手八丁口八丁はいい意味?それとも悪い意味?使い方や由来もチェック!
「手八丁口八丁」
なんだか手も口もやたらと早そうですよね。
(^^;
千手観音様かよ!と。
なんでも上手くやる人のことをこんなふうに
表現することがあります。
手が多いって仕事も早そうで羨ましいかぎりですが、
これって良い意味で使っていいことわざなのでしょうか。
また「手八丁口八丁」の「八丁」ってなんなんでしょうか。
「八丁」というと、思い浮かぶのは
「八丁味噌」とか「八丁堀」とかですよね。
なにか関係かるのでしょうか。
言われてみると言葉の由来もちょっと気になりますね。
と、いうことで!
今回はこのことわざの意味や使い方についてみていきましょう!
手八丁口八丁の意味
まずは基本的な意味からチェックです。
- 手八丁口八丁の意味
口が上手く、やることも達者な人である、という意味。
だいだい想像通りでしたね。
(^^ゞ
喋りが達者で、まわりを納得させるほどの話術を持ち、また、手先も器用で、その技術も優れている人をあらわしています。
口を動かすのも達者であり、手を動かすのもまたうまいという理由で「手八丁口八丁」というようになりました。
通常は優れている部分があったとしても長所はそんなに多くないので、口も手も達者な人はそうはいないという意味で使うこともあるようですね。
同じ意味で「口も八丁手も八丁」という言い方もあります。
良い意味?悪い意味?
それでは次にこのことわざの良し悪しについて。
これは、良い意味なのでしょうか。
それとも、けなす時に使うのでしょうか。
・・・・・・・
普通に考えると口が上手くてやることも達者というのだから褒め言葉で使うと思われますよね。
ただし!
「手八丁口八丁」は良い意味だけで使うとも限りません。
確かに口も手も達者という意味で「彼は手八丁口八丁だから、また新しい仕事をこなした」とか「相当な手八丁口八丁だから任せても問題ないだろう」というようにも使います。
あまりにも口が上手い人って信用できなくないですか?
手八丁も手回しが早い、とか知らない間に裏で動いている、というような印象があります。
なので、
「あの男は昔から手八丁口八丁だから、イマイチ信用ならない」
という悪い意味の使い方もすることがあるのです。
(^^;
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八丁とは?
ついでにこの「八丁」についてもみてみましょう。
そもそも「手八丁口八丁」の「八丁」って何なんでしょうか。
他の言葉でも「八丁味噌」や「八丁堀」というのがありますよね。
まず「手八丁口八丁」の「八丁」は八つの道具を使いこなすことができるくらい手先が達者、という意味から来ています。
漢字では「八挺」とも書きます。
ということで、この場合の由来は「八つの道具」の「八丁」なのでした!
・・・・・・・
ちなみに八丁味噌というのは愛知県岡崎町の「八丁村」で作られていたのでこの名が付いたと言われています。
豆の味が濃くて独特の甘みと渋みがおいしいですよね♪
さらには、時代劇でもお馴染みの「八丁堀」というのは、江戸時代堀の長さが八町(約873m)あったことからこう呼ばれるようになったといいます。
確かに江戸の町は水路が主流だったので、堀が長いのも頷けますね。
ついでにいろいろな「八丁」を見ていきましたが、それぞれに由来があって面白いですね~!
自分の身近な「八丁○○」を見つけたら由来や語源を調べてみると意外な発見があるかもしれませんよ。
(^-^)h
違う言葉に言い換えると?
次に「手八丁口八丁」を違う言葉に言い換えてみましょう。
どんな言葉があるのでしょうか~。
これらのことばが当てはまります。
しかしこれだと「手八丁口八丁」の持つ、信用できないというニュアンスが伝わりませんよね。
この部分を強調するのであれば以下のような言葉があります。
うん。
どちらかというと、こちらの方が「手八丁口八丁」の持つニュアンスに近いですね。
(´▽`v)
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まとめ
今回は「手八丁口八丁」の意味や使い方についてまとめました。
口が上手くやることも達者な人をあらわしていました。
また、一見、良い意味に思えますが、口が上手すぎて信用ならないという意味でも使われています。
良い意味として使う場合もありますが、「口達者」のような悪い意味でもつかわれたりします。
なので、うかつに使うと状況によっては、
「あれ?今、俺、悪口言われた?」
と思われちゃうかもしれません。
少し使いどころには気を付けた方がよいことわざですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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