蝸牛角上の争いの意味!原文だとどうなってる?

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蝸牛角上の争い

なんかあっちの方でしょうもない言い合いしてるなー、

って時にこんなことわざを使う時があります。
ぱっと見、なんだか難しそうなことわざですよね。

いったいどういう意味なのでしょうか。

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中国から来たことわざなのですが、
字面を見ただけではあまりピンとこないですよね。

原文では内容になっているのでしょうか。

と、いうことで!

今回は「蝸牛角上の争い」の意味や、
原文でのストーリーをみていきましょう!


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蝸牛角上の争いの意味


「蝸牛角上の争い」は「かぎゅうかくじょうのあらそい」と読みます。

    蝸牛角上の争いの意味

    些細なことや、小さな世界でのつまらない争いのたとえ。

「蝸牛角上の争い」の「蝸牛」というのはかたつむりのこと。

雨の日などによく葉っぱの上に乗っているのを見ますよね。
でんでん虫とも言います。

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これは中国から来たことわざ。

かたつむりって触角がありますよね。

その角の左側に国を持つ触氏と、右側の角に国を持つ蛮氏とが、かたつむりの角の上で領地を争ったという逸話が由来となっています。

そこから転じて、つまらない言い争い、小さな世界での争いを意味するようになりました。

同じ意味で違った言い方もあります。

  • 蝸牛の角の争い

  • 蝸角の争い

  • 蛮触の争い


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    原文について


    では「蝸牛角上の争い」の元になった原文とその説明を見ていきましょう。

    まず「蝸牛角上の争い」ということわざの元になった、白楽天の「対酒―蝸牛角上争何事」という、男が王を説得するという話があります。

    その中で説得の際に使ったのが、中国の詩人である荘子が書いた故事なのです。

    ちょっとややこしいですが、その両方を見ていきましょう。

    対酒

      原文

      蝸牛角上争何事
      石火光中寄此身
      随富随貧且歓楽
      不開口笑是痴人

      書き下し文

      酒に対す
      蝸牛角上、何事をか争う
      石火光中、この身を寄す
      富に随い貧に随いて且く歓楽せん
      口を開いて笑わざるは是痴人

    口語訳

    かたつむりの角の上のような狭い世界でなにを争うのだ。
    火打石の光のような、短い人生に身を寄せているのだ。
    富める者も、貧しき者も、おのおの楽しもうではないか。
    口を開けて笑わない者は愚か者だ。

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    蝸牛角上の争い

      原文

      有國於蝸之左角者 曰觸氏
      有國於蝸之右角者 曰蠻氏
      時相與爭地而戰 伏尸數萬
      逐北旬有五日而後反

      書き下し文

      蝸の左角に国する者もの有り、触氏と曰う
      蝸の右角に国する者もの有り、蛮氏と曰う
      時に相ともに地を争うて戦い、伏尸数万
      北ぐるを逐い、旬有五日にして後反

    口語訳

    かたつむりの左側の角に国を建てた者がいた。名前を觸(しょく)氏という。
    かたつむりの右側の角に国を建てた者がいた。名前を蛮(ばん)氏という。
    燭氏と蛮氏の両方は、共に土地をめぐって争い戦った。争いによる戦死者は数万人。
    敵に背を向けて北へ逃げるのを追って、十五日後に国に帰った。

    この逸話における意味

    戦争が起こっているというのは分かりますが、
    イマイチ何が言いたのかがよく分かりませんよね。
    (^^;

    これは「かたつむりの角という小さな場所に国を建てる、というつまらない出来事によって多くの兵が命を失った」という、荘子の書いた故事が先にあります。

    それを前提として、

    「人間の争いなんていうものは、たとえ国と国の戦争であっても、大きな宇宙からしたら所詮、かたつむりの角のように小さな出来事である。」

    つまり、「戦争など些細なことであり、愚かなことだ」と言って王に戦争の愚かさを説いている、という話なのです。

    使い方


    では実際に「蝸牛角上の争い」の使い方をみてみましょう。

    例文

    「どちらが多く食べたとか、そんなつまらないことで喧嘩して、まさに蝸牛角上の争いだ」

    「蝸牛角上の争いという言葉もあるし、身内で争うのは止めようよ」

    「嫁姑問題なんて広い視野で見れば蝸牛角上の争いといえるだろう」

    このような使い方ができます。

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    まとめ


    今回は「蝸牛角上の争い」の意味を紹介しました。

    「蝸牛角上の争い」は、些細なことや、小さな世界でのつまらない争いという意味でした。

    これは中国のことわざが元になっていて、「対酒」と「蝸牛角上の争い」の話がセットになっていたのでした。


    かたつむりの角ほどのサイズに国を建てるという発想も面白いですが、かたつむりが目を引っ込めたら国がほろんじゃいますよね。(^^;

    左右2つの目の上で戦争をしている状況をもし人間がみることができたら、たしかにそれはそれは小さな出来事になりますよね。

    無駄な争いはしないで、平和に暮らしたいものですね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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