寒の戻りとはどういう意味?手紙での使い方もチェック!
天気予報などを見ているとたまに、
「寒の戻り」
という言葉を聞くことがありますよね。
言葉の響きや漢字のイメージで何となく寒そうな言葉なのは分かりますが、
どんな意味なのかハッキリこたえられるか・・・というと。
けっこう曖昧だったりしますよね。
(^^;
この言葉は、手紙の冒頭の挨拶文などでも使われたりします。
今回は「寒の戻り」について、
などを紹介します。
それでは、まずは意味からチェックしてみましょう。
寒の戻りってどういう意味?
寒の戻りとは、
一時的に寒さがぶり返すこと。
をいいます。
桜の咲く季節に寒さがぶり返す
「花冷え」
と似ているようですが桜の咲く季節に使う花冷えとは違い、
寒の戻りは立春以降の寒さを表すのに用います。
ちなみに立春以降、寒が空けてもなお残る寒さである、
とは同様の意味で使われています。
立春以降、急に寒さがぶり返すことってありますよね。
覚えがある方には、
「あ~、あれが寒の戻りっていうのか」
と納得していただけるかもしれません。
(^^ゞ
しかし、何故寒の戻りなんていう現象が起こるのでしょうか?
寒の戻りが起きる時期は?なぜ起きるの?
なぜ寒の戻りが起こるのかというと、
日本海低気圧で暖かい南風が吹いたあと、
再び寒冷前線が来て寒い北風とともに気温が急降下するので、
立春後に寒さがぶり返すのです。
立春後とはいえ、日にちが空きすぎると寒の戻りは起きないので、
立春である2月4日以降の数週間以内であれば起きる可能性が高くなります。
ちなみに4月後半から5月にかけて吹き荒れる、
大風メイストームと現象自体は似ていますが原因は異なります。
「寒の戻り」を手紙で使う時の表現方法
寒の戻りは立春を少し過ぎたくらいの時期に起こる現象なので、
2月前半頃の時候の挨拶として使われることが多いです。
たとえば・・・・
- 寒の戻りを手紙で使う時の例文
「寒の戻りで寒さのきびしい頃ですが、いかがお過ごしですか?」
「寒の戻りで冷え込むことも多いですが、お身体にお気を付け下さい」
と、いったふうな表現に使います。
ただ要件を書くだけでは風情に掛けるので、
こういった時候の挨拶を交えて、
季節の移り変わりを伝えると日本古来の風習の「味」がでますよね♪
まとめ
今回は寒の戻りについて紹介しました。
立春以降、急に冷え込んだりする日や、
寒さがぶり返す現象をこのように呼びます。
時候の挨拶文でも使えますし、
「寒の戻り」は季語に当てはまるので、
俳句や連歌に用いることもできますよ。
機会があれば、ぜひ使ってみてくださいね。
(^^
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
最近のコメント