石の上にも三年の意味!由来や使い方、英語での表現方法もチェック!
「石の上にも三年」
辛抱強いことを表す日本のことわざですよね。
三年というところから、
「長く」とか「ずっと」というイメージがある言葉ですが、
これって良い意味なんでしょうか?
それとも、悪い意味なんでしょうか?
なんとなく使っていますが、
改めて考えてみると疑問ですよね。
と、いうことで!
今回は、日本のことわざ、
「石の上にも三年」
の意味や由来、使い方についてまとめました。
英語での表現についても調べてみましたので、
ご参考にしてくださいね。^^
それではさっそくみていきましょう!
石の上にも三年の意味
まずは、石の上にも三年のもともとの意味をみてみましょう。
- 石の上にも三年の意味
つらくても辛抱して続けていれば、いつかは成し遂げられる、成功するということ。
なぜ石かというと、石は冷たいですが長く座り続ければいつかは暖まります。
そこから転じて、長く辛い道でも辛抱して耐えていればいつかは報われるという意味になりました。
コツコツ努力したり辛抱強いという意味で使われることが多いので、良い意味として使われることの方が多くなります。
座右の銘や会社のコンセプトなどでこのことわざを使っている場合も多く見受けられますよね。^^
由来について
次に由来についてみてみましょう。
「石の上にも三年」ということわざには由来があるという説もあり、故事成語ではないかという意見もあります。
確かに「石」とか「三年」とか具体的な言葉が入っているので、
「逸話から来ているのでは?」
と思うのもうなづけますよね。
有名な説としては、以下の説が挙げられます。
しかし達磨大師の方の伝説は、壁に向かって9年坐禅を組んで修業したため脚が腐り落ちてしまったというものであり、「面壁九年」という故事成語の元になっているので「石の上にも三年」の逸話になったというのはちょっと違うのかな、と思います。
また、インドのバリシバ尊者というのは80歳を過ぎてから出家したという高齢の僧のことです。
バリシバ尊者は坐禅石の上で坐禅を組んだまま、三年も横になって休むことはなかったといわれています。
この伝説が「石の上にも三年」の元となったという説は有効なようですが、書物などに関連性があると明確に記されているわけではありません。
ただ、大きな成果を得るためには辛くて長い修行を要するといった考えは共通しているようですね。
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例文
「石の上にも三年」は辛くとも辛抱していればいつか成し遂げられるという意味となります。
では次に実際に使う場合の例文をみてみましょう。
- 例文
「新入社員で慣れないことも多いけれど、石の上にも三年なので、もう少し辛抱してみます」
「石の上にも三年の苦労が実って、彼はこの春にプロデビューを果たした」
英語で説明すると?
今回は、ことわざを英語に翻訳してみましょう。
「石の上にも三年」ということわざは日本独自の感性や言い回しが入っているので、英語に直接訳すのはちょっと難しいですね。
無理矢理、訳してみましょう。
- “three years on a cold stone will make the stone warm.”
ただ、これだと直訳過ぎてあまり「石の上にも三年」のニュアンスが伝わってこないのですね。^^;
上手くニュアンスを伝えるのであれば以下のようになります。
- “perseverance prevails.”
“perseverance”には「忍耐力」という意味があります。
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まとめ
今回は「石の上にも三年」の意味を例文を交えて紹介しました。
「石の上にも三年」は「つらくても辛抱して続けていれば、いつかは成し遂げられる」という意味なので、良い意味で使うことが多くなります。
由来については諸説ありますが、我慢して耐え忍ぶことで苦労を実らせる。といった意味合いは共通していますね。
人間、すぐに諦めてしまいがちですが、事をなすのには多少の我慢はやっぱり必要です。
三年も我慢はしたくないものですが、歯を食いしばってでもやり遂げられる人になりたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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