雀の涙の意味とは?例文や類語もチェック!
「雀の涙ほどの~」
なんて言い方があります。
小っちゃい雀の目から落ちる涙なんてもっと小っちゃいと思いますが、
いったいどんな意味があるのでしょうか。
すごく小さいとか、ほんのちょっとというイメージがありますが、
どんなふうに使ったらいいのでしょうか。
類語や似た意味の表現方法にはどのような言い方があるのでしょうか。
と、いうことで!
今回は「雀の涙」の意味や使い方についてまとめました。
例文や類語を交えて分かりやすい使い方などもみていきましょう。
目次
雀の涙の意味
- 「雀の涙」の意味
ごくわずかなものや、非常に少ないもののたとえ。
おおむね、想像通り。
言葉どおりですね。(^^ゞ
小さな雀の流す涙はさらに小さいということから、
非常に少ないものやごくわずかなもの
をあらわすようになりました。
少ない金額を指して雀の涙という場合が多いですが、別に金銭だけに対して使う言葉ではなく、量や数などの少なさに対して使います。
使い方と例文
では実際に「雀の涙」を使ってきましょう。
「会社からもらっている給金など雀の涙にも満たない」
「彼が登校した日数なんて雀の涙くらいのものだ」
「水筒の中の水なんでほんの雀の涙であったが、今の彼らにとっては貴重なものだ」
このような使い方ができます。
金額に対して使うのはポピュラーな用法ですが、登校日や出席数が少ないということをあらわす際にも「雀の涙」が使えます。
また、
という意味合いが強い言葉ですが、
「雀の涙であったが、今の彼らには貴重」
のように逆接として貴重なものをあらわしたりすることもできます。
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類語や似た表現方法について
次に「雀の涙」の類語や似た意味で使われている表現方法などを紹介していきましょう。
蚤の小便、蚊の涙
きわめてわずかなものをあらわしている言葉です。
蚤とか蚊とか、何だか痒くなってしまいそうですが、小さな虫よりもさらに小さいということをあらわしていることわざです。
虫と鳥の違いはありますが、意味は似ていますね。
猫のひたい
非常に狭い場所、狭い範囲をあらわしている言葉です。
「雀の涙」のように少量、少ない金額をあらわすことはありませんが、同じ動物を使ったことわざとしては似ていますね。
爪の先ほどの
こちらは言い回しですね。
すごく小さいものや、ほんのわずかなものを指しています。
ことわざではありませんが、「雀の涙」と意味合いは似ていますね。
毛の先ほどの
ほんのわずかなもの、少量をあらわしている言葉です。
「爪の先ほどの」
と似ていますよね。
小さいものの中のさらに狭い部分を指しています。
なけなしの
数や量があまりないことや、ほんのわずかなものを指している言葉です。
「なけなしの金をはたく」
「なけなしの貯金から」
のように使います。
英語に言い換えると?
「雀の涙」を英語に直すと以下のようになります。
“Tear of the sparrow.”
でもこれだと本当に「雀の涙」の直訳になってしまいます。
非常に少ないという意味合いが通じませんよね。
ごくわずか、非常に少ないというニュアンスをちゃんと伝えるのであれば以下のような言い回しとなります。
- “Drop in the bucket.”
(バケツの中のしずく)
- “a thimbleful of.”
(ごく少量の)
- “a toothful of.”
(一口ほどの)
- “chicken feed.”
(ひよこのエサ)
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まとめ
今回は「雀の涙」の意味や使い方について紹介しました。
ごくわずかなものや、非常に少ないものをあらわしています。
金額の少なさや、回数の少なさをあらわすことが多くなります。
小さいものやごくわずかなもの、狭いものをあらわすとき。
ことわざなどではよく雀や蚤や蚊や猫などを使っていますよね。
確かに虫や小動物を入れると途端に小さい、狭い、というイメージが膨らみます。
「日本独特の表現なのかな?」
と思いきや、外国の”chicken feed“(ひよこのエサ)などは共通するものがありますよね。
ちっちゃい小鳥が「ちいさなもの」というのは万国共通なんですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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