カカオの産地と国はどこ?食べ比べはできる?特徴や味を徹底比較!
チョコレートにはカカオが使用されていることは広く知られていますよね。
でも、このカカオってどこで生産されているのでしょうか。
日本・・・・ではないですよね。。
そのカカオの産地や種類について、
「なんとなく南のほうなんじゃないかな~」
くらいに感じてる人は多いかと思いますが、
いつも食べているチョコレートはいったいどこで作られているのでしょうか。
具体的にどの国で作られているのか、言われみるとちょっと気になりますよね。
そこで今回はカカオには
どんな種類があって、
どんな国で栽培され、
味に違いはあるのか、
みていきたいと思います。
それではさっそくいってみましょう!
目次
カカオの産地について
カカオの国、と言われて思い浮かぶのはどの国でしょうか。
日本に主に輸入しているカカオ豆の生産国トップ4と言われているのが、
ガーナ・コートジボワール・ベネズエラ・エクアドル。
2016年頃の世界のカカオ豆生産国ベスト7位をご紹介すると
順位 | 国名 |
1位 | コートジボワール |
2位 | ガーナ |
3位 | インドネシア |
4位 | エクアドル |
5位 | カメルーン |
6位 | ナイジェリア |
7位 | ブラジル |
という結果になっており、この7カ国で世界の総生産の9割ほどを占めています。
この他に、
など、約50の国々でカカオ豆を生産しています。
同じ品種でも、土地や環境の影響によって個性が異なるカカオ豆になります。
カカオの樹が育つ環境には条件があり、その条件を満たすエリアのことを「カカオベルト」と言います。
カカオベルトとは、高温多湿の熱帯で、赤道を挟んで北緯20度から南緯20度までに限られます。
さらに、高度30~300mで、年間平均気温が約27度で気温差が小さく、年間降水量は1000m以上であるといった条件が必要です。
カカオベルトについての詳しい情報はこちらの記事で詳しく紹介しています。
この細かい条件を満たすのが、中南米、西アフリカ、東南アジアとなるのです。
では、いくつかのメインの国のごとのカカオの特徴をまとめてみましょう。
コートジボワール産
このカカオからなるチョコレートはマイルドな苦味が特徴。チョコレートを口に入れた瞬間にナッツのような香ばしさが鼻を抜ける。ずっしりとした食感も魅力のひとつ。
ガーナ産
ガーナのチョコレートの特徴は、酸味・苦味・渋味の3つのバランスが程よく溶け合っていること。コクや香ばしさも人気。
エクアドル産
エクアドル産カカオ豆のチョコレートは華やかな香りが特徴。ジャスミンの花を連想させるような独特な香りがポイント。この特徴から「フレーバービーンズ」と言われている。それに加え、適度な渋味と口溶け感もある。
カメルーン産
カメルーン産のチョコレートは力強いカカオの風味が特徴。力強い中にも果実のニュアンスが含まれるため、フレッシュな味わいになっている。硬さが強調されず、ソフトな仕上がりになるため、シェルチョコに使われることも多い。
どこも熱帯気候であることは変わりないのに、原産地が異なるだけでその土地の特徴がカカオ豆やチョコレートに現れ、個性が出るのですね。
珍しいカカオ豆について
先ほどまでは生産国上位のカカオ豆についてご紹介してきましたが、希少価値がとても高く中々見つけることのできないカカオ豆を2つ、ご紹介します。
マダガスカル産
マダガスカルはアフリカにある島国で、年間のカカオ豆生産量は、コートジボワールが150万トン近いのに対し1万トン程度。
そんなマダガスカル産のチョコレートはフルーティで力強い酸味があり、とても爽やかな印象を与える。
フルーツとの相性が良いことでも知られ、酸味の中に程よい苦味と渋味も感じられる。
非常にバランスの取れたチョコレートだが、生産量が少なく、入手困難である。
キューバ産
キューバの特産品といえば、葉巻やラム酒など。そんなキューバで栽培されるカカオ豆も、葉巻や樹木のようなスモーキーな味わいが特徴。
軽い酸味もあるため、スモーキーな味に対して後味はすっきり。
どちらも生産量が極めて少ないために、このカカオ豆を使用したチョコレートはとてもレアで、注目されています。
やはり国によって全く異なる特徴を持っていますね。
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ロイズオリジンチョコレートで食べ比べができるよ!
産地によって異なる多彩なカカオの個性を引き出し、エクアドル、ベトナム、ベネズエラ、マダガスカルの4種類のチョコレートをひと箱にしているのが、
「ロイズオリジンチョコレート」。
このチョコレートは「ハイカカオ」となっていて、カカオポリフェノールの健康効果が注目を集めています。
しかし単にハイカカオというだけではなく、産地別の特長を強く出すことを目指し、カカオ分は、それぞれのカカオの魅力が際立つ70%となっています。
そのため、香りと味わいをじっくり食べ比べることができます。
フローラルな甘い香りが特長。
華やかな香りと共に穏やかな酸味と甘みが広がる
ドライフルーツを思わせる凝縮感のある酸味が特長。
芳醇な酸味と心地よい苦味が印象的。
ローストしたナッツのような香ばしさが特長。
軽やかな酸味ち苦味が独特のナッティ感を引き立てている。
柑橘系のようなフルーティな酸味が特長。
甘酸っぱく清涼感あふれる味わいが広がる。
以上のような特徴を持つ4つのチョコレート。
ひと箱購入すれば4カ国の味が食べ比べできるというのはなんとも魅力的ですね♪
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まとめ
今回はカカオの産地や食べ比べをする方法について紹介しました。
普段何気なく食べてるチョコレートですが、実はさまざまな産地がありました。
しかも産地によって特徴や味の違いもあったのです!
限られた環境でしか生産できないにも関わらず、全く違う味を作り出せるなんて、ますますチョコレートへの興味が湧いてきますね♪
これからチョコレートを購入する際は、ぜひカカオの産地にも目を向けて見てくださいね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
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