大雨の時の降水量とは?単位の「ミリ」ってなんの数値?定義は?
すごい大雨が降ったりすると、
「昨夜より、栃木では1時間に40mmを超える豪雨にみまわれました」
てな感じで、テレビでアナウンサーが、
よくニュースで言っていたりしますよね。
「なんかすごそうだけど、このミリってなんの単位??」
なんて、疑問に思ったこと、ありません?(^^
40mmって4センチのことですよね。
いったい何が4センチなのでしょうか。
雨の粒の大きさ?
んな、馬鹿な(笑)
ということで今回は、降水量とその単位の意味、
また、どうやってその数値が決まっているのか。
大雨の時に表される降水量の意味について解説します。
それではいってみましょう~
降水量とは?
はいっ!
では、まずは降水量の基本的な意味から見ていきましょう。
まず降水量とは、雨のことだけではありません。
一定時間にどれだけの水分が地面に到達したかを
あらわしている単位となります。
雨以外に地面に到着する水分としては、
なども含んでいるんです。
なので、雨量の少ない北海道でも、
雪が含まれるの降水量は多かったりするワケですね~(^-^)h
「降水量は雪も含むんでしょ」
と、いうのは知っていた人もいたかもですが、
ひょうやあられもも含むとはちょっと意外!
と思った人も多いのではないでしょうか?(^^
降水量の単位「ミリ」ってなんなの?
では次に、降水量の単位「ミリ」について。
これは実は、水深の深さを表す、
ミリメートル
のことを言っているんですね(^^
想定としては、
- もしも平坦な地面に、ほかのところに流れず、
地面にしみこみもしなかった場合に、
どれくらいの深さになるのか。
について表しているのです。
たとえば、1日200ミリメートルの降水量といったら、
- もしも地面がすべて平坦な鉄でできていたら、
その地域は、水深20センチの深さの水がたまる。
という意味になるわけです(^-^)h
で、主にニュースでは主に、1時間あたり、
平均水位が何ミリ増えるか。
という単位で、降水量を表現しているのです。
40ミリとかだと、
「何だ、たった4センチじゃん」
なんて思うかもしれませんが、
1時間あたり40ミリって言ったらかなりの豪雨です(^^;
実際は、水は高いところから低いところに流れますからね。
たとえば、
1キロ平方メートルのところに、
横幅50メートルの川が流れていました。
そこに1時間40ミリの大雨が降りました。
その雨が、すべて川へ流れ込みました。
すると・・・
川以外の面積部分の雨はすべて川に流れ込むので、
その川は、1時間で80センチ水位が上がるわけです。
もし10時間、降り続いたら場合、
この条件化だと、水位は8メートル上昇です。
恐ろしい豪雨ですよね(^^;
なんとなく想像できましたでしょうか?(^^
では、次に、どうやって降水量を
測定しているのかについてもみてみましょう。
降水量の測定方法
降水量の測定方法について。
どうやって図っているかの
答えを先に言ってしまうと、機械です。
気象庁が全国に設置した機械で降水量を測って、
そのデータを各報道局に提供しているんですね(^-^)h
アメダスにも設置している有名な測定器は、
「転倒ます型雨量計」と呼ばれています。
この機械は、上のほうがラッパの口みたいになっていて、
そこから集めた雨を「ししおどし」のような器具に貯めます。
で、その機械に0.5mm相当の雨がたまると「カタン」と倒れて、
その情報を気象庁などに情報を送るのです。
ニュースなどでやっている降水量は、
1時間内に、この「ししおどし」のような機械がどれだけカウントしたかで、
降水量の測定結果を発表している、というワケなんですね~(^-^)h
降水量の表現方法について
ちなみに、ニュースで報道するときなどに、
降水量の表現方法もバラバラにならないよう、統一されてます。
こちらは、その表現方法の一覧です。
表現方法 | 降水量 |
やや強い雨 | 10mm以上20mm未満 |
強い雨 | 20mm以上30mm未満 |
激しい雨 | 30mm以上50mm未満 |
非常に激しい雨 | 50mm以上80mm未満 |
猛烈な雨 | 80mm以上 |
激しい雨は、バケツをひっくり返したように降る雨。
猛烈な雨は、恐怖を感じるほどの雨。
という感じです。
ちなみに、
日本での過去最高の1時間降水量最大を記録した日は、以下のとおり。
場所:千葉県香取
降水量:1時間に153ミリメートル
時期的にも、さながら世紀末、
という様相だったかもしれませんね(^^;
まとめ
今回は、降水量の単位と、その定義について紹介しました。
なんとなくニュースとかで
「おお~、大雨だね~」
と見ている情報も、実はいろいろな決まりや、
仕組みがあって決められているんですよ(^^
だいたい、時間雨量が30mmを超えると、
大雨警報が発令されたりし始めます。
最近はゲリラ豪雨などで、急に川が増水したりするので、
ニュースで大雨警報が出たりするようなときは、
近くの川には近づかないようにしましょう~。
と、いうことで、今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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