鬼に金棒の意味!使い方や反対語は何?英語での言い方もチェック!
「鬼に金棒」
とても心強い時にこんな言い方をしますよね。
鬼の持ち物といえば、
虎柄のしましまパンツと金棒(かなぼう)です。
大事な二つの持ち物の内の一つの金棒。
「鬼」に「金棒」というとすごく強そうなイメージですが、
どんな場合に使うのが相応しいのでしょうか。
今回は、かるたにも出てくるこのことわざの、
具体的な使い方や反対語などについてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
鬼に金棒の意味
まずは、基本的な意味からみてみましょう。
- 「鬼に金棒」の意味
強いものがさらに力を得て、最も強くなることのたとえ。
ここでいう「鬼」というのは強さの象徴です。
ただでさえ強い鬼が、強力な金棒を手に持ったら、もう誰も敵わないほどに強くなってしまう、ということから転じ、強いものがさらに力を得て無敵になる、という意味になりました。
確固たる強さ、一段と強くなったということをあらわしています。
金棒は鉄棒(かなぼう)と書く場合もありますし、「鬼に金棒、弁慶に薙刀」と後に続く文章が入る場合もあります。
どちらも、もともと強いのに、さらに強力な武器を持って最☆強という意味ですね。
(^^
使い方
「鬼に金棒」はどんなシーンで使えるのでしょうか。
ここでは具体的な例文をみてみましょう。
「ただでさえ甲子園常連高校なのに、あの剛腕のピッチャーが転校してくるなんて、まさに鬼に金棒じゃないか!」
「鬼に金棒の言葉通り、元々営業成績の良かった部署が、彼女が入社したことで不動のトップに躍り出た」
このような使い方ができます。
鬼というと恐いイメージかもしれませんが、
おおむねは良い意味で使われる言葉、
誉め言葉として使われます。
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鬼に金棒の反対語は?
では次に「鬼に金棒」の反対語についてみてみましょう。
反対というのだから弱さや頼りなさをあらわす言葉が並びます。
餓鬼に苧殻
「餓鬼に苧殻」というのは、力のない者が折れやすい苧殻を振り回すようなもので、頼りにも力にもならないことのたとえです。
餓鬼は力のない亡者のことで、苧殻は折れやすい麻の茎のことなので、丁度「鬼に金棒」とちょうど反対の意味になりますね。
陸にあがった河童
河童(かっぱ)は空想上の生き物ですが、もともとは水の中に住んでいます。
なので、水の中では十分な力を発揮できますが、丘に上がってしまうと力がなくなってしまうとされています。
ここから転じて、力あるものでも環境が変わってしまうと、途端に無力になってしまうというたとえとして使われます。
「水の中の河童」なら、鬼に金棒と同じ意味になりそうですが、このようなことわざは内容ですね。(笑)
英語での表現について
ついでに、「鬼に金棒」を英語で表現してみましょう。
「鬼に金棒」のような意味のジャストな英語のことわざはないのですが、同じニュアンスになるような言葉をみてみましょう。
- “Strong beyond strong.”
(強さを超えた強さ)
“Making a strong person even stronger.”
(強い人はさらに強くなる)
このような言い換えができますね。
ちなみに、中国には近いことわざがあります。
- “Adding wings to a tiger.”
(虎に翼を追加する)
馬だったらペガサスなんですけどね。
中国だと虎なのでした!
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まとめ
今回は「鬼に金棒」の意味や使い方を紹介しました。
「鬼に金棒」は、かるたなどでも使われる有名なことわざですが、強いものがさらに力を得て無敵になる、ということをあらわしていました。
心強い仲間は歓迎ですよね。^^
では、ここで私も一つことわざを作ってみましょう。
「女子にカネボウ」
綺麗な女性は、化粧をすることでさらに綺麗になれるということのたとえです。
あ、別に某化粧品会社の回し者ではないですよ!
おあとがよろしくないようで…。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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