天衣無縫(てんいむほう)の極みとはどんな意味?タオルもあるの?
「天衣無縫の極み」
という言葉を聞いたことはありますか?
これは人気コミック、
「テニスの王子様」
に登場する最終奥義の名前ですね。
読んだことがある人からすれば、
「あ~!そうそう!どっかで聞いたことあると思った!」
って感じでしょうか。
(^^ゞ
でも奥義の名前として使われている「天衣無縫」ってどんな意味なのでしょうか。
よく小説や漫画などで出てくる言葉ではありますが、使われている漢字を見てもあまり意味合いがイメージできませんよね。
「天の衣に無くて、縫うって何だろう?」
なんて思っちゃいます。
と、いうことで!
今回は「天衣無縫」の意味や使い方についてまとめました。
由来や語源なども調べていきましょう~。
天衣無縫の意味について
まずは意味をチェックしていきましょう。
- 天衣無縫の意味
無邪気な人柄で飾り気やわざとらしさがない人のこと。
また、詩や文章にわざとらしい技巧がなく自然で美しいことを意味することもある。
天女の衣服というものは、糸や針の縫い目などはなく、余計な技巧を加えた跡がないという言い伝えから、飾り気がなく変に取り繕ったりもしない、自然で無邪気な人物をあらわすようになりました。
また、小説や詩や踊りなどに対しても、わざとらしさがなく自然で美しいという意味合いで「天衣無縫」と使うことも多いです。
天女の衣に縫い目がないというのは、中国の書物である「霊怪録」に出てくる伝説に由来しています。
その天女が纏っている衣に縫い目がないことを不思議に思い、天女に尋ねたところ天女は
「天人の着物には針や糸を使わない」
と教えてくれました。
この話が元になっているんですね。
天衣無縫の極みとは?
では「テニスの王子様」に登場する奥義である「天衣無縫の極み」というのを紹介していきましょう。
これは主人公である越前リョーマの最終奥義であり、己の限界を超えた者だけが辿り着ける無我の境地の奥のことをいいます。
無我の境地の奥にあるとされる三つの扉のうち、最後の扉とされているのがこの「天衣無縫の極み」なんです。
本来は越前リョーマの父でありプロテニスプレイヤーの越前南次郎が唯一人開いたといわれている境地でしたが、息子である越前リョーマも全国大会決勝戦で最後の最強である幸村精市との対戦時にその境地に辿り着きました。
「神の子」称される天才テニスプレイヤーの幸村精市でしたが、そのプレイスタイルは勝利に固執するようなものでした。
それに対し、越前リョーマの純粋にテニスが楽しくてしょうがないといったプレイスタイルは真逆であり、結果、越前リョーマの「純粋にテニスを楽しむ気持ち」は天才の幸村精市を破り勝利へと繋ぎました。
Sponsored Link
由来について
スポーツの技であまり「天衣無縫」って使いませんよね。
ではなぜ「天衣無縫の極み」と呼ばれているのでしょうか。
「テニスの王子様」における「天衣無縫の極み」というのは、勝負をしているという状況や相手に勝つということに囚われずに、純粋にテニスを楽しんでいる状態を指しています。
本来は「天衣無縫の極み」などは存在せず、テニスを始めた頃に全員が持っていたテニスが楽しくてしょうがない、といった気持ちこそが本当の「天衣無縫の極み」だ、というセリフもあります。
この純粋さや勝ち負けという損得に囚われていない気持ちを指し「天衣無縫」と呼んでいるようでしょう。
タオルもある?
「天衣無縫」について調べていると、実は「天衣無縫」という名前のタオルも販売しているようです。
どういったタオルなのでしょうか。
ちょっと気になります。。
「天衣無縫」
というのはオーガニックコットンやリネンやウールの商品を扱っているメーカーの名前。
この衣服メーカーはことわざの「天衣無縫」の細工やわざとらしさがなく自然で美しいこと、という意味に習い、自然の柔らかさや心地よさを生かした美しくて肌に優しい製品作りにこだわっています。
その意味にちなんで「天衣無縫」という名前になっているんですね。
肌に優しいタオルやガーゼはもちろん、靴下なども扱っていますね♪
Sponsored Link
まとめ
今回は「天衣無縫」や「天衣無縫の極み」の意味や使い方について紹介しました。
無邪気な人柄で飾り気やわざとらしさがない人や、作りが自然で美しいものをあらわしているのでした!
意味はなんとなく知っていましたが、天女の衣に縫い目がないというところからきていたんですね。
確かに、天女の羽衣なんていうのはふわりとした一枚布で、現世のものではない美しい作りをしているイメージです。
しかし、テニスの王子様効果で、完全に必殺技のイメージが強いですね。
(^^;
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
最近のコメント