を治すにはオロナインとアットノン、どっちがおすすめ?
やけどって、日常生活にはあちこちに危険性が潜んでいますよね。
軽いやけどであれば、赤くなった後に、
そのまま治ってくれることもあります。
が、水ぶくれになってしまった後でそれが治ると、
その部分が跡になってしまうこともありますよね。
やけどは目立つ場所に出来ることが多いので、
跡になったら怖いなって、ちょっと気になりますよね。
そこで今回は、そんなお悩みを解決する方法として、
オロナインとアットノンで、どっちがおすすめなのかを比較しました。
目次
やけどをした後の皮膚の状態
まず、やけどの跡が残るかどうかはやけどの深さがどの程度なのかに依存します。
皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の三層構造になっています。
表皮のみのやけどではあまり跡は残りません。
しかし、真皮の深いところまでやけどによる
損傷が到達してしまうと跡が残ってしまいます。
やけどによる跡の状態には以下のものがあります。
ケロイドや引きつれになると形成外科の出番ですが、
色素沈着の場合は自分で何とかできれば良いですよね。
今回は、自分でできそうな軽いやけどの跡の対処法を下記でご紹介します。
やけどの跡を治す方法について
私が高校生くらいの頃。
オロナイン万能説!
というのが流行っていました。
「ニキビにも傷跡にもオロナイン!」
という伝説です。
そして、
「やけどにもオロナイン!」
でした。
実際、オロナインのパッケージにも書いてありますしね。
本当にオロナインはやけどに効くのか?
しかし、本当にこのオロナイン、
やけどにも効くのでしょうか。
ということで、成分などを見つつ検討してみましょう。
・・・・・・・
オロナインの有効成分は、
「クロルヘキシジングルコン酸塩液」
薬効分類名は
「外用殺菌消毒剤」
となっています。
つまり、オロナインは消毒薬ということになりますね。
では、やけど跡に消毒薬は効くのでしょうか。
・・・・・・・
これは、やけど跡そのものには効かないです。
どうもやけど跡に効いているのは有効成分ではなさそうですね。
他の成分もみてみましょう。
これらが配合されています。
やけど跡には保湿が大事なので、
効いているとしたらこれらの成分と考えられます。
軽度のやけどの初期治療が終わって、
皮膚が落ち着いてから塗るのは良いかもしれません。
アットノンはどうだろう?
さて、傷跡が薄くなる市販薬といえば、
アットノン!
もありますよね。
こちらはどうでしょうか。
オロナインと違って傷跡の緩和に特化しているようですが、
成分はヘパリン類似物質となっていました。
皮膚科などでヒルドイドのジェネリックとして処方される物質でもあります。
ヘパリン類似物質は皮膚の乾燥を防ぎ、血行を良くします。
色々な効能効果があるようですが、その中に、
肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
というものがあります。
先程挙げたやけど跡の症状に合致していますね。
さらに、やけど跡は保湿も大事になるので乾燥を防ぐ効能も有効です。
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オロナインとアットノン、おすすめはどっち?
さて、歴史あるオロナインと新星(?)アットノン。
この2つを成分から比較してみました。
では、どちらがどんな場合に使用すると
より効果を高く発揮できるのか、ご紹介しましょう。
・・・・・・・
先程も挙げましたが、オロナインは
消毒薬にグリセリンやオリブ油などが入った軟膏です。
有効成分というよりは保湿成分がやけど跡に効いているため、
軽度(日焼け程度)のやけどに有効なのでしょう。
色んな保湿成分が配合されているので、
そこが良いのだと考えられます。
消毒・保湿を兼ね備えるため、
ニキビ等にも効くご家庭の万能薬として広く活躍します。
一方、アットノンはヘパリン類似物質一本で勝負してきています。
他の事は考えず、保湿と血行を良くするためだけに働きます。
血行を良くすることは、代謝を良くすることに繋がります。
なので皮膚の入れ替え(ターンオーバー)にも貢献します。
そうすろと、やけど跡の緩和に貢献します。
オロナインの保湿成分は魅力的ですが、成分を検討した上で
肌への単純な作用を考えるとやけど跡の緩和にはアットノンが優勢ですね。
やけどの跡を消す方法について
ここまで、やけどの跡を消すための
市販薬二種類の比較をしてきました。
が、やけどの跡を消すための原理は、
肌の再生能力の補助と促進
ということになります。
なので、市販薬はもちろん有効ですが、
日々の小まめなケアも大事になってきます。
などなど、
美肌を育てる日常生活をしましょう。
そこに、やけど跡に効く成分の軟膏などを取り入れていけば、
より高い効果を期待できます。
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まとめ
今回はオロナインとアットノンの効能を中心に、
やけど跡に効く方法をご紹介しました。
どちらにもそれぞれの利点があり、
使い方を間違えなければとても便利な市販薬です。
ご家庭で何とか出来れば良いのですが、もしも傷跡が盛り上がってきて
ケロイドになってしまったら形成外科を受診するようにしましょう。
傷跡の治療には保険が適用されないと思ってしまうかもしれませんが、
保険適用される場合も多いですので、悩んだら医師に相談してみるのも手です。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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