諸刃の剣の意味!語源や使い方もチェック!
考えた末に思いついたナイスアイデア。
さっそく実行に移そうと思ったときに人からアドバイスをもらうと、
「それは諸刃の剣だよ」
と言われることがあります。
なんとなく、
「攻撃力は強いけど自分にもダメージを食らう」
という意味であるとの印象がありますが、
実際はどのような意味なのでしょうか。
今回は、この「諸刃の剣」のことわざの意味や由来についてまとめました。
意味と語源
諸刃の剣は、もろはのつるぎ、と読みます。
普通の剣は相手に斬りかかる面にだけ刃がついていますが、
諸刃の剣は両方の面に刃がついています。
そのため、使い方を間違うと相手だけでなく自分自身をも傷つけてしまう危険性があり、生半可な心得では扱えない武器とされています。
このことから、絶大な効果と同様にそれ以上の危険を覚悟しなければならない物事を表す慣用句として使われるようになりました。
例文
ではここでいくつか例文をみてみましょう。
- 「その新薬は人類の救世主となり得るが同時に強烈な副作用もともなう、まさに諸刃の剣だ」
- 「睡眠時間をけずって勉強すれば知識は一時的に増えるが、長い目で見れば必ず体を酷使する。受験勉強法としては諸刃の剣だよ」
- 「速いテンポの漫才はインパクトがあるが、客がネタを理解できないリスクがある。あのコンビにとっては諸刃の剣のスタイルだ」
具体的にはこのように、メリットとリスクが拮抗しているか、あるいはリスクのほうが若干上回っている時に使われます。
どちらかと言えば、
「そんな危ないことはやめたほうがいいよ」
というニュアンスがあるようです。
あの国民的ゲームにも登場!
慣用句として定着している諸刃の剣ですが、ゲーム好きの人にとっては
「もろはのつるぎ」
の書き方のほうがおなじみかもしれませんね。
「もろはのつるぎ」はあの国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズで、武器として登場します。
与えたダメージの一部が自分に返ってくるので使いにくい武器ですが、攻撃力が高いのでちょっと魅力なんですよね。(^^
両刃の剣は?
諸刃の剣と同じ意味の慣用句に両刃の剣があります。
こちらは、「りょうばのつるぎ」と読み、語源や使い方は同じです。
ついついこれも「もろはのつるぎ」と呼んでしまいそうですが、意味は同じでも読み方は違ってきます。
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まとめ
今回は、諸刃の剣(もろはのつるぎ)の意味や語源について紹介しました。
諸刃の剣(または両刃の剣)は両側に刃のついている剣のことで、転じて、メリットとリスクの両方が大きい物事を表す慣用句として使われます。
ドラクエの武器としても登場するので、そちらのイメージが強いですよね。
攻撃すると与えたダメージの1/4が自分に返ってきてしまう諸刃の剣ですが、ドラクエ4以降は、
「トドメを刺した時にはダメージが返ってこない」
という若干の仕様変更がありました。
が、ドラクエ3の時は存在感が結構あったのに、5、6とナンバリングが進むにつれて空気になっていったのがちょっと寂しく感じたものです。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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