「金は天下の回りもの」の意味!由来はどこから?

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金は天下の回りもの

こんな言い方をすることがありますよね。

何だか大阪人っぽいイメージのあることわざですが、
どういう意味で使われているのでしょうか。

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「天下」と付くと江戸時代を思い浮かべますが、
古くからある言葉なのでしょうか。

このことわざの由来はどこから来ているのでしょうか。

と、いうことで!

今回はお金に関することわざの意味についてまとめました。


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「金は天下の回りもの」の意味

「金は天下の回り物」というのは、

    金は一箇所にとどまるものではなく、常に人から人へ回って世の中を絶えず動いているものだから、お金が無い人の所にもいつかは回ってくる

という意味の言葉です。

お金は絶えず世の中を回っているものだから、今はお金がなくても頑張って働いていればいつかは大金が回ってくるものである。

だからくよくよせずに、真面目に働くように、という励ましの言葉として使われています。

また、今は大金があるかもしれないけれど、お金は回りものだからいつかは手を離れていくかもしれない、という戒めの意味として使うこともあるようですね。

同じ意味で「金は天下の回り持ち」や「金は世界の回り物」「金は世界の回り持ち」という言い方もあります。

似た言葉

  • 金は天下の回り持ち
  • 金は世界の回り物
  • 金は世界の回り持ち
  • てっきり、

    お金は使わないと流通しないからじゃんじゃん使っちゃおう!

    という意味かと思ったら違いましたね。
    (^^;

    そんな政治・経済的なお話しではなく、
    もっと暖かいお話しだったのでした~。

    さて、そんなお金にまつわるこのことわざですが、
    なにが由来となっているのでしょうか。


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    由来はどこから?

    金は「お金」「財産」のこと。
    「天下」というのはこの世のすべて、全世界という意味になります。

    織田信長の残した言葉の「天下布武」などが有名ですよね。

    しかし、この「天下」という言葉は歴史が古く、出土した鉄剣の銘文などを見ると、古墳時代から人々に使われていた言葉だということが分かっています。

    当時は国を治める王様の称号の一部として使われていたようですね。

    そして時代が進むにつれて

    「この世のすべて」
    「点が覆っている下の場所すべて」

    という意味合いが強くなってきます。

    また「実権を握って思うままに振る舞うこと」という意味もあります。

    昔は現代よりも貧富の差が激しかったと言われています。

    そのため、貧しく生まれてしまった者はどんなに努力しても大金を手に入れるのは難しいという現実がありました。

    しかし、だからといって自暴自棄になり怠けられては国が立ち行かなくなってしまいます。

    そのために「金は天下の回りもの」ということわざを広げ、今は貧しくとも金はいつかは回ってくるものだから頑張って働くように、という教えを植え付けたという説もあります。

    つまりは励ましというよりも平民を鼓舞するための言葉だったというおはなしですね。

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    どんな時に使うの?

    では実際に「金は天下の回りもの」はどんなシチュエーションで使われるのでしょうか。

    ここでは例文を交えて見ていきましょう。

      1.

      取り引きに失敗してしまい損害を出してしまった友人に対して、励ましの言葉をかける場合

      「金は天下の回りものというし、コツコツ努力していればいつかは今回の損も取り戻せるよ」

      null

      2.

      援助金などを出したときに相手から「こんなに貰うわけにはいきません・・・」と遠慮された場合に相手の重荷にならないように

      「なに、気にすることはありませんよ。金は天下の回りものというし、常に動くものじゃないですか」

    このようなシチュエーションでわれたりします。

    英語で言うと?

    「金は天下の回り物」

    今回はこれを英語に直してみましょう。

    どのように表現すればよいのでしょうか。
    いくつかみてみましょう。

      “Money comes and goes.”
      (お金というのは行ったり来たりするものだ)
      “Money goes around and around.”
      (お金は行ったり来たり、常に回っているものだ)
      “What Comes Around Goes Around.”
      (何事も回り回って自分に返ってくる)

    ただし、”what Comes Around Goes Around”だと「因果応報」の意味も含んでしまうかも知れませんね。(^^;

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    まとめ

    今回は「金は天下の回りもの」の意味や使い方について紹介しました。

    「金は天下の回り物」というのは、お金は常に世の中を回っているものなので、今はお金がなくとも真面目に働けば、いつかはお金が入ってくる、という意味でした。

    ガンガンお金をつかってこーぜ!!

    という意味かと思いきや、励ましの意味で使うことが多いようですね。

    確かにお金は天下で回っているかと思いますが、私のところになかなか来ないのはなぜなのでしょうか。

    回りすぎてどこかで詰まってるんじゃないですかねぇ。

    ・・・・・

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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