逆鱗に触れるの意味とは?どんな部分なの?由来となった漢文について

逆鱗に触れてしまった・・・

よく誰かを怒らせてしまったときに、
このような言い方しますよね。

普通の怒らせるではなく、
もう取り返しのつかないほどキレさせてしまった。

こんなイメージがあります。
できれば使いたくない言葉ですよね。
(^^;

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ただ、そもそもこの「逆鱗」って何なんでしょうか。

逆さのウロコって書きますよね。

なぜウロコに触れることが怒りをあらわすのでしょうか。
どんな由来があるのか気になりますよね。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方、
由来となった漢文などをみていきましょう。


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逆鱗に触れるの意味


まずは基本的な意味をみてみましょう。

    逆鱗に触れるの意味

    目上の人を激しく怒らせてしまうこと。

なんとも…。
フツーの解説ですね。
(^^;

自分よりも年上の人や先輩・上司などの触れられたくないことに関して、うっかり発言をしてしまい、激しい怒りを買ったり、機嫌を損ねさせてしまう状況をあらわしています。

目上の人に対しての発言には十分の注意が必要だということと、言葉というのは一度発してしまうと二度と戻せないということの戒めが含まれていることわざです。

・・・・・・・

では、なぜなのでしょうか。

これは、伝説上の生き物である竜の身体をあらわしています。


竜というのは温厚な生き物なので、まず人を襲うことはありません。

しかし、竜の顎の下に一枚だけあるといわれている逆さまに生えた鱗の「逆鱗」に触れてしまうと竜は途端に怒り狂い人間を喰い殺してしまいます。

この話が元になって、人の怒りに触れることを「逆鱗に触れる」というようになりました。

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由来となった漢文


勘の良い方は気付いていると思いますが、
竜の話は中国の漢文が由来となっています。

まあ、竜と言えば中国のイメージですもんね。
(^^ゞ

中国戦国時代の法家である韓非が記した

韓非子・説難

にその一文は載っています。

では元になっている漢文と書き下し文、現代語訳を見ていきましょう。

漢文


    夫龍之為蟲也、柔可狎而騎也。
    然其喉下有逆鱗径尺。
    若人有嬰之者、則必殺人。
    人主亦有逆鱗。
    説者能無嬰人主之逆鱗、則幾矣。

書き下し文

夫(そ)れ竜の蟲たるや、柔にして狎(な)らして騎(の)るべき也。

然れども其の喉の下に逆鱗の径尺なる有り。

若し人之に嬰(ふ)るる者有らば、則(すなわ)ち必ず人を殺す。

人主も亦逆鱗有り。

説く者能(よ)く人主の逆鱗に嬰るること無くんば、則ち幾(ちか)し。

現代語訳

竜という生き物は従順で、飼いならすことができる。

けれども、その喉の下には一尺ほどの長さの逆鱗というものがある。

もしこれに触れる者がいるなら、必ずその人を殺すだろう。

君主にもまた逆鱗がある。

君主を説得したい者は、その逆鱗に触れないでいられれば、きっと成功するだろう。

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竜には決して触れてはいけない逆鱗というものがあるが、これは君主も同じことで、その逆鱗に触れてしまうと説得は失敗する、という竜をたとえ話にして君主への説得方法を説明している文章なんですね。

日常での使い方


「逆鱗に触れる」というと、何だか仰々しいイメージがありますよね。

小説や映画ではよく聞きますが、日常ではどんな場面で使えばいいのでしょうか。
日常での使い方についてみてみましょう。

例1

飲み会の場面。ついつい上司に言ってしまった一言で怒りを買ってしまったという状況。

「飲みの席でうっかり上司の離婚話をしてしまい、逆鱗に触れた結果、ギスギスした雰囲気になってしまった。」

例2

怖い先生にものを頼みに行くときに、怒らせないように十分に気を付けるようす。

「あの先生は怖いことで有名なので、頼み事ひとつにおいても、その逆鱗に触れないようにすることが大切なのである。」

日常生活だとこういった使い方があります。

目上の人に対して使う言葉なので

部下たちの逆鱗に~

とか

子供たちの逆鱗に~

という言い方はしません。

また自分が怒っているときに使うのも間違いなので、

彼はとうとう私の逆鱗に触れてしまったようだ

という言い方は誤用となります。

まあ、少し面白い言い回しになってしまうのでギャグ漫画などには使われそうですが、日本語としては正しくないですね。

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まとめ


今回は「逆鱗に触れる」の意味や使い方、由来になった漢文についてまとめてみました。
目上の人を激しく怒らせる、という意味なんですね。

逆鱗というのは竜の顎の下に一枚だけある、逆さ鱗のことで、これに触れられると竜はめっちゃ怒るんですって!

・・・ちょっと見てみたい気もしますね~。


目上の人に対して使う言葉なので本来は「妻の逆鱗に~」とか「友人の逆鱗に~」という使い方はおかしいようです。

でも「妻の逆鱗に触れてしまった」って言葉たまに聞きますよね。

確かに奥さんに頭が上がらない旦那は多いですもんね(苦笑)

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ




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