早速と早々の違い!ご対応いただいた時の正しい敬語の使い方は?
早速と早々。
早速は「さっそく」と読みますが、
早々は「そうそう」と「はやばや」の二通りの読み方ができます。
読み方が違うと意味も変わってくるのでしょうか。
敬語として使うのはどちらが正しいのでしょうか。
今回はこの似ている2つの言葉の違いについて紹介します。
それでは「さっそく」みていきましょう!
まずは、「早速」の意味から!
目次
早速の意味
まずは、早速の意味からみていきましょう。
- 早速の意味
- すみやかなさま。急なさま。転じて、機転のきくさま。
- すぐに。速やかに。
- 時間をおかないで行うさま。すぐに。すぐさま。
- いちはやく対応しようと、時を置かずに行動する様子。
とにかく素早い感じの印象をうけますね!
自分自身が動き出すスピードが速い感じです。
早々(そうそう)の意味
では、早々の方はどうでしょうか?
- 早々(そうそう)の意味
- 急ぐさま。はやばや。
- まもなく。すぐ。
- その状態になってまだ間がないこと。
- 急いで物事をするさま。さっさと。
- 簡略なさま。手短なさま。
- 急なために対応やもてなしが不十分であるさま。粗末なさま。
- あわただしいさま。
- 急いで書き記したことをわびる意で手紙文の末尾に添えるあいさつの語
- 急いで次の行動に移る様子
- その事が実現したばかりなのに、早くも次の事が起こる様子。
こちらは、急いでる感じがありますね~。
さて、「早々」にはもう一つの読み方があります。
すなわち、「はやばや」ですね。
早々(はやばや)の意味
ここでは早々のもう一つの読み方、
「はやばや」の意味をみてみましょう。
- 早々(はやばや)の意味
- たいそう早いさま。
- 普通よりもずっと早く物事を行うさま。ずっと早くに。
- 予期していたよりもずっと早い時期に事が実現する様子。
「はやばや」と「そうそう」はどちらも早いことを表していますが、
「はやばや」は副詞となりまして、
「そうそう」は副詞の他、名詞、形容動詞としても使います。
そして、「そうそう」のほうは、丁寧さというより、
さっさとやってしまうという感じがします。
メールの返信ではどっちを使うべき?
早々というのは、友人や目下の人、自分に対しては使ってもいいのですが、
目上の人や上司に使う言葉ではありません。
同僚や友人、後輩や自分自身の行動に対しては「早々」を使うことができます。
ただ、先輩や上司、目上の人に対しては、組み合わせによっては使うことができるのですが、
一つ間違えればとんでもないことになってしまいます。
なので、目上の人に使う言葉遣いとしては「早速」を使うべきですね。^^
使い方の例文
ここでは、それぞれの具体的な例文と使い方をみてみましょう。
「早速」の使い方
なるほど~。
早速は、どんな場面でも使える言葉ですね。
次は、早々(そうそう)の方をみてみましょう。
「早々(そうそう)」の使い方
早々(そうそう)は、自分自身や後輩などに向けての文章になります。
早々(はやばや)の使い方
早々(はやばや)は、「~と」という使い方ができるのが特徴的ですね。^^
迅速の場合は?
それでは、迅速の貼愛の意味はどうなるのでしょうか。
こちらは早速や早々より、もっと早いことを表現しています。
そして、正確に物事が進んでいっている印象です。
例文と使い方
ちなみに迅速も、目上の方や先輩、上司にも使うことができます。
まとめ
「そうそう」という言葉を音で聞くと、
敬語のように思えるのですが、実はそうではありません。
日本語というのは本当に難しく、
一つ間違えればとても失礼なことになってしまいます。
先輩や目上の方、上司に使える「早速」「迅速」。
後輩や同僚、自分自身に対して使える「早々(そうそう) 」「早々(はやばや)」。
ちょっとしたニュアンスの違いですが、
上手に言葉を使い分けられるようになりたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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