蛇の道は蛇の意味とは?由来や使い方、類語もチェック!

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蛇の道は蛇

その道の専門家などに詳しいことを聞きたい時、
こんな言い方をすることがあります。

蛇嫌いの方が聞いたら、

ひえ~!お助け~!

と叫びそうなことわざですね。

道にニョロニョロ蛇が這っているイメージが思い浮かんじゃいます。
(^^;

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このことわざ。
本来はどんな意味で使えばいいのでしょうか。

というかなぜ蛇が関係してくるのでしょうか。
ことわざの由来が気になるところです。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方、
由来などをまとめました。

似た意味で使える類語もチェックしてみましょう~。


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蛇の道は蛇の意味

まずは、本来の意味をみてみましょう。

    蛇の道は蛇の意味

    同類の者のすることは、同じ世界で生きる仲間なら容易に推測ができるということ。

    また、その道の専門家であれば、その道を知り尽くしているという意味で使うこともある。

他の人には見当もつかないようなことでも、同じ業種、同じ出身、同じ境遇であれば自然と憶測が付いてしまうこともありますよね。

その道に通じていれば抜け道や隠し通路も知り尽くしているので、道を見抜くことも簡単、ということから転じて、その道の専門家であればその筋のことは容易にわかる、という意味になりました。


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由来について

ではなぜ蛇なのでしょうか。

爬虫類だし、脳も小さいだろうし、そんなに賢いイメージないけど・・・

と思ってしまいますよね。

実は「蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)」の蛇(じゃ)の方は大きな蛇、大蛇をあらわしています。

そして蛇(へび)の方は小さな蛇をあらわしています。

つまり、

小さな蛇でも大蛇の通る道は知っているという意味になるんです。

また、蛇の通る道は他の蛇もよく分かっていることからこの言葉ができたという説もあります。

蛇に道なんて分かるの?視力悪そうだけど

と思う人もいるかもしれませんね。
(^^;

確かに蛇というのはあまり視力は良くありません。

しかしお腹がぺったりと地面にくっ付いているので温度を感知する能力に優れています

なので、地熱などを賢く感知し道を判断しますし、聴力も良いので地水の流れなどを聞いて目的地を定めることもできます。

また、蛇というのはその奇妙な容姿から忌み嫌われる動物の代表でもありましたが、逆に神聖視され神様と崇められることもありました。

なので、賢い生き物というイメージも強いのです。

ちなみに「へびの道はへび」と読んでしまうのは間違いですよ。
(。・∀・)ノ

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使い方

では実際に「蛇の道は蛇」の使い方をみていきましょう。

同類の者のすることは、同じ世界で生きる仲間なら容易に推測ができるというところですね。

    例文

    「こんな獣道を迷いもなくサクサク進んでいけるなんて、流石蛇の道は蛇だね」

    「蛇の道は蛇というし、壊れてしまったパソコンは機械のエンジニアである彼に任せましょう」

このような使い方ができます。

誤用について

ちなみに最近では、

邪の道は蛇

と使われているケースもあるようです。

意味としては、

    「悪い世界のことを知りたいなら悪い人に教わるのが一番」

といったところでしょうか。
(^^;

確かに「丁度鍵が壊れたときにピッキング常習犯がいて助かった。まさに蛇の道は蛇だな」

というような悪事の道に対して使うこともできますが、別に悪事専用に使う言葉ではありません

あくまで「じゃ」は「蛇」のことなので「邪」とするのは間違いとなります。

類語

では「蛇の道は蛇」と同じ意味合いで使える類語をチェックしていきましょう。

餅は餅屋

何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いという意味です。

なぜ餅かというと、餅は餅屋がついたものが一番おいしいことからきているんだそうです。

その道の専門家に任せるのが一番事情に精通しているだろうから適任だ、という意味は「蛇の道は蛇」と共通しますね。

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馬は馬方

その道の専門家は専門家だけのことがあるという意味の言葉です。

馬方というのは、馬に人や荷物を運ばせる仕事をする人のことで、素人がやっても馬は言うことを聞かないが、馬方に任せれば上手くいくことからこの言葉ができました。

「蛇の道は蛇」には素人がやっても上手くいかない、というニュアンスはありませんが、専門家は事情や具合を知り尽くしている、という部分は同じですね。

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まとめ

今回は「蛇の道は蛇」の意味や使い方、言葉の由来についてまとめてみました。同類の者のすることは、同じ世界で生きる仲間なら容易に推測ができるという意味でした。

下手に素人が手を出さない方がいい場面などで、

蛇の道は蛇だからあの人に・・・

のように使うことが多い言葉ですね。

確かに専門家がいるなら任せた方がいいだろう、という気持ちも分かります。

外国のことわざだと、

  • 狼は悪い獣の考えをよく知っている
  • 泥棒のことは泥棒にきけ
  • などというのもあります。

    ・・・なんかやっぱり悪いイメージが強そうですね。

    「蛇の道」と聞いて「蛇の道」と誤変換してしまいそうになる気持ちもわからないではないですね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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