ケトン臭とはどんな臭いなの?ダイエットの時に出るってホント?
ダイエットをすると口臭がひどくなる。
なんて話を聞いたことはありませんか?
実はこれ「ケトン臭」と呼ばれるものなんです。
ケトン臭とは普段は身体から発生されないような、
甘酸っぱくて鼻に付く臭いのこと。
よくダイエット中の方から臭うといわれています。
「それって本当?迷信じゃないの?」
なんて思ってしまいますよね。
(^^;
実際のトコロ、どうなのでしょうか。
今回はケトン臭が出てしまう原因や、
本当にダイエットをすると発生してしまうのか、
などを、順を追って紹介していきたいと思います。
それではさっそくみていきましょう~。
ケトン臭はどんな時に臭うの?
ケトン臭は別名、
「ダイエット臭」
とも呼ばれていて、やはりダイエットと深い関係があるようです。
かなり独特な臭いで、甘くような酸っぱいような臭みは
「強烈な悪臭」といわれています。
「じゃあダイエットしたら必ず臭くなっちゃうの?」
って不安に思いますよね。
で、なんでこの臭いを発することがあるのかというと、
ケトン臭が発生するということは、
身体に負担のかかる間違ったダイエットをしている証拠
ということなんです!
つまり、健康的で正しいダイエットをすれば、
ケトン臭が発生する心配はないのです。
鼻に付く悪臭は、「今のダイエット間違ってます!」
という証拠のようなものなんです。
ではどんなダイエットをすると、
ケトン臭が発生してしまうのでしょうか。
ケトン臭が出る理由とは?
ケトン臭が出てしまう原因はなんといっても、
「食べないこと」
です!
きちんとした食事を摂らないことで身体には様々な変化がおきて、
結果ケトン臭が発生してしまうのです。
ではケトン臭が発生するまでの過程を、
一段階~三段階に分けて紹介していきましょう!
第一段階
過度な食事制限でタンパク質や炭水化物が不足すると、
身体は体内に蓄積されている中性脂肪を燃やそうとします。
この際に中性脂肪を臭い成分でもある「脂肪酸」に分解するのですが、
過度なダイエットで代謝が低下している場合は脂肪酸が完全燃焼されず、
血中に残ってしまうのです。
ただ、この段階ではまだ強烈な悪臭は発生しません。
第二段階
代謝の低下が長く続くと身体の血行が悪くなります。
この状態が続くということは酸素の供給が減るということなので、
身体は新しいエネルギー源を得ようとします。
すると、不完全燃焼系の「解糖系」という方法に切り替えます。
その結果の副産物として発生してしまうのが「乳酸」であり、
これが強いアンモニア臭の原因となるのです。
第三段階
血中に増加した脂肪酸が燃焼されずに、
「ケトン体」
という物質に合成されてしまいます。
ケトン体が血中に増えることにより、
強烈な悪臭を発生させるケトン臭となって、
周囲に発散されてしまうのです。
ダイエット臭の主な原因はこのケトン臭と第二段階の乳酸であり、
この2つが、
- 口臭
- 体臭
- 尿の臭い
に含まれ、
最終的には体全体から悪臭が発生してしまう事態になるんです!
実はこのケトン臭は糖尿病患者の発する臭いと一緒で、
身体に良くないことが起きているというサインでもあります。
では、何とかしてこのケトン臭を
和らげる方法というのはないものでしょうか。
ケトン臭を和らげる方法は?
ケトン臭を和らげるには、
バランスの取れた食事と規則正しい生活が大切。
「それだけでいいの?」
と思うかもしれませんが、
これはダイエットをする上でとても重要なことなんです!
身体に必要な炭水化物やタンパク質をしっかりと摂取して、
食事制限ではなく運動を主としたカロリーダウンで痩せることが大切です。
運動とはいっても激しく運動する必要はありません。
毎日30分程度身体を動かして、
筋肉量を減らさないことが肝心!
また、基礎代謝を下げないというのも凄く大事なポイントです。
不足している栄養をしっかり摂って代謝をアップしていきましょう。
まとめ
今回はケント臭とダイエットの関係について紹介しました。
ケント臭の発生を抑えるためには無理のない、
正しいダイエットを心掛けることが大切なんですね~。
それに過度な食事制限は病気やリバウンドの元なので、
十分注意したいところです。
(^^A;
もしもダイエットの心当たりなく、
ケント臭のような体臭を感じた場合は、
病気の可能性もあります。
その場合は、すぐに医師に相談してみることをおすすめします。
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