親の七光りとは?意味や由来をチェック!
「親の七光り」
親父さんが地位が高い場合の、
息子に対してよく使われたりしますよね。
よくドラマや小説でも見かけることもあります。
これって良い意味なのでしょうか。
それとも悪い意味で使うものなのでしょうか。
親とか光りという言葉からは、
ちょっとイメージしにくいですよね。
と、いうことで!
今回は「親の七光り」の意味や
正しい使い方についてみてみましょう。
親の七光りの意味
まずは基本的な意味からチェックしていきましょう。
- 親の七光りの意味
親の威光や権力によって子供が恩恵を受けることや、親の名声や地位を子供が大いに利用すること。
「親の七光り」は親の威光や権力、社会的地位が大きいためその子供にまで影響を及ぼすという意味であり、政治や芸能の世界においてもよく使われます。
親の地位によって子供が恩恵を受けたり、親の力で成功した場合などに使われることが多いですね。
本人に力がなくとも生い立ちのおかげで成功した場合などには悪口の意味も濃くなります。
由来について
「親の七光り」はもともとは「親の光は七光り」という言葉でした。
- 親の光は七光り → 親の七光り
現在ではほとんど略された方の
「親の七光り」
と言われていますよね。
実はこれは時を経て略された言葉だったのです。
・・・・・・・
昔は奉行所でも職人の世界でも世襲制という、親が子供に仕事を継いでいくという制度がほとんどでした。
今でも歌舞伎や落語の世界だと、たまに世襲制って言葉聞きますよね。
そんな中で、親の権力や親の職業によって恩恵を受けたり、大した力がないのに良い役職に就くような場合に「親の光は七光り」という言葉が使われていました。
ちなみに、「7」というのは大きな数字を表すときに使われる数字です。
つまり、本人がどうであるかにかかわらず、
親の威光がたっぷりということですね。
(^^;
同じ意味のことわざだと「男の光は七光」や「親の光は七とこ照らす」などがあります。
現代では似たような意味で「コネ」がありますね。
親や、何かしらの威光をかさに「コネ入学」や「コネ入社」として組織に入ったりすることがあります。
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例文
では実際に「親の七光り」を使った例文をみてみましょう。
親の威光や権力によって子供が恩恵を受けることや、
親の名声や地位を利用する場合に使われます。
- 例文
「あの女優さんは大した演技力もないのに親の七光りで仕事を貰っている
「業績もないのに息子というだけであの地位が貰えるのだから、まさに親の七光りだね」
「いえいえ、私なんて所詮、親の七光りで社長になったようなものですから・・・」
このような使い方ができます。
光を見るのは他人なので、自分に対してはあまり使われず、そのような状況を表現する場合に他人が使用することが多くなりますね。
実力よりも高い地位に付いた者への皮肉、悪口に使うことが多いですが、まれに謙遜や自分を卑下するような場合もあります。
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まとめ
今回は「親の七光り」の意味や使い方について紹介しました。
「親の七光り」というのは本来「親の光は七光り」ということわざであり、略されて使わていたのでした!
親の権力や威光によって恩恵を受けたり、その地位を利用することをいいます。
本人としては、
「親のおかげで今の地位にいる」
なんて言われたらいい気はしないですよね…。
親といってもやっぱり他人。
人の力は借りずに、自らが光を放てるような人になりたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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