三顧の礼の意味とは?由来や漢文の現代語訳を紹介!

三顧の礼

こんな言葉をご存知ですか?

文字だけ見ると、三回顧みて礼儀をあらわす

となりますよね。

しかし、三回も顔を出すのはしつこくて鬱陶しいイメージがあります。
これが礼儀に当たるとはどういう意味なのでしょうか。

この言葉は中国の漢文に由来があります。

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いったい、どんな話が元になっているのでしょうか。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味使い方、元になった漢文などをまとめました。
分かりやすく現代語訳にして意味をみていきましょう。

三顧の礼の意味


まずはそもそもの意味からみてみましょう。

    三顧の礼の意味

    地位ある人や目上の人が、能力のある人に対して礼を尽くして物事を頼むことのたとえ。
    また、目上の人がある人物を見込んで特別に優遇するような場合にも使う。

このことわざは、会社の社長や組織のトップ、企業の代表など地位のある人がわざわざ足を運んで礼を尽くすような場合に使う言葉ですね。

目上の人がそれだけの礼を尽くすほどに価値のある存在、能力のある人材だ、ということをあらわしています。


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由来について


「三顧の礼」というのは中国の故事に由来する言葉となります。

これはの劉備が、諸葛亮を軍事として迎えるときの場面をあらわしています。
三国志好きであればピンときた方もいるのではないでしょうか。
(^^

では実際にどんな文章なのか。

漢文と書き下し文、それにたいする現代語訳をみていきましょう。

漢文


    先帝不以臣卑鄙、猥自枉屈、三顧臣於草廬之中、諮臣以當世之事。
    由是感激、許先帝以驅馳。

書き下し文

先帝臣(せんていしん)が卑鄙なるを以てせず、猥(みだ)りに自ら枉屈(おうくつ)して、三たび臣を草廬の中に顧み、臣に諮るに当世の事を以てせり。

是に由りて感激して、先帝に許るすに駆馳を以てせり。

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現代語訳

先帝は臣を田舎者とせず、直々に身を屈して草廬中の臣を三たび訪問し、当世の情勢について臣に諮問しました。

これがきっかけとなり臣はいたく感動激情し、ついに先帝のもとで身を尽くすことを誓ったのです。

先帝というのは劉備のことで、というのは若き諸葛亮をあらわしています。

つまり、高い地位にある劉備が身分の低い諸葛亮に対して最高の礼儀を尽くして家に通い、軍師になってくれるようにと頼み込み、その姿勢にいたく感動して諸葛亮は劉備の元で働く決心をした、という話なんですね~。

使い方


このことわざができた経緯は分かりましたが、どんな場合に使ったらいいのでしょうか。
具体的なシチュエーションを交えて紹介していきましょう。

三顧の礼 竹中半兵衛と豊臣秀吉の話

    織田信長は竹中半兵衛(重治)を家臣として迎えたいと思っていたがなかなか上手くいかない。

    そこで美濃攻めで頭角を現していた秀吉(木下藤吉郎)に竹中半兵衛の勧誘を命じた。

    秀吉は栗原山に隠棲していた半兵衛のもとへ足繁く通い、説得に説得を重ねてついに了承をもぎ取ったという。

これは日本の話ですが、分かりやすい「三顧の礼」の具体例ですよね。

秀吉が竹中半兵衛を勧誘した話は、三国志の劉備と諸葛亮の逸話になぞらえたものなので、後に作られた創作であるという説が強いです。

しかし竹中半兵衛は直接織田信長の家臣なるのではなく、秀吉の家臣になるという条件で了承したといわれているので、会話の中で秀吉の天性の才能を見抜いていたのだろうともいわれています。

これを文章にするなら

「竹中半兵衛は三顧の礼を尽くしてでも得たい人材であったのだろう」
「家臣にあの男を引き入れるためならば、秀吉は三顧の礼も厭わなかったのだろう」

と、このようになります。

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まとめ


今回は「三顧の礼」の意味や使い方、元になった漢文などを紹介しました。

地位ある人が、能力のある人に対して礼を尽くして物事を頼むことのたとえでした!


地位の高い人、立場のある人というのは些細なことをでは動いたりせず、ずっしりと座っているイメージですよね。

あまりちょろちょろ動くと、

なんだ、大したことないのかな

と軽んじられてしまいそうです。


しかし、貴重な人材のためにはそんなリスクも厭わず、みずから陣頭に立ち、苦労を省みずに頭を低くして説得に当たることもトップとして時には必要なこと。

そんなふうに勝負どころをわきまえている人ってカッコイイですよね!

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ




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