「天は自ら助くる者を助く」を言った人は誰?正しい意味は?座右の銘にもできる?
「天は自ら助くる者を助く」
こんなことわざがあります。
「なんとなく聞き覚えはあるけど・・・誰の名言だっけ?」
なんて人も多いのではないでしょうか。
(^^ゞ
「助くる者を助く」
なんてちょっとわかりにくい言い回しですよね。
いったいどういう意味の言葉なんでしょうか。
天という言葉のイメージからして、
「神様が助けてくれるのかな?」
って感じがしますが、正しくはどういったニュアンスなのでしょうか。
と、いうことで!
今回はこのことわざの意味や使い方について紹介します。
「天は自ら助くる者を助く」の意味
まずはこの言葉の意味からみてみましょう。
- 「天は自ら助くる者を助く」の意味
人に頼らずに自分自身の努力で頑張っている人には、天が救いの手を差し伸べて幸福をもたらしてくれる、という意味の言葉。
他人の力に頼らずに自らの努力によって日々頑張っている人には、必ず神様の御加護がある。
なので、幸せになれますよ、
という意味で使われています。
逆を言うと、人の力に頼り切って努力を怠っているような者には幸せは訪れないという戒めでもあります。
誰の言葉?
じつはこの言葉は、とある人の名言です。
「天は自ら助くる者を助く」
というのは、実は外国のことわざから来ています。
本来は、
- “Heaven helps those who help themselves.”
(神は自ら助かろうとする者を助けるだろう)
という言葉でした。
これが日本に入ってきて現在のことわざとなったようです。
これはイギリスの作家である、
サミュエル・スマイルズ(Samuel Smiles)
が残した名言であり、その著書である”Self-Help“にも記されています。
この『Self-Help』を江戸末期にイギリスへと留学した中村正直が翻訳し、
「西国立志篇」と名前を変えて出版し、日本に広まったといわれています。
キリスト教カトリックの信徒であったサミュエル・スマイルズの思想は近代日本に大きな影響を与えたと言われています。
現在では”Self-Help”は「自助論」という名で知られているので、そちらの方が有名かもしれませんね。
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座右の銘として使う場合
サミュエル・スマイルズの残した「天は自ら助くる者を助く」という言葉を座右の銘にしている方は多いです。
しかし、パッと聞いた印象では、
「理想論過ぎて現代社会で役立つとは思えないな~」
という感じの人も多いかもしれません。
確かにサミュエル・スマイルズはカトリック教徒ですし、現代社会において「天が助けてくれるよ」言われて「そうなんだ!」と素直に喜べる人は少ないでしょう。
しかしサミュエル・スマイルズの「自助論」には、現代のビジネス社会を勝ち進んでいくのに有効な手立てがたくさん載っていて、参考にしているビジネスマンも実は多いのです。
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まず「天は自ら助くる者を助く」という言葉ですが、この言葉に含まれているのは単純に頑張っていれば神様が助けてくれるよ、という額面通りの意味だけではありません。
大切なのは天が助けるという部分ではなく、自分で自分を助けようとする精神の方なんですね。
きちんと目標を見据え、常に向上心を持ち続けること。
そういった自らの成長を促そうとする精神こそが重要で、それを維持していれば最終的には良い結果が見えてくるだろう、と言っているんです。
つまり天からの救いとは自分の努力した結果のことを言っているんですね。
なので、
という部分を強調し、座右の銘として使う場合も多いようです。
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まとめ
今回は「天は自ら助くる者を助く」の意味や使い方について紹介しました。
人に頼らずに自分自身で努力している人には、天が幸福をもたらしてくれるという意味なんですね。
自分で自分を叱咤して努力を続けていればいつか結果があらわれる
・・・でもそのモチベーションを保つのって大変ですよね。(^^;
頑張らなくてはいけないのは分かっていますが「仕事楽しくないな」とか「連日仕事で疲れたので休みたい」とかそういった気持ちが先に立っちゃうものです。
モチベーションが落ちてやる気がダウンしているときにこそ、
「天は自ら助くる者を助く」
の言葉を思い出して自分に発破をかけるのも良いかもしれませんね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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