埒(らち)が明かないの意味と語源!使い方の例文も紹介!
よく小説やドラマのセリフなどで、
「埒が明かない」
っていう言い回しがありますよね。
意味はなんとなく分かりますが、
と、疑問に思うことってありませんか?
私だけ?
(^^;
そこまで私生活で使う言葉でもないので、
正しい使い方もイマイチ分かりにくいですよね。
いったん気になりだすと、とまりません。(笑)
今回は埒が明かないの意味と語源を紹介していきましょう。
正しい使い方の例文も紹介していきますね。
(。・∀・)ノ
「埒が明かない」の意味
埒が明かないという言葉は、
- 「物事の決まりがつかない」
「事態が進展しない」
「なかなか決着がつかない」
という意味があります。
元々は、
- 「物事の決まりが付く」
「事態が進展する」
という意味で「埒が明く」というふうに使われていた言葉だったのですが、
じょじょに否定の意味合いが込められるようになりました。
そうして、現在でも使われる、
「埒が明かない」
という言葉に転用したようですね~。
語源
次は、疑問の中心、「埒(らち)」についてみていきましょう。
埒が明かないの「埒」というのは見慣れない文字ですよね。
これは、
のことを指しています。
語源は諸説ありますが、
一説には馬場に設けられた囲いのことを指し、
競馬では囲いが外れなければ勝負も始まらないし決着も付かないことから、
「埒が明かない」
という言葉になったと言われています。
また一方では、埒とは春日大明神祭礼のときに、
人が近づき過ぎないように設置するしきりのことで、
埒が開かれると近づけることから、
「しきりがとれる」ことを「埒が明く」といい転じて、
物事が順調に運ぶ
意味として使われるようになった。
という説もあります。
使い方と例文
では実際に「埒が明かない」の使い方を紹介していきましょう。
会社の会議などが効率よく進まないときなどに
- 「クライアントに直接会ってみないことには埒が明かない」
「みんな好き勝手な意見を言っているだけでは埒が明かない。もっと意見をまとめないと」
というような使い方をしたります。
また、物事が片付かない、はかどらないというニュアンスもあるので、
- 「次から次へと問題が起きるので埒が明かないの」
「仕事をしようとするといつも邪魔が入るので埒が明かない」
という使い方もします。
類語
では、「埒が明かない」を他の言葉で言い換えるとどうでしょうか。
埒が明かないという言葉は、
「同じことを繰り返して進展がない様」
という意味があるので、
「押し問答」
「いたちごっこ」
などが類義語として挙げられますね。
(^-^)h
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まとめ
今回は「埒が明かない」の意味と語源を紹介しました。
普段何気なく聞き流していましたが、
埒という言葉は「柵」や「仕切り」の意味合いがあったんですね~。
「使ってみたいけど、伝わりにくいかな。」
なんて場合は、今回紹介しました、
類語を言い回し方として使ってみるのも良いですね。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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