「弱り目に祟り目」と同じ意味のことわざには何がある?
「弱り目に祟り目」
困った状況になったときに、こんな言い方をします。
ここでいう「弱り目」や「祟り目」は何のことなのでしょうか。
「弱り」も「祟り」もあまり良い意味ではないので、「弱り目に祟り目」は
なんだか踏んだり蹴ったりな感じがしますよね。
また、同じ意味で使うことわざも知っておきたいです。
というわけで今回は、「弱り目に祟り目」の意味や使い方、
同じ意味で使うことわざについてまとめました。
また、反対の意味のことわざについてもチェックしていきましょう。
目次
「弱り目に祟り目」の意味
まずはことわざの意味から紹介していきましょう。
- 弱り目に祟り目
困っているときにさらに災難が重なることや、
不運が重なることのたとえ。
弱っているときに祟りにまであうという状況をあらわす。
ちなみに「弱り目に祟り目」の「目」というのは「落ち目」や「控え目」、
「酷い目に遭う」の「目」ですね。
割と言葉の通りの意味で、分かりやすいですよね。
似たことわざには何がある?
では「弱り目に祟り目」と似た意味のことわざにはどんなものがあるのか
紹介していきましょう。
傷口に塩を塗る
悪いことの上にさらに災難や悪いことが重なることのたとえです。
ただでさえ痛い傷口に塩を塗りこみ、
余計に痛くなることをあらわしています。
泣きっ面に蜂
不運や不幸が重なることのたとえです。
泣いてむくんでいる顔をさらに蜂に刺されるという状況をあらわしています。
踏んだり蹴ったり
重ねて酷い目に遭うことや、何度も災難に遭うことを意味しています。
踏まれた上に蹴られるという散々な状況をあらわしています。
瘤の上の腫物
不幸や災難の上に更に不幸な事や災いが
重なっておきることを意味しています。
弱みにつけこむ風の神
悪いことが重なることのたとえであり、
弱っているときにこそ悪いことが起きるという意味もあります。
損して恥かく
損をした上に恥までかくという状況から、
重ねて散々な目に遭うという意味をあらわしています。
結構似た意味の言葉がたくさんあるんですね。
辛い状況に辛いことが重なることって、多いのかもしれませんね。
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反対の意味のことわざについて
では今度は「弱り目に祟り目」と反対の意味で使うことわざについて
紹介していきましょう。
盆と正月が一緒に来たよう
嬉しいことや楽しいことが重なることのたとえです。
また、非常に忙しく充実している状況をあらわします。
「弱り目に祟り目」が不幸が重なるという意味なので、
嬉しいことが重なる「盆と正月が一緒に来たよう」は反対の意味になります。
流れに棹さす
好都合なことが重なり、順調に事が運ぶことのたとえ。
川の流れに乗って進む舟に、棹をさすことでさらに勢いをつける意味から来ています。
願ったり叶ったり
願ったことがすべて思い通りになることや、希望通りに事が運ぶことを意味しています。
渡りに船
困っているときに丁度良く助けになる人や環境に恵まれることを意味します。
「嬉しいことが重なる」という意味ではありませんが、
丁度良くとんとん拍子に幸運が舞い込むという意味です。
こちらも、たくさんの言葉が出てきましたね。
自分が辛い状況の時に、他の人がこんな状況だと複雑な気持ちになってしまいますよね。
「自分ばっかり辛い・・・」
と思ってしまいがちです。。。
そんな時は、仲の良い友人に愚痴ったり、趣味に没頭してストレス発散したりして
上手く切り替えて乗り切っていきましょう。
状況が好転することだってあります!
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まとめ
今回は「弱り目に祟り目」の意味や使い方について紹介しました。
「弱り目に祟り目」は困っているときに
さらに悪いことが起こる状況を意味します。
「目(眼)が弱っているときに目が祟られる」
という意味だと思っている人も多いのですが、
「免疫力が落ちている所に風邪をひいた」的なニュアンスではないので、
気を付けて使いましょう。
悪いことが重なったり、酷いことが続けて起きると
「何をやっても駄目だ・・・orz」
と落ち込んで絶望してしまいます。
しかし、ことわざになるくらいよく起こる事例ともいえるので
「皆このくらい乗り越えてる!自分も頑張らなくちゃ!」
と励みにすると良いでしょう。
辛い状況をうまく乗り切れる練習をしていると、メンタルの強い
応用の効く人間になれますよ!
メンタルの強さ、大事ですからね・・・
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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