「なるほどですね」は敬語として間違い?正しい言い方は?
社会人になると、正しい敬語を使えるように気を付けなくてはいけませんよね。
目上の方との会話や、商談中に相づちを打つ場面で、
「なるほどですね」
という言葉を聞くことがありますが、
これは敬語として間違っているのでしょうか。
今回は「なるほどですね」という言葉が敬語としてあっているのか。
また、正しい相槌の打ち方について紹介します。
「なるほどですね」は敬語としてあってる?
最近はビジネスの場面で相手に、
「なるほどですね」
という言葉を使うシーンを見かけますが、
敬語としては少し問題があるようです。
おそらく、
「なるほど。そうですね」
を省略した言い方となるかと思いますが、目上の方やかしこまった場面で言葉を省略してしまうのは少し違和感を感じます。
そもそも「なるほど」という言葉は、
という意味合いがあります。
なので、目上の方に対して肯定や認めるというニュアンスの言葉を使うのは正しくないという意見もあるようですね。
もともとは福岡の表現という説
なぜ、このような言い回しが使われるようになったのでしょうか。
実は「なるほどですね」は福岡の方言だという説があります。
「~たい」「~ばい」などの福岡方言は有名ですが、
語尾に「~ですね」と付ける言い方も九州地方では多いといいます。
なので、「なるほど」に福岡方言である「ですね」を付けた場合には、
「なるほどですね」
という相づちになってしまうこともあるみたいです。
ただ、これは敬語と言うよりは話し言葉なので、
やはり敬語としては正くないという意見が多くなっています。
正しい使い方と言い換え表現
では、どのような表現であれば、適切となるのでしょうか。
「なるほどですね」という言葉を言い換えるのであれば、
「なるほど。そうなりますね」
など、略さないで普通に言うと変な感じはしません。
が、先にも記述したように、
「なるほど」
という言葉自体が敬語としてふさわしくないという見方もあります。
そういった場合の言い換えとしては、
「ごもっともですね」
などが適切となります。
こちらは敬語なので目上の方に対して使っても不敬にはあたりません。
どうしても「なるほど」という「感心」や「感動」のニュアンスを入れたい場合は、
その時のシチュエーションにもよりますが、
「大変勉強になりました」
などの言葉を付け加えるといいですね。
まとめ
今回は、
「なるほどですね」
という言葉が敬語として正しいのかどうかについて紹介しました。
やはりビジネスの場面では引っかかりを覚える人が多いという意見が多数。
なので、できれば使わない方が無難でしょう。
「ごもっともです」
などの言い換えを覚えておくといいですね!
クセになっていると、ついつい口から出てしまいがちなので、
意識して話すようにすると良いですね。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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