「立て板に水」の反対語は横板に何?慣用句の意味や使い方について

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わーっと喋る人に対して、

立て板に水だ

なんて言い方をしたりしますよね。

意味は何となく分かりますが、
なぜ喋っている人に対して、

立て板に水

なのでしょうか。
板と水にどんな関係があるのでしょうか。

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また、反対語は何があるのでしょうか。

「立て板の反対だから横板?

なんていうのは安直でしょうか。
(^^;

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方をまとめました。
よくある誤用についてもみてみましょう!


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立て板に水の意味

まずは基本的な意味からみてみましょう。

    立て板に水の意味

    弁舌が達者でよどみなく流れるようにすらすらと話すことのたとえ。

立て掛けた板に水を流すと、すーっと早く流れていきますよね。

その淀みないようすから、つっかえることなくすらすらと流暢に話すことを意味するようになりました。

「立て板に水の如く」
「立て板に水の説法」

のように使います。


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反対語は?

「立て板に水」と逆の意味で使う反対語を紹介していきましょう。

横板に雨垂れ

詰まりながらたどたどしく喋ることのたとえ。

立て板と違って、横板に雨が垂れても、スーッと流れ落ちたりはしませんよね。

そこから、つっかえつっかえ物を言うという意味になりました。
意味合いも文章としても「立て板に水」と真逆ですね。

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二階から目薬

もどかしく、効果の得られない様子を意味していることわざ。

「立て板に水」の反対語としては少し違うかもしれませんが、もどかしくじれったい様子は、淀みなく流れていく様子とは逆ですよね。

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使い方について

ここでは「立て板に水」の使い方について、
例文を交えながらみていきましょう。

例文1

「彼の野球解説は、まさに立て板に水のごとく滑らかでよどみなくとても聞き取りやすいと評判であった」

例文2

「彼女は黙っていれば良いところのお嬢さんのように見えるが、口を開くと立て板に水のようにぺちゃくちゃと話し出すので台無しである」

「立て板に水」というのは弁舌が達者でよどみなく流れるようすをいいますが、まくし立てるとか、とめどなく喋り続けるというニュアンスもあります。

なので、「1」のように良い意味に使うこともありますし、「2」のようにあまり良くない意味で使うこともあります。

よくある誤用

「立て板に水」というのは誤用が多いことわざでもあります。

確かに立て掛けてある板に水をかける、というのはいろいろな意味に受け取ることができちゃいますよね。

ではその誤用の例をいくつか紹介していきましょう。

無意味という意味で使う

立て板に水をかけてもすべてサッと下に流れてしまします。

このことから何の意味もない、何も引っ掛からない、手ごたえがないという意味合いで使われてしまっているばあもあるようです。

確かにそんなイメージはありますが、これは誤用となります。

無意味、手ごたえがないという意味であれば「暖簾に腕押し」や「糠に釘」などが正しいですね。

焼け石に水と間違える

「焼け石に水」と「立て板に水」は確かに似ていますよね。

この二つを混同して覚えてしまっているケースも見受けられるようです。

しかし「焼け石に水」は、努力や援助が少なくて何の役にも立たないことのたとえ

なので意味合いは違ってきます。

・・・・・・・

「立て板に水」は誤用の多いことわざ。

自信満々に使った後に、

「え?それ使い方違うよ?」

な~んて言われてしまうのはちょっと恥ずかしいですよね。
(^^;

そうならないためにも正しい使い方を覚えておきたいものですね。^^

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まとめ

今回は「立て板に水」の意味や使い方について紹介しました。

弁舌が達者でよどみなく流れるように話す、という意味でした!

口下手な私からするとスラスラと流暢に話せる人というのは憧れの的。
同じように「羨ましい~」と思っている人も多いかもしれませんね。

しかし、いかにも大人しいお嬢様という女性が突然、弾丸のようにドバーっと喋りはじめたらイメージが崩れちゃうこともありえる話です。

「立て板に水」というのも状況によって良くもとれるす、悪くもとれるので、使い方や状況次第ですね。

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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