溺れる者は藁をも掴むの意味!由来はどこから?英語で言うと?
「溺れる者は藁をも掴む」
なんとも必死な状況が伝わってくることわざですよね。
映画や小説の中でもたまに使われる表現です。
何となく緊迫した状況は伝わってきますが
実際にこれはどのような状況なのでしょうか。
「溺れる」とか「藁」とか具体的なワードが入っていますが、
何かことわざの由来になった逸話とかあるのでしょうか。
と、いうことで!
今回はこのことわざの意味や由来についてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
溺れる者は藁をも掴むの意味
まずは、基本的な意味からみていきましょう。
- 「溺れる者は藁をも掴む」の意味
人は困窮して万策尽きたとき、手段を選ばず、まったく頼りにならないものにまで必死にすがろうとする、ということのたとえ。
人は非常に困って、どうにも立ち行かなくなったときは冷静を失ってしまうもの。
なんにでも縋りつこうとして、正気であれば考えられない者に対しても手を伸ばそうとする、という意味となります。
冷静に考えれば、水に浮ているわらを掴んでも浮上できませんものね。(^^;
使い方と例文
ここでは、このことわざの具体的な使い方をみてみましょう。
「溺れる者は藁をも掴むとはいったもので、彼はあんなに馬鹿にしていた相手にも頭を下げて援助を頼み込んだようだ」
「健康なときはサプリメントなど馬鹿にしていたが、今では溺れる者は藁をも掴むように買い漁っている」
このような使い方ができます。
ただし、使い方に注意が必要な場合もあります。
注意が必要な使い方
例えば、
のように使ってしまうと、相手を藁といっていることになるので失礼に当たります。
困窮している自分を表現したい場合であっても相手との関係性、シチュエーションには気を付けるようにしましょう。
相手を藁(すがっても無駄なモノ)と表現してしまうと、失礼な表現になってしまいます。
また、別の言い方としては、同じ意味で、
- 溺れる者は藁にもすがる
- 藁にもすがる思い
といった表現方法もあります。
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英語で言うと?
「溺れる者は藁をも掴む」というのは、実は英語のことわざから派生したものと言われています。
ではここで英語での表現をみてみましょう。
- “A drowning man will catch at a straw.”
(溺れる者は割らおも掴む)
といいます。”drown”が「溺れる」で”straw”が「藁」ですね。
古い日本語の辞書にも「藁にもすがる」という表現は無いので、このことわざの由来としては、海外から輸入されたのではないか、という説が有力です。
ちなみに中国語だと
「溺水者抓住一根稻草」
ということわざが残っています。
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まとめ
今回は「溺れる者は藁をも掴む」の意味を紹介しました。
人は困窮して万策尽きたとき、頼りにならないものにまですがろうとする、という意味でした!
日本のことわざだと思っていましたが、実は英語の”A drowning man will catch at a straw”から来ていたのですね~。
偉い人に教えを請う場合などは、「藁にもすがる思いで来ました」などと使ってしまうと失礼にあたるので、使う相手には注意するようにしましょう~。
「溺れる者は縄をも掴む」
だったら、焦ってても正常な判断ができる人なんですけどね。
藁にもすがるような状況に陥らないよう、普段から慎重に行動することを心掛けたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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