「病は気から」って本当なの?仕組みや科学的な根拠はある?

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病は気から

昔、学校などで先生に言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

勢いよく言われると納得してしまいそうですが、
これは根拠のある話なのでしょうか?

また「病は気から」の「」というのは何をあらわしているのでしょう。

どんな気持ちが病につながるのか、正確な意味合いが気になります。

ということで今回は、「病は気から」の意味根拠などをまとめました。
一緒に健康を保つためのポイントもチェックしていきましょう。



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「病は気から」の意味

まずは、言葉の意味から見ていきましょう。

    病は気から

    病気は気の持ちようによって良くも悪くもなるという意味です。

    心配事や不安なことがあると病気になりやすかったり、
    病気が悪化してしまうことが多いです。

    逆に気持ちを明るく持って無益な心配をしない方が
    病気になりにくく健康を保つことができます。

「病は気から」の「気」は気持ち精神面をあらわしています。
病気になるもならないも気持ち次第という意味のことわざです。

気

確かに気を揉み過ぎると具合が悪くなるという理屈は分かります。

しかし、実際に心配し過ぎて病気になるなんてことがあるのでしょうか。
科学的な根拠のある事例なのか気になりますよね?

次は、そんな科学的根拠について紹介します。



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科学的な根拠はあるの?

では、「病は気から」の科学的根拠について検証してみましょう。

実は北海道大学の研究チームが、実際に慢性的なストレスを与えると
病気を引き起こすのかという研究を行いました。

報告によれば、研究チームは慢性的なストレスが症状を悪化させるという仮説を立て、
特定のマウスを睡眠不足の状態にしたり、住環境を悪化させて
過度なストレスを与え続けました。

この「過度なストレス」は、通常時であれば死ぬようなレベルのものではありませんが、
それでもマウスにとっては大きなストレスとなるレベルのものです。

このストレスマウスに、とある免疫細胞を投与してみたのです。

その結果、免疫細胞の投与後、10日以内に約70%のマウスが死亡したのです。
一方、ストレスのみを与えて免疫細胞を入れなかった方のマウスは死にませんでした。

死亡したマウスの各臓器を調べてみると、脳内微細な炎症が発見されました。

脳

これは、この研究で投与した、ある免疫細胞の影響
脳内に小さな炎症が起きたことを示しています。

この脳内の小さな炎症の影響により、今度は消化器官が炎症・出血を起こします。
こうして起こる体内の不調の結果、最終的に心臓の機能不全を起こして
死亡に至ることが分かりました。

これはマウスの体内でのことなので一概には言えませんが、
人間においても特定の免疫細胞を有している人は
強いストレスによって体調不良を訴える可能性を示唆しています。

とても面白い結果なので紹介しましたが、実は様々な医学生物学の教科書にも

    ストレスによって分泌過多になる
    ストレスホルモンと呼ばれるホルモンによって、
    血圧や血糖の上昇、免疫機能の低下、不妊などをもたらす

という事が書かれています。

つまり、「病は気から」は科学的に見ればありうることと言えそうですね。

ストレスフリーでいられればとっても健康に過ごせそうですが、
人間として社会生活を営む以上はフリーではいられないですよね。

せめて、どんな事に気をつけて日々を送れば良いのか。。。
次はそんな健康に過ごすコツを紹介します。

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健康に過ごすために

不調を遠ざけ、健康で過ごすためにはどんなことに気を付けたらいいのでしょうか。

世の中には同じものを食べ同じ生活をしても病気になってしまう人と、
病気にならず長生きする人がいます。

病

この違いはどこにあるのでしょう。

これは、免疫力が高さの差だという人もいます。

免疫というのは、感染症に対する影響のほかにも多くの役割を担っており、
多すぎて不明な事もまだまだあるくらいです。

その役割の一つに、各臓器における様々なバランスの維持への関与も検討されています。
このバランスの維持力が免疫力の高さであると仮定してみましょう。

ではその免疫力を高めるにはどんなことに気を付ければいいのでしょうか。

    体温を高める

    体温が上がると血流が良くなります。
    すると、血流にのっている免疫細胞が身体の隅々まで巡るので
    免疫力が高くなります。

    また、体温が上がると免疫細胞が活発に働けます。
    これによってさらに免疫力が高まります。

    そのため体温を上げることは病気予防に必要不可欠なのですが、
    近年では体温36度以下という若者が増えています。

    体温を上げるには健康的な運動で筋肉量を増やして、
    ぬるめの湯船にゆっくり浸かることが重要です。

    免疫力高める食べ物を食べる

    整腸作用のあるヨーグルトやチーズ、抗酸化作用のある野菜果物
    積極的に取り入れると免疫力を上げることができます。

    また、冷たい飲み物を飲みすぎると体温が下がり免疫力が下がるので、
    温かい飲み物を意識的にとるようにしましょう。

忙しいとついシャワーで済ませてしまいがちですが、
湯船で身体を温めてから寝ると良質な睡眠も取れます。

忙しい現代人にはバランスの取れた食事やゆったりお風呂時間なんて
難しいですよね。

でも、

ちょっと年取ってきたな・・・
最近プチ不調だな・・・

なんて思った時だけでも、食事や生活を見直せば改善の余地がありますよ。

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まとめ

今回は「病は気から」の意味使い方についてまとめました。

「病は気から」は

心配事や不安があると病気になりやすく、
気持ちを明るく持っていれば病気にならない

という意味のことわざです。

強いストレスが病気を引き起こすというのは科学的にも実証されていることです。

そのため

悩みがあるだけで病気になんてなるわけない。どうせ仮病でしょ?

と決めつけてしまうと本当にその人が病気で倒れてしまうという危険もあります。

不調の原因が気から来るものだったとしても、不調には陥っているのです!

少しでも身の回りのストレスを減らせるように、自分なりの工夫をしつつ、
周囲の人の協力も得ながらストレスの少ない生活を目指しましょう!

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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