自己陶酔型の意味!どんなタイプの人?特徴や心理状態は?
こないだエレベーターで鏡を見ながら髪型をチェックしていたら、
「あっ、それナルシストっぽい!」
なんて言われてしまいました。
日常にすっかりとけこんでいるナルシスト(自己陶酔)という言葉ですが、
実際のところはどういう意味なのでしょうか。
「自分が好き!」
という印象がありますが、具体的にどのような状況が、
自己陶酔に陥っているものなのでしょうか。
今回は、自己陶酔の意味や自己陶酔型の人の心理状態について考察してみました。
さっそくチェックしていきましょう!
自己陶酔の意味
自己陶酔とは文字通り、自分に陶酔することです。
陶酔とはうぬぼれる、酔いしれるという意味ですから、自分に酔いしれるあまりその世界から出てこられなくなった人をイメージすればわかりやすいですね。
自己陶酔型人間とは?
ではもっと具体的に自己陶酔型の人とはどのような状態なのでしょうか。
実は、これには病名までついているのです。
というのも、自己陶酔の傾向が極端に進むと、
自己愛性パーソナリティ障害
を発症することがあります。
適度な自己愛は社会生活を送るうえで大切ですが、自分しか愛せないという状態にまで達するとやはり問題です。
このタイプの人は自分だけが特別な人間だと思い込み、他人にも過剰な称賛と承認をもとめます。
反面、自分の価値を認めない(ほめ言葉を言わない)人間を異常に敵視し、排除しようとします。
自分の実力を過大評価しがちなのも、このタイプの特徴です。
ナルシストはこだわりが自分の見た目に集中していますが、自己愛性パーソナリティ障害の人は自分の能力そのものが誰よりも優れていると思っています。
プライドがとても高く、冗談ともとれるような軽い悪口にも過剰に反論します。
自分をほめてくれる人を可愛がり、そうでない人は遠ざける。
人の好き嫌いが激しいのも、大きな特徴のひとつです。
反面、自己愛性パーソナリティには良い面もあります。
このタイプの自信の多くは思い込みですが、その思い込みが実力アップのきっかけになることもあります。
自信と実力のバランスがとれていれば周囲の信頼も自然に厚くなり、健全なかたちでプライドを保つことができます。
対人関係に問題のあるパーソナリティ傾向には、
が知られています。
特徴はそれぞれ違いますが、共通しているのは極端に傷つきやすいことです。
傷つきやすさの根底には、幼い頃の愛情不足があると考えられています。
……つまり、パーソナリティ障害の人は皆、愛が足りないのです。
適切な時期に適切な愛情を受けてこなかったから、成人してもなお、いびつなかたちで愛情をもとめる傾向が強くなってしまうのです。
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まとめ
今回はナルシストと自己陶酔型人間の特徴や心理状態について紹介しました。
自己愛性パーソナリティの人の自信は、傷つきやすさの裏返し。
彼らのプライドはガラス細工のようにこわれやすく、絶えず称賛されていなければ簡単にくだけちってしまいます。
なので、自己愛性パーソナリティの人を突き放すのではなく、ちょうどいい距離で見守ってあげてください。
パーソナリティ障害も1つの個性です。
思い込みではなく、実力に見合った自信をもてるようにアプローチすれば、自己愛性パーソナリティの人も社会のなかで役割を果たすことができます。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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