一事が万事の意味!使い方や例文も紹介
「一事が万事」
こんな言い方をしたりしますよね。
よく使うことわざですが、
「実は意味がよくわからない。。」
なんて人も多いのではないでしょうか。
(^^;
「一事」は「ひとつの事」という意味ですよね。
そして「万事」は「すべての事」という意味かと思われます。
つなげると、
「ひとつの事」のことは「すべての事」。
うーん。
いったい、どのような意味なのでしょうか。
と、いうことで!
今回は、このことわざの意味や、
具体的な使い方についてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
「一事が万事」の意味
「一事が万事」。
読み方は「いちじがばんじ」となります。
まずは、このことわざの意味からチェックしてみましょう。
- 「一事が万事」の意味
ひとつのことを見れば、他のすべてのことまで推測できるという言葉。
ひとつの小さなことに見られる傾向が、他のすべてのことにおいて現れてしまうというたとえ。
ちょっと、わかりにくいかもしれませんね。
(^^;
例えばその人の部屋を少し見れば、その人の暮らしぶりが見えてきたり、ちょっとした仕草でその人の他の人に対する態度が伺える、というときに使います。
似たようなことわざとしては、以下のようなものが挙げられます。
良い意味と悪い意味、どっちで使う?
「一つのことをみれば、すべてのことがだいたい見えてしまう」
という意味なのは分かりましたが、
具体的にどのように使われるのでしょうか。
一見すると、良い意味でも悪い意味でも使えそうですよね。
しかし、
通常は、目に付いてしまったもの、あまり良くないとされる箇所を見て「他の部分も同様に悪いはず」と推測する場合に使われています。
たとえば性格や生活態度などに対して、ネガティブな意味で使うことがほとんどですね~。
例文
では実際に「一事が万事」を使った例文をみてみましょう。
ひとつを見れば、他のすべても推測できるという意味であり、悪いイメージで使うことが多くなります。
- 例文
「彼らは一事が万事あの調子で外でも迷惑をかけているらしい」
「一事が万事、何も今回のケースに限ったことではない」
「一事が万事と言うけれど、やはりこれが彼女の本質だったんだ」
人の性格や気質に対して苦言を呈したいとき、皮肉を言うときに使うことが多いですが、国や町、環境などの気風が合わないときなどにも使うようですね。
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反対のことわざは?
ここでは、一事が万事の逆の意味になることわざをみてみましょう。
一事が万事の反対のことわざというと少し難易度が高いですが、「物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと」をあらわす「木を見て森を見ず」などが候補に挙げられますね。似たような意味ですが「木を数えて林を忘れる」という言葉もあります。
少しニュアンスはズレてしまうかもしれませんが、ひとつのことばかりに夢中になってしまい全体像を見る余裕がなくなるという意味であれば「鹿を追う者は山を見ず」や「金を攫む者は人を見ず」という言葉もあります。
- 木を見て森を見ず
物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと
- 鹿を追う者は山を見ず
獲物である鹿に気を取られて山全体のことが見えなくなってしまうこと
- 金を攫む者は人を見ず
一つのことに熱中していると、まわりのことが見えなくなるというたとえ
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まとめ
今回は一事が万事の意味や使い方について紹介しました。
一事が万事というのは「ひとつを見れば、他のすべてのことも推測できる」という意味のことわざで、悪い意味で使われることが多くなります。
「一回みただけでそれがすべてだと思うのはどうなの?」
と、思ってしまうかもしれませんが、
それだけ人の判断というのは厳しいの。
誰しも失敗したり、ネガティブな面は持っていたりしますが、一事が万事そのようだと思われないよう、普段の自分の行動にも気を配りたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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