情けは人の為ならずの続き!本当の意味や誤用について

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情けは人の為ならず

ということわざ。
有名ですよね。

学校では必ず習います。

しかし、

このことわざには、実は続きがあります。
いったい、どんな文章が続くのでしょうか。

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また、このことわざは有名ではありますが、
実は間違って使っている人も多いです。

本来の意味はどのような内容なのでしょうか。

また、多くの人がしてしまっている
誤用とはどのような内容なのでしょうか。

と、いうことで!

今回は「情けは人の為ならず」の続き正しい意味についてまとめました。

やってしまいがちな誤用や、なぜそのような誤用が
広がっているのかについてみていきましょう。


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情けは人の為ならずの意味


まずは基本的な意味をみてみましょう。

    情けは人の為ならずの意味

    人に情けをかけて優しくするのはその人のためになるだけでなく、
    巡り巡って自分に返ってくるので自分のためにもなるということ。

これは、相手のためだけでなく自分のためにもなるので、
人には親切にしなさいという教訓でもあります。


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情けは人の為ならずには続きがあった?


実は情けは人の為ならずには続きがあります。
そもそも、この言葉はいつ頃からある言葉なのでしょうか。

最初にこの言葉を言い出したのは新渡戸稲造博士です。
5千円の肖像画になっていることで有名な人ですね。

情けは人の為ならず

というのは新渡戸稲造博士の自作の歌に登場した一文です。
では全文を紹介していきましょう。

    全文

    施せし
    情は人の為ならず
    おのがこゝろの
    慰めと知れ

    我れ人に
    かけし恵は忘れても
    人の恩をば
    ながく忘るな

これが全文です。

五・七・五・七・七になっているので短歌の形です。

分かりやすく現代語に訳すと以下のようになります。

人に優しくしなさい。
情けをかけることは人のためだけではありません。
自分の心の慰めにもなります。

自分が人にかけてあげた親切は忘れても構いません。
しかし、人から受けた恩は決して忘れてはいけません。

では次に、間違えて使われている誤用が
どんな内容なのかをチェックしていきましょう。

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情けは人の為ならずは誤用されることが多い?


情けは人の為ならずというのは本来

「人に情けをかけて優しくすることは、その人のためだけではなく巡り巡って自分に返ってくる」

という意味です。

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しかし、1960年代後半から若者を中心に、

「情けをかけて甘やかすことは本人のためにならない

という誤用が広まってきました。

さらに時代が進むと間違った認識をする人が増えてきて、
2001年の文化庁による「国語に関する世論調査」では、
誤用している人は48.2%にも増えてしまっていました。

一方、正しい意味を理解している人は全体の47.2%

なので、誤用している人の方が数を上回っているという驚きの結果が明らかとなりました。

誤用が増えてしまう理由として古語をしっかり
理解している日本人が少ないことが挙げられます。

本来「人の為ならず」という文章は「人のためではなく○○のためである」と続きます。

しかし、多くの人は

人の為ならず



その人のためにならない

と訳してしまうので誤用に繋がります。

古語で本当に「その人のためにならない」と書く場合は

情けは人の為なるべからず

となります。

断定の意味や打消しの意味をきちんと理解することが誤用を減らすうえで重要ですね。

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情けは人の為ならずを表現した落語


江戸の古典落語には「情けは人の為ならず」をテーマとした「佃祭」という落語があります。

住吉神社の夏の祭礼で賑わう佃島を舞台にした
人情噺で人気演目となっています。

では内容を紹介していきましょう。

    落語の概要

    小間物問屋を営む次郎兵衛は、夏の佃島で開かれる祭りを楽しみにしていました。
    しかし、焼き餅やきの女房はそれが気に食わず言い合いになります。

    話し合いの結果、最終便である暮れ六つの渡し船に乗って必ず今日中に帰ると約束します。

    祭りを満喫した次郎兵衛は最終便に乗ろうと列に並びますが、
    急に女に袖を引かれて引き止められます。

    お互い揉めているうちに最終便は行ってしまいました。

    船に乗れなくてがっかりする次郎兵衛に対して女は

    「私は三年前に吾妻橋から身を投げようとしてあなたに助けられた女です。あのとき恵んでくれたお金で死なずに済みました」

    とお礼を言ってきます。

    女の旦那が漁師をやっていていつでも船で帰れると聞いた次郎兵衛は、
    女の家に寄り酒と料理をごちそうになりました。

    やがて外が騒がしくなり何事かと外へ出た次郎兵衛は、
    渡し船の最終便が沈没して乗客が全員死んだと聞かされました。

    「もしもあのとき女を助けてなければ自分も今日死んでいた・・・」

    と、自分を引き留めてくれた女に感謝しました。

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まとめ


今回は「情けは人の為ならず」の続きや正しい意味、
広まっている誤用を紹介しました。

本来は、

「人に優しくすることはその人だけでなく自分のためにもなる

という意味であり、新渡戸稲造博士の歌である

「人への親切はその人だけでなく自分の慰めにもなる。人にもらった恩は忘れてはいけない」

という思想が根っこにあります。

しかし、近年では、

「人への情けは甘やかしなので本人のためにならない

という間違った意味が広がっています。

落語の「佃祭」など本来の意味を上手く表現したお話もあるので

「どっちの意味が正しいんだっけ?」

と迷ったときにはこのお話しを思い出すようにするといいですね。^^

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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