転ばぬ先の杖の意味とは?使い方や類義語も紹介!
「転ばぬ先の杖」
こんな言い方をたまに聞きますよね。
よく聞くことわざですが、
どのような意味なのでしょうか。
杖なんていうとハリーポッターとか指輪物語とか、
ファンタジーの世界のようですよね。
「転ばぬための杖」
ならわかりますが「先」とは・・・!?
「転ばぬ」とか「杖」という言葉が入っているので
転ばないように用心しているイメージはあります。
どんな場合に使うのが相応しいのでしょうか。
と、いうことで!
今回はこのことわざの意味や使い方、
類義語などをまとめました。
同じ意味で使える類義語なども
併せてチェックしていきましょう~。
転ばぬ先の杖の意味
まずは基本的な意味からみてみましょう。
- 転ばぬ先の杖の意味
どんな場合にも失敗しないように、万が一に備えてあらかじめ十分に準備をしておくことのたとえ。
転んでから杖を用意しても何の意味もありません。
杖というのは転ぶ前に用意してこそのものだ、ということから転じて、何をするにしても、あらかじめしっかりと備えて注意しておけば、どんな事態にも対処できるという意味になりました。
「先の」とは「前もって」ということだったんですね。
(^-^)h
前もって杖を持っていれば、たとえけつまづいても転ぶことはありませんし、怪我をする心配もありません。
あらかじめ危険にそなえておくことが大切だという用心の意味合いで使う言葉となります。
同じ意味でこんな言葉もありますよ。
(^^ゞ
使い方について
では実際に「転ばぬ先の杖」の使い方をみていきましょう。
「地震対策としてそろえた防災グッズや、地震非難に関する様々な知識はきっと転ばぬ先の杖となるでしょう。」
「当選確実とは言われているが、転ばぬ先の杖ともいうし、やはり前もって不安材料はできるだけ摘み取っておこうと思う」
このような使い方ができます。
「万が一の事態」とか「十分な準備」というニュアンスが強いので、普通の用心というよりも、さらに用心を重ねるような場合に使うことが多いですね。
言い換えると保険のような意味合いとなります。
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類義語
では「転ばぬ先の杖」と同じ意味合いで使われている類義語をみていきましょう。
石橋を叩いて渡る
用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うことを意味する言葉となります。
有名なことわざなので知っている方は多いのではないでしょうか。
用心を重ねるという意味合いは「転ばぬ先の杖」と共通しますが、「石橋を叩いて渡る」は、臆病さを揶揄したり慎重すぎる性格を皮肉る意味合いもあります。
「転ばぬ先の杖」はそういったネガティブな使い方をしないので、そこが双方の違いすね。
詳しくはこちらの記事でも紹介しているので、
参考にしてくださいね。
(^^ゞ
後悔先に立たず
すでに終わったことを後で悔やんでも取り返しがつかないという意味で、事前に十分な準備をするべきだという戒めの意味もあります。
同じ意味合いというか、「転ばぬ先の杖」の前の段階の教訓という印象ですね。
↓
だから十分な準備をすべきだ
↓
「転ばぬ先の杖」
という流れですかネ。
結果的に準備が大切だという意味合いは共通しています。
念には念を入れよ
用心の上に、さらに用心を重ねよという意味のことわざです。
江戸いろはがるたの一句なので有名ですよね。
万が一に備えてさらに用心という意味合いは「転ばぬ先の杖」にとても近いですよね。
日常生活では、「念には念を」で止めて使いますよね。
性格な言い方は、
「念には念を入れよ」
だったんですね~。
フルの言い方ではあまり使わなそうです。
(^^;
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まとめ
今回は「転ばぬ先の杖」の意味や使い方、類語などを紹介しました。
万が一の事態を考えて十分な準備をしておく。
という意味でした!
杖は杖でも魔法のステッキではなく、
転んだときに支えになる方の杖だったんですね~。
物理的な支えだけではなく、事前の情報収集やたくわえた知識などに対しても使うようです。
若いときは「失敗しても良いからやってみよー!」という精神が美徳とされることも多いかもしれませんが、年齢が上がり役職も上がっていくと、失敗は自分だけの損害で済まなくなることもありますよね。
そういった、
「ここでは絶対に失敗できない!」
という場面において十分な準備や万全の対策というのは何よりも大切になってきます。
冷静に状況を分析し、用心に用心を重ねるくらいで丁度良いのかもしれませんね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
タグ:かるた
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