眉をひそめるの意味!眉をしかめるとの違いは?類語や例文もチェック!
「眉をひそめる。」
嫌なことを言われたり不可解なものを目撃した際に、
こんな言い方をすることがあります。
ただ、おなじような言葉の使い方に、
「眉をしかめる」
という言い方もありますよね。
この二つにはどのような違いがあるのでしょうか。
どちらかが誤用だったりするのでしょうか。
「眉をひそめる」も「眉をしかめる」もあまり良い意味では使いません。
どちらもネガティブな表現として使っているイメージが強いですよね。
でも「違いは?」と聞かれると、
はっきりとはこたえられないかったりします。
(^^;
ということで今回は「眉をひそめる」と「眉をしかめる」の違いや、
ことば意味、使い方についてまとめました。
実際に例文を使って使い方をチェックしていきましょう。
眉をひそめるの意味
まずは、「眉をひそめる」の意味からみていきましょう。
- 眉をひそめるの意味
心配なことがあったり、他人の嫌な行為に不快を感じて眉間にしわを寄せること。
漢字だと「眉を顰める」と書きます。
眉と書かず
顰める
だけでも眉間にしわを寄せて不快をあらわすという意味になります。
不快感、不信感、心配事をあらわす表現なので主にネガティブな意味で使います。
眉をしかめるとの違いは?
「眉をひそめる」は、正しい言葉の使い方ですが、
「眉をしかめる」
という言い方は誤用です。
とても間違えやすいですし、「眉をひそめる」と同じ意味でついつい
「眉をしかめると」使ってしまっている人もいます。
なぜ間違う人が多いのでしょうか。
正しくは「顔をしかめる」です。
しかし、この「しかめる」は漢字で書くと
「顰める」になり「ひそめる」とも読むことができます。
そのため頭の中で「眉をひそめる」とごちゃごちゃになってしまい
「眉をしかめる」
という誤用が広がったのではないでしょうか。
× 眉をしかめる | → | 〇眉をひそめる |
× 顔をひそめる | → | 〇顔をしかめる |
このように覚えておくとわかりやすですね。^^
他の言い回しについて
「眉をひそめる」や「顔をしかめる」は同様に、
不快感や不機嫌、心配事、憂いなどをあらわす言葉
となります。
そして他にも同じような意味をあらわす言葉がたくさんあります。
どんな言い回しがあるのかをみていきましょう。
- 眉をひそめるの類義語
- 眉根を寄せる
- 顔をゆがめる
- しかめ面になる
- ふくれっ面になる
- 渋い顔になる
- 苦い顔になる
- 鼻にしわを寄せる
- 額にしわを寄せる
- 顔を曇らせる
このような言い回しがあります。
すべて不快をあらわす言い回しですが、
しかめ面やふくれっ面は怒りをあらわす場合が多く、
顔をゆがめるや顔を曇らせるは悲しみや憂いなどを表現することが多いです。
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例文をチェック
では実際に「眉をひそめる」や「顔をしかめる」を使った例文を紹介していきましょう。
- 例文
1.
「前々から嫌っている相手が現れたので、彼は急に眉をひそめた」
2.
「友人が海外旅行に行っている間に海外でテロ事件が起きたというニュースが入ったので彼女は眉をひそめた」
3.
「その不穏な発言に部長が顔をしかめると、周りは慌ててフォローに回った」
4.
「とても酸っぱいものを口の中に含んでしまったときのように、彼は顔をしかめた」
嫌いなものを目の前にして不快感をあらわすときにも使いますし、
友人の安否がわからず心配な時にも使います。
また、実際に顔にしわを寄せているときにも使いますし、
精神的な不快感をあらわす表現としても使います。
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まとめ
今回は「眉をひそめる」の意味や、似た意味で使う言葉について紹介しました。
間違えやすいですが「眉をしかめる」は誤用であり、
正しくは「顔をしかめる」となります。
漢字が同じ「顰める」なのでややこしいですが、
落ち着いて読み方を考えてみると正しい使い方が見えてきます。
そのほかにも「顔をゆがませる」や「苦い顔になる」など
不快感を顔であらわす言葉はたくさんあります。
文章のニュアンスと一番合う言葉を選んで、
上手に使えると良いですね。^^
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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