警察の階級!キャリア組になるためには?
警察と言ったら何を思い浮かべますか?
ぱっと思いつくのは、交番で街の安全の為に働いている、
お巡りさんですよね(^^
知り合いに警察の人がいるのですが、その人は、
いわゆるお巡りさんをやったことがありません。
今は、結構偉くなって、毎朝、決まった時間に、
みんなの前で話すらしいのですが、
毎日だとネタが切れて大変といっていました(^^;
警察の人なのに、お巡りさんをやったことないって、
いったいどういうことなのでしょうか。
踊る大○査線でも、「キャリア」「ノンキャリア」
なんて言葉がでてきますよね。
そこで今回は、警察の階級がどのように
わかれているのかについて、まとめてみました。
警察の階級について
警察の階級は全部で9段階あります。
- 警察の階級
- 巡査
- 巡査部長
- 警部補
- 警部
- 警視
- 警視正
- 警視長
- 警視監
- 警視総監
上から下に行くにつれて、どんどん偉くなっていきます。
階級については、上記の通りなのですが、
実はこの中には2種類の人達が混在しているのです。
1つは「ノンキャリア組」。
もう1つは「キャリア組」。
それでは、それぞれについて、
もうちょっと詳しくみてみましょう。
ノンキャリア組とは
ノンキャリア組というのは、
地方公務員試験をパスして警察官になった人。
すると、まずは巡査からスタートして、
各地域の警察署や、交番などに勤務します。
一番最初の警察官、巡査の次に「巡査長」という階級もありますが、
これは、呼び名であって、警察法上は巡査と変わりません。
ちなみに巡査長は、巡査と同じくらいの人数がいます。
(^^;
ノンキャリア組だと、頑張ってもだいたい課長クラス、
つまり警部までとなります。
それでもかなり偉いんですけどね(^^;
それでは、次にキャリア組を見てみましょう。
キャリア組とは
キャリア組の場合、国家公務員Ⅰ種(※超難関)を
パスしているので、入口からして違います。
役職からすると、警部補からスタート。
こっからして、警察官全体の上位40%に入っています。
さらに1つ上の階級、警部になると、
警察官全体の上位10%に入ります。
警部以上になると、年収も1000万円を超えてきます。
キャリア組になるには、国家公務員Ⅰ種に合格した上で、
さらに面接に受からなければなりません。
いわゆるノンキャリア組であれば、
試験合格=ほぼ採用決定
となるのですが、狭き門のキャリア組の出世街道に乗るには、
試験合格を前提として、さらにそこからチョイスされるのです。
キャリア組は、「警察官僚」なので、
お巡りさんとは、立場も役職も難易度も、
全然違ってくるのです~。
所属について
警察の階級を話す時にはずせないのが、所属について。
このへんも少し紹介しておきましょう~。
警察の人が仕事をする場合、4種類の働く場所があります。
- 警察署
- 県警本部
- 警視庁
- 警察庁
似たような名前が多くて紛らわしいですね(^^;
ざっくり解説しましょう。
警察署
いわゆる普通の、家の近くにもある警察署です。
地域の安全を守るために、決められた地域内を
パトロールしたり、 「交番」に交代で勤務したりします。
一番身近な「お巡りさん」が勤務しているところですね(^^
全国に1200ヶ所以上、設置されています。
警察署で一番偉いのは署長。
上の図で言うと、警視正にあたります。
県警本部
各道府県庁所在地に置かれている、警察署のトップです。
なので、各道府県に1つずつ、設置されています。
県によって規模は違いますが、関東だと、
神奈川県警や、さいたま県警は規模がかなりおおきですね。
テレビでやってる「警察24時」などにも、よく出てきます。
ちなみに、県警本部のボスは警視監。
規模も大きいので、かなり偉くなります!
警視庁
先ほど「道府県」と書いてありましたよね?(^^
そうなんです。「都」が入ってないのです。
というのも、東京は日本の首都で人口も多いし、
管轄の警察署も、100以上あります。
なので、東京の警察署は「警視庁」という、
特別な名称を持っています。
警視庁のボスは、言わずと知れた「警視総監」。定員は1人。
東京の警察官4万人を束ねる警察官の階級の最高位です。
警察庁
日本の警察のトップにあたるのが警察庁。
警察のトップではあるのですが、地方機関の
都道府県警察を指揮する権限はありません。
教養、通信、鑑識など、警察に必要な行政を
調整している機関なのです。
なのでお勤め先は、都道府県ではなく、国。
つまり、国家公務員となります。
これまで紹介した、4つの所属する場所を、
順番にまとめると以下のようになります。
- 警察署<県警本部<警視庁<警察庁
警察庁勤めになると、一番下っ端でも、
警察署の課長や部長と、同等かそれ以上の階級になります。
あくまで階級でのお話ですけどネ。
まとめ
今回は、警察の階級について紹介しました。
いわゆるキャリア組になるには、
地方公務員試験ではなく、国家公務員試験を受けます。
そんなキャリア組に入るのは、かなり至難の業。
日本の警察で、警視以上は全警察官の内3%しかいません。
役職としては何種類もありますが、実際は、
巡査~警部補で9割以上を占めているのです。
その上、席数も決まっているので、
キャリア組といっても上の方に行くには、
かなりの狭き門を通らなねばならないと言えるでしょう。
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