雨降って地固まるの意味!使い方は?結婚式のスピーチで使っても大丈夫?
「雨降って地固まる」
こんな言い回しがあります。
よく、
「結束が固くなった」
といった使われ方をされています。
たまにスピーチなどでも聞きますよね。
でも、本来はどんな意味の言葉なのでしょうか。
想像通りの意味で大丈夫なのでしょうか。
たとえば、結婚式のスピーチなどに使ってもいいのでしょうか。
どのような使い方をすればよいのでしょうか。
と、いうことで!
今回はこの言葉の意味や使い方をまとめました。
雨降って地固まるの意味
まずは、もともとの意味からみてみましょう。
- 雨降って地固まるの意味
揉め事の後はかえって良い結果や安定した状態を保てるようになることのたとえ。
最初に揉め事があったというのがポイントですね。
(^-^)h
雨というのは人に嫌がられるもの。
ですが、あえて嫌な雨を経験することで、ぬかるんだ地面でもかえって地盤がしっかり固くなる。
ここから転じて、嫌なもの、辛いものを経験した方がかえって良い状態になるという意味合いになりました。
使い方について
雨降って地固まるはよくスピーチなどで使われているイメージがありますよね。
でも結婚式などのおめでたい席でのスピーチに使ってもいい言葉なのでしょうか。
こういったニュアンスを含むので、
もしも結婚式のスピーチに使うとすれば、
「お二人は活動的であるがゆえに、よくケンカしてしまうこともあったそうですが、雨降って地固まるとはいったもので、言いたいことを言い合えたおかげで今ではとても良い関係を築いているようです」
こういった使い方であれば相応しいと言えます。
しかし最近では、雨降って地固まるを
だと間違えて使ってしまうケースもあるようです。
なので、
「同じ電車に乗り合わせたことで、偶然知り合った二人はどんどん絆を深めていきました。まさに雨降って地固まったわけです」
というような使い方は「嫌なこと」「悪いこと」というニュアンスが入っていないので間違った使い方となります。
雨というのはあくまで「人の嫌がる悪いこと」のたとえなので「恵みの雨」と勘違いしてしまわないよう注意が必要です。
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本当に雨が降って地面が固まることってあるの?
さて、ここからはちょっと余談です。
雨降って地固まるはことわざですが、本当に雨が降って地面が固まることなんてあるのでしょうか。
もともと緩い地面などは雨が降ることでさらにぬかるんでしまったり、土砂崩れに発展することもありますよね。
土の性質によっては雨が降り、水分が増えることで土と土をつなくねばりが失われてヒビだらけの地面になってしまうこともあります。
なので、
「雨降って地固まることはリアルには無いのでは?」
と思ってしまいますよね。(^^;
しかし、ガーデニングなどをする場合、土台をしっかり固めるために最初にたっぷり水を与えることもあります。
土木作業でも水をかけることで土を締める「水締め」という作業を行うこともあります。
先述したように土が固くなるかどうかは本来その土の持っている性質に関わってくるので、水を加えて練ることで丈夫になる土の種類もあるようです。
なので、「雨降って地固まる」というのは土も実際に存在するということですね。
普通の土だと、ぬかるんでしまう印象がありますよね。(^^;
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まとめ
今回は雨降って地固まるの意味や使い方を紹介しました。
雨降って地固まるは、嫌なこと、悪いことをあえて経験することで、かえって良い結果となるというたとえでした。
この「嫌なこと、悪いこと」というポイントを入れずに、単純に「雨が降ってくれて良かった」としてしまうのは間違った使い方となります。
雨がふることで、グダグダのぬかるんだ関係にならずに、かえって地が固まるような関係を築けるようになっていきたいものですね。
「雨なんて降らなければいいのに」
と、思ったって、天候はコントロールできないですからね。(^^;
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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