人間万事塞翁が馬(さいおうがうま)の意味とは?
ことわざで「人間 万事 塞翁が馬」ってあります。
なんとなく聞いたことがあるし、知っているような気がするけど、
詳しく説明できるかというと、ちょっと微妙・・・。
なんて人も多いのではないでしょうか。
読み方も難しいですよね。
「塞翁が馬」と縮めていう場合もありますし、
馬と関係のある言葉なのでしょうか。
今回は「人間 万事 塞翁が馬」の意味について紹介します。
使い方なども紹介しますので、よろしければご参考くださいませ。
(^^ゞ
人間万事塞翁が馬の読み方と意味
人間万事塞翁が馬は、
- 「にんげん、ばんじ、さいおうがうま」
と読みます。
人生における幸福・不幸は変転するので予測が付かないということのたとえです。
-
意味
人生における幸福・不幸は変転するので予測が付かない
人間万事を略して、単に「塞翁が馬」という場合もあります。
この場合も、同じことわざを指す言葉として使われます。
ちなみにこの言葉は中国の故事(こじ)から来ています。
人間万事塞翁が馬ののストーリー
昔、中国のとりで(塞)に住んでいた老人(翁)の馬が逃げてしまいました。
人々が気の毒がると老人は「これは幸いになるだろう」と言いました。
やがて逃げた馬は、立派な馬を引き連れて帰ってきました。
人々がお祝いの言葉をいうと、老人は「これは不幸になるだろう」と言いました。
後日、老人の息子はその馬から落馬し、足を骨折してしまいます。
人々が気の毒がると老人は「これは幸いになるだろう」と言いました。
一年後、戦争になり若者たちはほとんど戦死してしまいましたが、
骨折していた息子は戦争に行けなかったので命を取り留めました。
この話が由来し、「人間 万事 塞翁が馬」ということわざができたのです。
類義語
類義語としては、
などが当てはまると言えるでしょう。
どんなときに使えばよい?
では次に、実際にどのような場合に使われるのかをみてみましょう。
使い方としては不幸に見舞われた人を慰める際や、
不幸な出来事の後に幸せをつかんだ人を表現する際に使います。
例としては
- 「怪我をしたけどそう落ち込まないで。人間、万事、塞翁が馬というじゃない」
「会社の面接に落ちた後に、その会社が倒産するなんて、本当に人生は塞翁が馬だね!」
などの使い方が可能ですね。
(^^
まとめ
今回は「人間 万事 塞翁が馬」の意味と使い方について紹介しました。
このことわざは中国の古い故事から来ていました。
故事ことわざ辞典にも載っていますし、
よく耳にする言葉でもあるので小ネタとして覚えておきましょう~。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
最近のコメント