「臭い物に蓋をする」の意味!日本人に多いってホント?使い方や類語もみてみよう

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臭い物に蓋をする

・・・なんだかモワ~っと嫌なにおいが漂ってきそうな言葉ですよね~。

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よく聞く言葉ですが、どんなときに使う言葉なのでしょうか。

臭いものがあったら蓋をしてしまおう

というのは、まあ、当然と言えば当然のことのように思いますが、

隠す」とか
見えなくする」とか

そんな意味も含んでいそうですよね。

と、いうことで!

今回はそんな「臭い物に蓋をする」の使い方や、
示す状況などについてまとめました。


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「臭い物に蓋をする」の意味

これはあくまでたとえ話ですね。
実際にどういう意味なのかをみてみましょう。

    「臭い物に蓋をする」の意味

    都合の悪いことや、世間に知られたくない醜聞が、外部に漏れないように、一時しのぎの方法で隠すことのたとえ。

悪臭の漂うものに蓋をして、外気から遮断してしまえば、とりあえず嫌なにおいは鼻に付かないです。

それに、一時の解決策にはなりますよね。

しかし!

悪臭の元を絶たなければ根本的な解決にはなりません

このことから転じて、根本的な原因を解決せずに、その場しのぎの状況をやり過ごすことや、人の目を誤魔化して安易に原因を隠すことを意味するようになりました。

つまりは文字通り、

嫌なにおいがするけど面倒だから・・・えーい!蓋しちゃえ!

という意味なんですね。

がっつりとした隠ぺい工作や裏工作には用いず、

浅はかな方法で」とか。
安易な誤魔化し」とか。

そんなニュアンスがあります。

「臭い物には蓋をする」という言い方をする場合もありますし、単に「臭いものに蓋」という言い方もあります。

「江戸いろはかるた」の「く」の札に使われていることもあり、有名な言葉なですね。


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使い方について

では実際の使い方についてみていきましょう。

都合の悪いことを隠す際に、一時しのぎで誤魔化すことをいうので、悪い意味で使うことが多くなります。

また

そんな、臭い物に蓋をするような方法で~

というように、他者の行いを非難する場合、注意する場合にも使います。

例文を使って分かりやすく紹介していきましょう。

例文

「原因追及もせず不祥事を出した議員を次々に辞めさせるというのは、まさに臭い物に蓋をするような方法である」

「母に起こられるのが怖くて、割った窓ガラスにポスターを貼って誤魔化すというのは、臭い物に蓋をするような手段だったかもしれません・・・」

こういった使い方ができます。

どう使うんだっけな?

と迷ったときは、根本的な解決になっていない、というのをポイントにすると分かりやすいですね。

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日本人は「臭い物に蓋をする」習慣がある?

よく「日本は臭い物に蓋をするような国民性がある」なんて言われたりします。

実際に「臭い物に蓋をする」と検索すると、関連性の高いワードに「日本人」と出てきてしまいます。

これってちょっと悲しいですよね・・・。

本当に日本人はそんな習慣があるのでしょうか。
また他の国と比較した場合、そんなに性質に違いがあるのでしょうか。

確かに日本人というのは諸外国に比べ、見て見ぬふりとする、傍観するという傾向があるようです。

アメリカ

アメリカなどは、

主張しなければ意味がない!

と考える国ですし、中国も異論があれば大声で主張するような国民性があります。

ニュースとかでもよく暴動が起きているのを見ますよね。

フランス

またフランスなどは、あからさまな抗議の態度をとったり罵倒したりはしませんが、一時しのぎで誤魔化したりはせず、

「自分はそうは思わない」
「自分の思考とは違う」

ということをしっかり伝えます。
きちんと自分を持っているんですね。

日本人

特に日本が「臭い物に蓋をするよう習慣」だと批判されるのは太平洋戦争の教えについてです。

どんな悲惨なことが起きたのか、どんな非道な行いをしていたのか、それを子供たちにきちんと伝えず、耳障り良い説明と修学旅行などで誤魔化していると批判されることは多いようですね。

しかし、

「臭い物に蓋をする」
「見て見ぬふりをする」

というと聞こえは悪いですが、これは日本人における「みなまでいうな」の文化ともいえます。

日本には「言わぬが花」や「沈黙は金」という美学があるので、何でもかんでも原因究明して、全てをあからさまに暴くのを良しとしてないところがあるのです。

むしろ何も言わない方が伝わるものが大きい、静寂さの中にこそ奥深い理解がある、という考え方なんですね。

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これは日本独特の「わびさび」にも繋がる部分なので、
他の国にはなかなか理解されない性質かもしれません。

しかし「これこそが日本人の強み!」と捉える方も多いようですね。

類語

「臭い物に蓋をする」の類語をチェックしていきましょう。

ことわざとしてはあまりないのですが近い意味にはこのような言い方があります。

  • お茶を濁す
  • 上辺を取り繕う
  • また「表面を覆い隠す」とか「メッキをする」というのも、
    浅はかな方法で一時しのぎをしているニュアンスが伝わってきますね。

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    まとめ

    今回は「臭い物に蓋をする」という言葉の使い方や、それが示す状況などについて紹介しました。

    都合の悪いことを一時しのぎて隠す、という意味なのでした。

    日本人はよく、

    臭い物に蓋をする習慣がある!

    と言われてしまうようですが、ではなんでもかんでも大っぴらにさらけ出すのが一番いいかと考えると、

    う~ん・・・

    という感じですよね。
    (^^;

    確かに不正や大切な情報をその場しのぎで隠すというのは良くないことですが、日本人が昔から持つ美学や言葉にしないことの大切さ、という部分も大切にしていきたいところの一つですよね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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