腰を痛めない腹筋の鍛え方!初心者の女性でも簡単にできるよ
自宅でのトレーニングと聞くと、「腹筋運動」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
腹筋運動用の健康器具が、一世風靡したこともありました。
引き締まったお腹は、いつでも憧れの対象ですし、逆にお腹周りが引き締まらないと、悩み続けている方も少なからずいらっしゃると思います。
しかし、間違った方法で鍛えると、怪我に繋がったり、思ったようにお腹周りがデザインできなかったりと、せっかくの努力が報われません。
今回は、シンプルかつ効果的に腹筋を鍛える方法をお伝えしますので、まずは1日1分からエクササイズを始めてみましょう。
腰を痛めない腹筋の鍛え方
ひとくちに「腹筋」と言っても、細かく分けると腹直筋や腹斜筋、腹横筋など様々な筋肉に分けられます。
いわゆる「6パックの筋肉」は腹直筋で、最も表層の筋肉なので目に付きやすいです。
その周囲に腹斜筋や腹横筋などが存在しているのですが、腹直筋だけを鍛えるよりも、腹筋群全体に刺激を与え鍛えていくことで、お腹周りはより引き締まった印象になります。
腹筋を行うときには、「クランチ」や「シットアップ」など、いわゆる「上体起こし」の動作を行う方が多いのですが、この種目は腰や首を痛めやすいので注意が必要です。
背中が、床と接した状態から起き上がる動作は、腰が丸まりやすく、動作の中で背骨(とくに腰椎と呼ばれる部分)が、極端にカーブして、終わったあとに腰が痛くなることもしばしばです。
また、動作を行うときにも、背中が反った状態から、勢いをつけて起き上がることで、背骨のストレスが増えるので、頑張った分だけ腰が痛くなる、ということにつながってきます。
この動作では、腹直筋以外の腹筋への刺激が弱く、体幹全体を鍛えることにはあまり向いていないように考えます。
そこで、今回は「プランク」をおすすめします。
また、体幹部分の筋肉をコントロールする訓練を行うことで、スクワットや腕立て伏せなど、その他のエクササイズを安定して行えるようになってきます。
それでは、動作の案内をします。
この種目も、ヨガマットの上で行うのがオススメです。
- プランクの動作
- 四つん這いになり、肩の真下に肘をついて「スフィンクス」のようなポーズをとります。
- 足を伸ばして、腕立て伏せのスタート位置に持っていきましょう。つま先立ちの状態です。
- 肘とつま先で体を支えて、腰を浮かせます。この時に「頭の先から踵までが一直線」になるように意識しましょう、腰が浮いたり沈んだりするとNGです。
- 腰を浮かせた状態をキープし、動作中は呼吸を止めないようにしておきましょう。
こちらの動画が、フォームの確認にオススメです!
(フォームの確認用動画です!https://www.youtube.com/watch?v=oW13FpsTIoo
まずは20~30秒行ってみてください。
できるようになってきたら、時間を延ばして、1分2分とボリュームを増やしてみましょう。
1日1~3セット位を目安にして行えると良いですね。
椅子に座って行うエクササイズ
もう一つ、椅子に座って行うエクササイズを紹介します。
- ニートゥチェスト
この種目では、腹筋の下部を鍛えていきます。
ここを鍛えることで、下腹の引き締めを行っていきます。
これはプランクを行ったあとに、追加で行うことをオススメします。
まずは基本のプランク、慣れたらニートゥチェストも、合わせて行って頂くとより効果的です。
今回は椅子に座って行う方法を説明します。
ソファなどではなく、ダイニングチェアやパイプ椅子を使って行いましょう。
- ニートゥチェストの動作
- 椅子に座ったら、座面を両手で掴みます。
- 足を浮かせて、自分の胸の前に膝がくるように引き寄せていきましょう。
- 足を前方に伸ばしていきます。この時に足が床につかないように注意です。
- 2→3を繰り返して行います。足を引き寄せるときに息を吐いて、伸ばすときに吸いましょう。
回数は10~20回くらいを目安に、2~3セット行ってみてください。
(フォームの確認用動画です!https://www.youtube.com/watch?v=oW13FpsTIoo)
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注意点
プランクは比較的怪我しにくく、特別な器具も必要としないので、自宅でのトレーニングにはオススメのエクササイズです。
ただし、腰が下がった状態で行うと、怪我のリスクが高くなります。
もともと腰痛がある方は、フォームの確認をしっかり行って、「正しいフォームで何秒できるか!」ということを、意識してくださいね。
ニートゥチェストは、プランクよりも難易度が高いエクササイズですので、「プランクだけじゃ物足りない!」と感じた時に、追加で行ってみて下さい。
いずれの種目も、呼吸を止めずに行うことがポイントです。
息を止めたまま行うと、気分が悪くなることもありますのでご注意を!
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効果とポイント
プランクは腹筋全体を鍛える種目ですので、エクササイズを行うことでお腹の引き締めや、「お腹に力を入れる」という意識を高める効果を期待します。
お腹に力を入れることに慣れると、腹筋以外のエクササイズでも腹部に力が入りやすくなり、よりフォームが良くなる→効果UPにつながります。
ニートゥチェストは腹筋の下部を鍛える種目です。
ポッコリお腹の予防・解消に役立つエクササイズですので、女子の皆様には是非オススメです!
また、腹筋は内臓(胃や腸)の位置を正しく保つ役目や、姿勢を良くするためにも働く筋肉です。
鍛えておいて損はないので、頑張って行っていきましょう!
ポイントですが、腹筋のエクササイズにおいて、「お腹の筋肉を意識する」ことがはじめの一歩となります。
ですので、プランクで筋肉を意識できるようになってから、ほかの種目にトライしていきましょう!
鍛える筋肉が意識できないと、エクササイズの効果は減ってしまいます。
焦らず、まずはプランクから!
腹筋のエクササイズは、脚や胸のエクササイズと同じくらい、たくさんのバリエーションがあります。
しかし!筋肉が意識できないと、「何のためにやってるの?」というふうになりがちです。
基本の種目をまずは抑えて、慣れてきたら新しいエクササイズを足していきましょう。
お腹の筋肉は毎日鍛えてもOKですので、普段のエクササイズにプラスして、プランクにも挑戦してみてくださいね!
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