善は急げの意味!反対の意味のことわざは何がある?
「善は急げ!」
急いでいるときや、何か思いついたときにとかって、
よくこんな言い方をしますますよね。
善は良いという意味なので、急いだほうが良い、急ぐ方が良いことが起きるよ、という意味なのは分かりますが、なぜ急いだほうがいいのでしょうか。
どういった場合にこのことわざを使えば良いのでしょうか。
また反対の意味のことわざや、
似たことわざにはどのような言い回しがあるのでしょうか。
と、いうことで!
今回は「善は急げ」の意味や、反対の意味のことわざについてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
善は急げ!
善は急げの意味
まず、基本的な意味からチェックです。
- 善は急げの意味
良いと思ったことは躊躇せずに急いで実行するべきだ、ということ。
・・・・・
そのまんまですね。(笑)
思い付いたことはただちに実行するべきで、躊躇してしまうと好機を逃してしまうこともあるという戒めの意味もあります。
本来は、
「善は急げ、悪は延べよ」
という言葉でしたが、使われるうちに短くなって「善は急げ」になったようです。
「悪は延べよ」というのは、
- 悪いことはなるべく後回しにした方が良い、後回しにしておけば後々やる必要がなくなることもあるから、
という意味があります。
使い方と例文
良い思い付きや計画がある場合、やるべきかどうかを迷ったり、チャンスをうかがっているうちにタイミングを逃してしまったり、誰かに出し抜かれてしまうこともあります。
そうならないために、
という意味合いで使う言葉ですね。
分かりやすく例文で使い方を紹介していきましょう。
「良い企画を思い付いたならすぐに企画書にして提出しなさい。善は急げというし、先に誰かにやられてしまったり、状況が変わってしまう可能性だってあるんだよ」
「健康のために禁煙を始めるのなら早い方が良い。早く健康な身体を手に入れれば、その分長生きができる。まさに善は急げだ」
このような使い方ができます。
やるなら今しかない!という状況ではなく、どちらかというと余裕があり今やらなくてもいいような状況において、
「グズグズしてる暇があるならすぐにやりなさい」
というふうに使います。
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反対の意味のことわざ
では「善は急げ」と反対の意味を持つことわざには何があるのでしょうか。
いくつかみていきましょう。
急いては事を仕損じる
急いでやってしまうと焦るので失敗する確率が高くなります。
なので大切な仕事こそきちんと考え、じっくり事に取り掛かった方が良い、という意味のことわざです。
同じ状況において「善は急げ」とは真逆の戒めをあらわしていることわざですね。
悪は延べよ
これは「善は急げ」に続く言葉なので反対の意味とは少し違いますが、
「良い思い付きはただちに実行すべき」
という言葉に対して
「悪いことはできるだけ引き伸ばした方が良い」
という言葉は対語になっていますよね。
急がば回れと
「急がば回れ」というのは、急いで物事を成し遂げようとするときは、危険を含む近道を行くよりも安全な遠回りを行くほうがかえって得策だという意味です。
危険な道というのは何があるか分からないので、事故をおこしたり迷ったりするとかえって到着が遅れてしまいます。
遠回りでも安全な道を選んだ方が、結果的に早く着くということを意味しています。
「善は急げ」というのは、良いと思ったことは躊躇せずに急いで実行するべきだ、という意味なのでちょっと意味合いは異なりますよね。
慎重や確実性を意味する「急がば回れ」と、好機を逃してはいけないので急いで行動すべきだという「善は急げ」は逆の意味合いとなります。
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まとめ
今回は「善は急げ」の意味や、反対の意味のことわざについて紹介しました。
良い思い付きは躊躇せずにただちに実行すべきだ、という意味でした!
音の響きは「急がば回れ」と似ていますが、意味合いは異なるようですね。
「善は急げ」の言葉通り、やろうかやるまいかグズグズと悩んでしまい好機を逃してしまうことって多いですよね。
駄目になってから、
「ああ~、あのとき実行してればよかった~」
って後悔します。
後悔しないためにもチャレンジ精神を持つことって重要なんですね!
でもあまりにも見切り発車すると「急いては事を仕損じる」になるので注意が必要です。
「急げ!」と言ったり、
「回れ!」と言ったり、
「急ぐな!」と言ったり、
ことわざに出てくる格言もけっこう適当ですね。(笑)
きっと、シチュエーションや、その人の性格によっても、
「今、どうすべきか」
は変わってくるのでしょうね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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