鬼の首を取ったようの意味!使い方や類語は?誤用にも注意!
「鬼の首を取ったような言い方」
「鬼の首を取ったような態度」
ものすごい勢いの言い方や態度をとった時、
こんな表現をすることがありますよね。
鬼なんて、なんだかすごい物言いですが、
どんな意味を持つ表現なのでしょうか。
「鬼の首」なんていうとちょっと恐いイメージありますが、
実際にどんな場合に使ったらいいのでしょうか。
と、いうことで!
今回はこの言葉の意味や、
注意したい言い回しについてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
鬼の首を取ったようの意味
まずは、この言葉の意味からみてみましょう。
- 「鬼の首を取ったよう」の意味
大きな手柄を立てたと思い、過剰に得意になっているようすや、大喜びしているようすのこと。
「手柄」というキーワードが出てきましたね~。
手柄を立てて喜ぶ、というのは当然のこと。
ですが、この場合はそう大きな手柄でもないのに過剰に喜んでいるようすや、人に対して得意顔になっているようすをあらわしています。
なぜ鬼かというと、日本の昔話にでてくるは、悪いものの象徴です。
そんな鬼の首を討ち取ったかのような手柄の大きさ。
また、そんな鬼を打ち取った俺はものすごいう英雄。
といった大きな態度をあらわしているためですね。
使い方について
では実際にどのような使い方が適切なのでしょうか。
例文をみてみましょう。
- 例文
「一回戦で勝っただけなのに、鬼の首を取ったような態度で威張り倒していた」
「彼は大した成果もあげていないのに、鬼の首を取ったように大喜びしている」
このような使い方ができます。
過剰に喜んでいる人、得意になっている人を冷やかして言ったり、皮肉として使うことが多いですね~。
Sponsored Link
誤用に注意!
最近では、人のミスに対して過剰に責めたり、しつこく追求する事に対して「鬼の首を取ったよう」と表現することがあります。
しかしこれって正しい使い方なのでしょうか。
まず、「鬼の首を取ったよう」というのは、大きな手柄を立てたと思い、過剰に得意になっているようす、喜んでいるようすのことです。
人のミスに対して過剰に責めるっていうのは・・・。
なんだかちょっと違うように思いますよね。
実はこれは誤用であり、「鬼の首を取ったよう」を使うのは間違っています。
「鬼のような形相で」などであれば問題ないですが、「手柄」というニュアンスがないと、「鬼の首を取ったよう」の表現方法は使えないんですね~。
類語を紹介
ここでは、「鬼の首を取ったよう」と似ている意味を持った類語をみてみましょう。
→ 世界を手中に収めたかのようなようす。
→ 得意そうな表情をすること。
このような言葉が似た意味として使われます。
Sponsored Link
まとめ
今回は「鬼の首を取ったよう」の意味を紹介しました。
大手柄を立てたように、さも得意気になるようすをあらわしているんですね。
ただ単に、
「すごい剣幕だった」
「激しい勢いだった」
といった状況を表すときに使われることがありますが、「手柄」をいうニュアンスが入っていない場合は誤用となります。
「過剰に喜んでいる」
という状況もポイントですね。
「鬼の首を取ったような態度だけど・・・」
など、後に打ち消して使われることも多いです。
あまり自分に対して使われたらうれしくない言葉ですね。
何かで成功を収めても、あまり大っぴらに喜ばずに心の中でガッツポーズをして、表の態度はスマートでありたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
最近のコメント