手前味噌とはどういう意味?使い方は?類義語や言い換え表現もチェック!
よく身内や自分をほめる時にするときに、
「手前味噌ですが・・・」
って使い方をしますよね。
これってどういう意味なんでしょうか。
ビジネスの世界で使われることも多いようですが、
なぜ料理人でもないのになぜ「手前味噌」なんでしょう~。
ということで今回は、
手前味噌の意味や語源、使い方などを紹介します。
手前味噌の意味
手前味噌の「手前」というのは自分の前のことではなく、
「自分」という意味合いになります。
つまりつなげて言うと「自分の味噌」という意味になるのです。
そして味噌というのは個人の趣向を凝らした作品、
自慢のものという意味があります。
現代の感覚だと、
「なぜ味噌!?」
と思うかもしれませんが、その昔、味噌というのは、
各家庭それぞれが工夫を凝らし手作りしていた自慢のものだったのです。
その感覚が現代にも引き継がれ、
という意味合いになったのです。
ビジネスで使われる手前味噌のニュアンスとは?
ビジネスで「手前味噌」という言葉を使う際は、
自分自身を褒めるというより自社の社員や、
好評なサービス、商品などを紹介する場合が多いですね。
例えばスピーチや何かを第三者に紹介する時など、
- 「手前味噌で恐縮ですが・・・」
と自慢、自賛の意味を持って使う場合があります。
使い方としては自社を褒める言葉を使う前に枕詞として、
- 「手前味噌な話ですが・・・」
「手前味噌なのですが自社の○○が大変ご好評いただいて・・・」
など本題の前に持ってくる場合が多いです。
いきなり、
「これについてはこんなにすごいんです!」
と説明に入ってしまうと、
明らかに自慢っぽくなってしまいます。
なので、事前に「手前味噌」を一呼吸入れることで、
自慢っぽさを和らげているわけですね~。
(^-^)h
手前味噌の意味の類義語
では、手前味噌のニュアンスをもっとよく知るために、
この言葉の類義語や言い換え表現をチェックしてみましょう。
手前味噌は自分で自分を褒めるという意味なので、
類義語としては、
- 「自画自賛」
などが当てはまるります。
「うぬぼれ」も近いですが、
これだと得意になる様子や、
自分自身の力に溺れるといった
否定的なニュアンスが強くなってしまうので
少々ズレが生じます。
会話文や手紙などで使う場合なら、
- 「自分ごとでおこがましい限りですが・・・」
などが近いニュアンスですね。
(^^ゞ
手前味噌を使ったことわざ
ではここで手前味噌を使ったことわざを紹介していきましょう。
自分で作った味噌だといくら塩辛くても自分は気にせず食べてしまう。
そのことから自慢ばかりで聞き苦しいことの例えに用いられます。
また、自分に都合のいいように解釈し、周りが見えていないことをいいます。
自分で自分を褒めることをいいます。
自慢話を並び立て、自分や身内を賛辞する表現として用います。
同じ意味合いで「手前味噌を摺る」ともいいます。
まとめ
今回は手前味噌の意味や使い方について紹介しました。
昔は各家庭でそれぞれ趣向を凝らして作っていた「味噌」が
そもそもの語源になっていたんですね~。
四字熟語としても使いますし、ことわざとしてもよく用いるので、
知っておいて損はありません。
突然のスピーチの時などの語彙として、
覚えておくと良いですね。
(´▽`v)
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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