総領の甚六の意味とは?語源はどこから?

スポンサードリンク


総領の甚六

こんなことわざがあります。

なにそれ?なんて読むの?

なんて人も多いのではないでしょうか。
(^^;

これは、

そうりょうのじんろく

と読みます。

意味を考えても普段あまり使わない言葉ですし、
いまいち、ピンと来ないですよね。

江戸いろはかるたにも登場するこのことわざですが、
いったい何を言っているのでしょうか。

null

漢字からもイメージしにくいですが、

甚六

はちょっと人の名前っぽいですね。
どんなときに使う言葉なのでしょうか。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方についてまとめました。
語源などもみていきましょう!


スポンサードリンク




総領の甚六の意味


まずは、基本的な意味からチェックしていきましょう。

    総領の甚六の意味

    長男や長女など、最初の子は大事に育てられるので、弟や妹に比べておっとりした世間知らずな者が多いということのたとえ。

なるほどー。

こう言われると、なんとなく想像がつきますね!

null

「総領」というのは最初に生まれた子供という意味になります。
そして、その家の家督を継ぐ長男などをあらわします。

「甚六」というのは、

  • お人好し
  • 愚か者
  • ろくでなし

  • などの意味があります。


    どういう意味かというと、長男や長女というのは初めにできた子供なので親は手をかけて育て、付きっ切りで面倒を見るので、その結果、甘やかしすぎて、おっとりのんびりとした性格に育ちます。

    ですが、その後に生まれる次男や三男というのは、親もだいぶ子育てに慣れてきているのでそこまで構わなくなり、結果しっかり者に育つという意味なんですよ。

    いやー。
    子育てあるあるですね~。

    主にその家の長男に対して使う言葉です。
    「惣領の甚六」という場合もあります。


    スポンサードリンク




    語源はどこから?


    言葉の意味は分かりましたが、
    このことわざの語源はどこにあるんでしょうか。

    「総領」というのは長男という意味ですが、
    「甚六」の方には語源がいくつかあります。

      甚六の由来

      1.

      「甚だしいろくでなし」という言葉を縮めて「甚六」になったという説。

      2.

      順番通りに家禄を受け継ぐという意味の「順禄」という言葉が最初になり、そこから転じて「甚六」になったという説。


    ちなみに「総領の甚六」というのは47音に対応している江戸いろはかるたの「そ」の読み札になっています。

    しかし、その割にはあまり有名でない気もしますよね~。

    実は古典的ないろはかるたというのは、

  • 江戸
  • 京都
  • 大坂
  • 上方
  • 尾張

  • など場所によって読み札に違いがあるんです。

    「そ」の札は上方だと「袖の振り合わせも他生の縁」になってしまうので、そちらで覚えている人も多いかもしれませんね。
    (^^ゞ

    袖振り合うも多生の縁の意味とは?他生は間違い?四字熟語でいうと?


    また、時代が移り変わるにつれて「総領の甚六」などの予備知識がないと意味が分からない難解な札は遊び道具としては相応しくないとされ「損して得取れ」などの読み札に変更されている場合があります。

    そんな背景もありあまり現代の若者に浸透していないのかもしれませんね。

    Sponsored Link


    落語にも登場


    「総領の甚六」という言葉は落語にも出てくるということで調べてみると、どうやら落語の演目の名前ではなく、落語の決まり文句に出てくるようです。

    演目は「福禄寿」で、決まり文句に

    「ええ、惣領の甚六なんてことを言いまして、どうも惣領というのは知恵が足りなくっていけないなんてことを申します」

    という感じで「総領の甚六」が使われています。

    ご参考までに「福禄寿」は次のような内容になっています。

    福禄寿の内容

    深川の大店に出来の悪い長男の禄太郎と、出来の良い次男の福次郎が住んでいました。

    禄太郎は大風呂敷ばかり広げて借金に負われ、次男で後妻の子の福次郎に金をせびってばかりいましたが、優しい福次郎は嫌な顔一つせず禄太郎を慕っていました。

    ある日、禄太郎は隠居した母に三百円の金をせびりに行きましたが断られます。

    そこに福次郎があらわれて、三百円をそっと置いたので、禄太郎はしめたと思い、それを盗み酒をたらふく飲み酔っぱらってしまいました。

    酔った挙句に三百円を落とした禄太郎でしたが、福次郎がそれを拾います。金を盗んだことを少しも責めず、

    「兄さんは可哀想だ。自分の身の丈に合った小さな袋を地道に満たせば良いのに、叶いもしない夢を追って大きな袋ばかり背負いたがる」

    と嘆く福次郎に心打たれた禄太郎は、今までの愚行を弟と母に詫び、今度こそ真人間になると誓いました。

    兄弟と母親の人情話なんですね~。

    お金をせびったり、盗んだりする気質というのは「おっとり」や「のんびり」とは少し違う気もしますが、小さい頃から可愛がられ甘やかされて育つと、我儘で奔放な性格になってしまうというのは昔からよくあることだったのかもしれませんね。

    Sponsored Link


    まとめ


    今回は「総領の甚六」の意味や使い方について紹介しました。

    最初の子は大事に育てられるので、弟や妹に比べておっとりした世間知らずな者が多いという意味でした!

    今まで長男や長女というのはしっかりしていて面倒見が良いというイメージでしたが、確かにたくさんの人に構われて育つのでおっとりした性格になりそうな予感もしますね。

    ただ落語の「福禄寿」のストーリーについては長男次男という原因の他にも正妻の子、後妻の子という要素も大きいような気がしますね。^^

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


    スポンサードリンク


    この記事が「タメなった!」場合はこちらのボタンからシェアをお願いします!

    • LINEで送る

    おすすめ記事




    コメントを残す

    CAPTCHA





    サブコンテンツ

    このページの先頭へ