尻馬に乗るの意味とは?由来や似た意味の類語も

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尻馬に乗る

こんな表現がありますよね。

単なる乗馬の話なのではなく、
なんだかよろしくない意味で使われます。

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乗馬だったら乗るのは馬の背ですよね。
この言葉は、馬の尻に乗るといっています。

なんかかアブなそうな話ですが、じっさいのところはどんな意味なのでしょうか。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方や、
由来についてまとめてみました。

それではさっそくみていきましょう!


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尻馬に乗るの意味

まずは基本的な意味からみていきましょう。

    尻馬に乗るの意味

    よく考えずに人の言動に同調し、軽はずみな行動をとることや、調子に乗って便乗し、そのまま人の真似をすること。

自分でしっかり考えもせずに軽はずみな行動をしたり、すべてを他人まかせにして自分はただ真似をするだけ。

こんな主体性のない浅慮な考えを指摘する場合や、非難する場合に使う言葉です。

由来について

では、どこからこんなことわざが生まれたのでしょうか。
次はこの言葉の由来についてみてみましょう。

「馬尻に乗る」に出てくる「尻馬」というのは、他人が乗っている馬の後部のことをいいます。

つまり馬のお尻に乗るのではなく、他人が手綱を握っている馬に乗っている人任せな状態を指しています。

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また、前を行く馬のお尻にくっ付いて進んでいくという意味もあり、他人の進む道に乗っかり自分では道を決めないことをあらわす際にも使います。

「馬尻に乗る」や「馬尻に付く」という言い方をします。

ただし、「馬の尻に乗る」は間違った使い方となります。


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使い方

では実際にもう少し「馬尻に乗る」の使い方について詳しくみていきましょう。

例文

「事情をよくも知らないのに他の連中の馬尻に乗って彼を責めてしまったことを後悔している」

「自分では何も考えずに人の企画に乗っかるのは人の馬尻に付くようなものじゃないか」

このような使い方ができます。

また、よく考えずに軽はずみに人の考えに同調するような行動は、結果として成功を生まないという意味で「尻馬に乗れば落ちる」という言葉もあります。

確かに考えることを放棄して人に便乗した場合、失敗することが多いかもしれませんね。(^^;

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類語

次に「馬尻に乗る」と同じ意味合いで使われている類義語をみてみましょう。

    付和雷同(ふわらいどう)

    しっかりとした主義、主張を持っておらず、簡単に他人の意見に同調することをいいます。

    よく考えず他人の意見に乗っかる、同調するという部分は「馬尻に乗る」と共通していますね。

    同じて和せず

    修養が足りず思慮の浅い人は、考えもなくむやみに人の説に同調するが、心から和らぎ親しくなることはないという意味となります。

    「馬尻に乗る」とは少し意味が違いますが、考えもなくむやみに同調する者は良い結果を生まないというニュアンスは似ていますね。

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まとめ

今回は「馬尻に乗る」の意味や使い方、由来などをまとめてみました。

よく考えずに人の言動に同調することや、便乗してそのまま人の真似をすることを意味しているんですね。

馬尻というのは馬のお尻そのものではなく、他人が乗っている馬の後部のことをいうので、やはり

自分で操縦せずに楽してる

とか

自分では何も考えず道を決めて貰ってる

という悪いイメージになってしまいますね。

よくビジネスの世界では「デキる人の真似をしろ」とか「仕事はデキる人から盗んで覚えろ」と言いますが、自分の考えなしに人の真似ばっかりというのも危ないよってことですね。

ウマい話にはオチがあります。

ちゃんと背中に載って、操縦できるスキルも身に付けていきたいものですね。

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ


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