重箱の隅をつつくってどんな意味?どんな人?使い方や類語もチェック!

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じゅうばこのすみをつつく

細かいことにうるさい人やチクチクと嫌味を言う人などに対して、こんなことわざを使うことがあります。

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なぜ重箱なのでしょうか。

隅をつつくと、どうして「うるさい」「細かい」という意味になるのでしょうか。

と、いうことで!

今回はこのことわざの意味や使い方、
類語などをまとめてみました。


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重箱の隅をつつくの意味

まずは基本的な意味をおさらいしましょう。

    重箱の隅をつつくの意味

    どうでもいいような非常に細かいことばかり取り上げて、口うるさく言うことのたとえ。

重箱というのはお正月に食べるおせち料理の入ったあのお重のことですよね。

このことわざは、あの大きなお重の四隅に残ったものを楊枝でつついて食べているようすをあらわした言葉で、そこから転じて、余計なことやつまらないことばかりに神経を使うさま、こせこせとしたいやらしい態度をあらわすようになりました。

本質(重箱)ではなく、どうでもいいようなもの(四隅)ばかり取り上げてうるさくいうことから、本質が見えていない、些細なことばかり詮索したがる人をなじったり揶揄する言葉としても使われています。

例)

「あの人は重箱の隅をつつくような人ね」

では、重箱の隅をつつくような人とはいったいどんな人なのか。

次に具体的な事例をみてみましょう。


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重箱の隅をつつく上司

よくドラマなどで細かいことばかり言う嫌な上司が出てきますよね~。

でも現実社会にだってこういった「重箱の隅をつつく上司」というのはどこの職場にでも一人はいるのではないでしょうか。

しかし単純に厳しいとか、すぐに怒鳴るという意味ではありませんよね。
どんな上司に対して使う言葉なのか見ていきましょう。

    例1

    うちの職場の上司は、いちいち仕事に対して細かくて煙たがられています。

    部下の企画書のチェックでも、

    ホッチキスで止める位置が悪い

    とか

    文字の大きさが読みづらい

    ばかり注意して、肝心の企画書の中身の話にまでいきません。

    本当に重箱の隅をつつくような上司だ、とみんなに言われています

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    例2

    職場のお局様の話なのですが、部下への注意がとても細かいことで有名です。

    業務に関する注意であれば納得できるのですが

    歩き方が汚い

    とか

    お化粧が濃すぎる

    とか

    服の色が明るすぎる

    とかプライベートなことでも気に入らないと口を出してきます。

    この間なんて持っているペンの趣味が悪いと、非常に細かい注意を受けました。

    彼女のような人を重箱の隅をつつくような上司と呼ぶのでしょうか。

単純に厳しいというだけでなく、本来の注意事項とは少しズレた部分にまで口を出す人のことを、

重箱の隅をつつく上司

と呼ばれているのがわかりますね。

また、どんなに細かくても部下が納得していればこう呼ばれることはないので、部下の納得を得ていないという状況もあらわしています。

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重箱の隅をつつくような性格の人

では次に性格についてみてみましょう。

重箱の隅をつつくような性格の人とは、いったいどのような人なのでしょうか。

    例1

    「友人は人のミスを指摘するのが好きで、些細な言い間違えやスペルミスをすぐに注意する。

    まさに重箱の隅をつつくような性格である。

    例2

    私は神経質な性質で、息子の嫁の掃除し忘れや洗濯物のシワ、箸の使い方などすぐに気になってしまう。でも重箱の隅をつつくような性格と言われたくないのでぐっと堪えている

    こういった細かいことが目につく性格、また些細なことをすぐに指摘したくなる性格を指して「重箱の隅をつつくような性格」と表現されます。

「重箱の隅を楊枝でほじくる」とも

「重箱の隅をつつく」で検索すると

重箱の隅を楊枝でほじくる

とか

重箱の隅を杓子で拭う

とか

重箱の隅を楊枝でつつく

など同じようなことわざがたくさん出てきます。

それぞれの意味を調べてみるとちょっとずつ違いがあります。

    重箱の隅を楊枝でほじくる

    非常に細かいことまで問題にして、口うるさく言うこと。

    重箱の隅は杓子で払う

    些細なことは細かく干渉したりしないで大目に見るべきである。

    重箱の隅を楊枝でつつく

    どうでもいいような細かいことばかり指摘し口煩いことのたとえ。

と、このようになります。

「重箱の隅を~」ということわざは様々なバリエーションがあるようですが、意味はどれも似たり寄ったりなので同じことをあらわしているようですね。

類語について

では「重箱の隅をつつく」の類語をみてみましょう。

類語

  • 揚げ足取りをする
  • 粗さがしをする
  • 言葉尻を捕らえる
  • 片言隻句をとらえる
  • などがあります。

    「揚げ足取りをする」や「言葉尻を捕らえる」は相手の言い間違えや些細な言葉使いをいやらしく指摘するイメージですよね。

    また「粗さがしをする」は相手の失敗や弱みがないか、必死で探すような意地悪いイメージがあります。

    「片言隻句をとらえる」は本質とは違うことばかり指摘するようすをあらわしているので「重箱の隅をつつく」にはとても近いですよね。

    職場やビジネスにおいて、こういった細かい注意は必要なことなのかもしれませんが、多くの場合は些細なことばかり口うるさく言う人に対しての嫌味、悪口、呆れの意味合いで使う場合が多くなります。

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    まとめ

    今回は「重箱の隅をつつく」の意味や使い方をまとめてみました。

    非常に細かいことばかり取り上げて、口うるさく言うことのたとえなんですね。口うるさい上司や細かい性格の人に対して

    「まったく、あの人は重箱の隅をつつくような人だ」

    というネガティブな意味合いで使います。

    褒め言葉として使うことはまずないですし、煙たがれる人というイメージはありますが、しかし社会人である限りは部下や同僚への注意は必要ですよね。

    逆に細かい部分に気が付かな過ぎると「あの人は目端が利かない」「注意力が足りない」と言われてしまいます。

    社会で上手に生きていくって難しいですよね~。

    つまり注意をするにしても些細なことを見逃すにしても、限度や程度のバランスが大切になってきます。

    教育と神経質の間ですね。

    難しい。
    実に難しいですね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ


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