机上の空論の意味とは?どんな使い方ができる?短文で作成した例文も紹介
「机上の空論」
壮大すぎる話や、実現不可能な計画に対して、
こんな言い方をすることがあります。
机の上といったら、勉強や仕事をするところですよね。
なんとなく想像はつくような気もしますが、
机の上の空の論とはどのような意味なのでしょうか。
また、「机上の空論」と同じ意味で使う類語や、
反対の意味で使われている反対語には何があるのでしょうか。
と、いうことで!
今回はことばの意味や使い方をまとめました。
どんな使い方をすればいいのか、
例文を交えてみていきましょう。
机上の空論の意味
まずは、基本的な意味をおさらいです。
- 机上の空論の意味
頭の中だけで考えられた、実際には役立たない非現実的な議論や計画のたとえ。
机上というのはそのまま机の上という意味ですね。
机の上という小さな空間で考えただけの虚しい理論。
このことから、現実性を伴わない単なる目論見での計画や議論を指すようになりました。
話が壮大すぎて現実が見えていなかったり、自分の置かれている状況を考えずに突っ走った計画などを皮肉ったり、呆れている場合に使うことが多いですね。
短文で作成した例文
では実際に「机上の空論」の入った例文を作成していきましょう。
「貧富の格差をゼロにするなんて机上の空論だ」
「原子力発電が絶対安全だなんて机上の空論を言えるのは現場見ていないからだ」
机の上だけで考えた現実的でない考えに対して使うので、実際の問題を分かっていない人に対して、
「そんなの綺麗事だ!」
のように使うこともあります。
また、政府や国家の偉い人たちが会議などで打ち立てた計画に対して、実際に現場で働いている人たちが、
「そんな計画は非現実的だ!」
と非難する場合にもよく用いられます。
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類語について
では「机上の空論」と似た意味で使われている類語をみてみましょう。
絵に描いた餅
絵に描いた餅は、実現する見込みがないことや、実際には役に立たないことをいいます。
どんなに美味しそうに書いて言っても絵に描いた餅では食べられない、というところからきています。
畳の上の水練
理論や方法を知っているだけで、実際の役には立たないことのたとえ。
畳の上でどんなに水泳の練習をしても、水の中ではないので意味はない、というところからきています。
机上の空論の反対語は?
では今度は逆の意味で使われている反対語をみてみましょう。
言い勝ち功名
多少筋の通らない理論であっても、言葉数が多い方が勝つという意味です。
「机上の空論」の反対語としてはちょっとズレているかもしれませんが、空論など役に立たないという意味に対して、どんな理論であっても多く言ったもの勝ち、という意味の「言い勝ち功名」は逆の意味合いを含んでいます。
現場主義
企業経営において現場の対応や処理を重視する考え方ですね。
これはことわざではありませんが、頭の中で考えられた理論に対して、現場重視の臨機応変な考え方は真逆と言えますね。
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まとめ
今回は「机上の空論」の意味や使い方を紹介しました。
頭の中だけで考えられた、実際には役立たない議論や計画という意味となります。
自分のやりたいことや理想が先行してしまって、現実的な問題にまで頭が回らず「机上の空論」のようになってしまうことって日往々にしてありますよね。
実現可能な計画を立てるためにも、きちんと現実の状況を見据える必要があります。
しかし、人生には理想だって必要。
どんな計画だって、始めは自分の理想や、やりたいことを机の上で考えることから始まります。
現実と理想のバランスというのも重要なのかもしれませんね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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