「立つ鳥跡を濁さず」には「飛ぶ鳥」バージョンも!?使い方や反対語も紹介!

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立つ鳥跡を濁さず

というのは有名なことわざですよね。

仕事や付き合いなどを綺麗に終えるというイメージがあります。

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しかし実は、

飛ぶ鳥跡を濁さず

というバージョンもあるようです。

「飛ぶ鳥」というと「飛ぶ鳥を落とす勢い

ということわざの方が思い浮かびますよね。

「立つ鳥」も「飛ぶ鳥」も同じ意味で使うのでしょうか。
「飛ぶ鳥」の場合はちょっと違う使い方になったりするのでしょうか。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方をまとめました。

ついでに似ていることわざや、反対の意味のことわざについてもチェックしてみましょう。


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立つ鳥跡を濁さずの意味

まずは、基本的な意味をみてみましょう。

    立つ鳥跡を濁さずの意味

    立ち去る者は見苦しくないようキレイに始末をしていくべきだという戒めの言葉であり、また、引き際は美しくあるべきだという意味もある。

鳥が立つって何?

と思うかもしれませんが、この場合の「立つ」は「飛び立つ」をあらわしています。

つまり、水鳥が飛び立ったあとの水辺は濁ることなくキレイに澄んだままである。

ということから立ち去るものは身の回りをキレイに始末しておくべきだ、という意味になりました。

「飛ぶ鳥」バージョンも!?

調べてみると

飛ぶ鳥跡を濁さず

ということわざも確かにありました。

意味を見てみると、

立ち去る者は、自分のいた場所を汚れたままにせず、キレイにしてから行くものだという戒め

とあります。

意味はほとんど「立つ鳥跡を濁さず」を同じですね。

ではなぜ同じ意味のことわざが二通りもできてしまったのでしょうか。

実は、本来は「立つ鳥跡を濁さず」を使っていたのですが、「飛ぶ鳥を落とす勢い」ということわざもあるため、混同されることが多かったようで「飛ぶ鳥跡を濁さず」という誤用が生まれました。

ですが「飛ぶ鳥」という部分を「飛んでいる鳥」と捉えるのは誤用ですが、「飛び立つ鳥」としてしまえば間違った表現ではないという考えが多くなり、今では「飛ぶ鳥跡を濁さず」も普通に使うようになったようです。

  • 立つ鳥跡を濁さず
  • 飛ぶ鳥跡を濁さず
  • 飛ぶ鳥を落とす勢い
  • いろいろとあってちょっとややこしいですね。
    (^^;


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    使い方

    では実際に「立つ鳥跡を濁さず」の使い方についてみていきましょう。

    分かりやすく例文を交えて紹介します。

    例文

    立つ鳥跡を濁さずというし、卒業の前に自分たちが今までお世話になった教室をしっかり掃除してキレイにしておこう」

    「来月で定年なのだから、立つ鳥跡を濁さずの言葉通り、今抱えている仕事をきっちりと終わらせて後味良く退職しようと思います」

    「立つ鳥」というのは去っていく者をあらわしているので卒業する人が身の回りの整理をしたり、掃除をする場合にもよく使います。

    また、「跡を濁さず」というのは掃除する、キレイにする、という以外にも後始末をつけるという意味もあります。

    なので、今自分が抱えている仕事や問題、ゴタゴタなどを解決しておくという意味合いもあります。

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    類語について

    では次に「立つ鳥跡を濁さず」と似ている意味で使われている類語もみてみましょう。

    鷺は立ちての跡を濁さず

    鳥の部分が具体的な「鷺」になりました。

    鷺(さぎ)は飛び立つときに水面を濁さずキレイに飛んでいくという意味のことわざです。

    「鷺」と「鳥」の違いはありますが「立つ鳥跡を濁さず」に似ています。

    鳥は立てども跡を濁さず

    鳥は飛び立ったが、水面は少しも濁らずキレイなままであるという意味です。

    こちらも「立つ鳥跡を濁さず」とよく似ていますね。

    それぞれ細かい言い方の違いはありますが、意味合いはどれも似ているので「立つ鳥跡を濁さず」というのは割とバリエーション豊富なことわざなようですね。

    反対語

    では今度は「立つ鳥跡を濁さず」と反対の意味を持つ反対語をみてみましょう。

    後は野となれ山となれ

    目先のことさえ解決できれば、後はどうなってもかまわないという意味のことわざです。

    自分がいなくなった後であれば、どうなっても構わないというニュアンスは「立つ鳥跡を濁さず」の真逆といえますね。

    旅の恥は掻き捨て

    旅先には知人もいないし、長くとどまるわけでもないので、普段ならしないような恥ずかしい言動も平気でやってしまうものだ、という意味です。

    「立つ鳥跡を濁さず」の反対語というイメージはないかもしれませんが、その場限りだからどんなことでもやってしまおう、という部分は「立つ鳥跡を濁さず」の慎ましさとはかけ離れていますよね。

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    まとめ

    今回は「立つ鳥跡を濁さず」の意味や使い方について紹介しました。

    立ち去る者は見苦しくないようキレイに始末をしていくべきだ、という意味なんですね。

    鳥が音もなく水面からスッと飛び立つ風景が思い浮かび、引き際の美しさをあらわすとてもキレイなことわざですよね。

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    卒業や転職などで今の場所を離れるという状況もあると思いますが、そんなときはこのことわざを思い出して、引き際良く、美しく去りたいものですね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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